コペン("Copen"、"COPEN")は、ダイハツ工業が製造・販売する軽自動車規格の前輪駆動2人乗りオープンカーである。ダイハツとしては1993年に生産中止となったリーザスパイダー以来の軽オープンカーであり、軽市販車では世界初となる電動油圧ポンプの開閉式ルーフのアクティブトップ仕様をもつ。「コペン」の車名は、発売前のショーモデル時代は「コンパーノ」の名称の復活も検討されていたが、ダイハツ・新宮会長(当時)が新しい名称への移行を求めたために「軽オープン」から「KOPEN」と名付けられた。後に軽自動車のKをコンパクトカー(Compact car)のCに変え「Copen(Cのみ大文字)」に落ち着いた。2代目もショーモデル時代は「KOPEN」であったが、発売時には「Community of Opencar life」から「COPEN」となった。車名ロゴは全て大文字となったが、2代目発売後も「Copen Club」「Copen Site」のように、初代の英表記「Copen」も使用されている。なお、同社の車両型式の表し方は原則末尾がS(セダン)かV(バン) であるが(他にテリオスキッドやアトレーワゴンなどのステーションワゴンは(G)) 本車 はオープンカーのみに付けられる「K」となっている。47kW(64馬力)を発生する直列4気筒DOHCツインスクロールターボJB-DETエンジンを搭載する。トランスミッションにはスーパー5速MTおよびスーパーアクティブシフト付電子制御式4速ATから選択することができる。登場当時は同一グレード同士で比較した場合MT車とAT車の価格が同一であり、AT車が割高な当時としては珍しかった。製造は同社の「ミゼットII」同様、ダイハツ本社(池田)工場第2地区 「エキスパートセンター」が担当し、「D'sus」(ダイハツ社内の技能認定制度)2級以上を取得した熟練技能者の手作業による最終調整が施されている。ボディカラーの接頭にある「DC-」とはDouble Clear塗装の略で、クリア塗装を2回繰り返す5層コートを採用することによって、より深みのある艶やかな輝きを実現している。なお、2010年7月まで販売されていたホワイトは4層コートである。また、Double Clear塗装によって、ボディ保護や耐性が上がるとはカタログでは一切記述されていないので、購入の際は注意が必要である。ダイハツのCMの最初の「Innovation for Tomorrow」(2007年2月まで「ワンダフルスモール・ダイハツ!」)という部分で一瞬でロゴを横切っているのはこの車であった。アクティブトップ(2002年6月-2012年8月)ディタッチャブルトップ(2002年9月-2007年8月)レザーパッケージ(2007年9月-2009年8月)特別仕様車「ファーストアニバーサリーエディション」(2003年7月23日-2004年5月)特別仕様車「タンレザーエディション」(2004年6月-2009年8月)特別仕様車「セカンドアニバーサリーエディション」(2004年6月-2006年5月)特別仕様車「アルティメットエディション」(2006年6月-2007年8月)ダイハツ100周年記念特別仕様車「アルティメットエディションIIメモリアル」(2007年9月-12月)特別仕様車「アルティメットエディションII」(2008年1月-2010年7月)特別仕様車「アルティメットレザーエディション」(2009年9月-2010年7月)特別仕様車「アルティメットエディションS」(2010年8月-2012年8月)特別仕様車「10thアニバーサリーエディション」(2012年4月-2012年8月)2005年、東京モーターショーなどにコンセプトカーとしてボディを拡大し、1.5Lエンジンを搭載した「コペンZZ」が出展された。また、2007年に「OFC-1」、2011年に「D-X」、2012年に「D-R」がコペンと同様の軽規格でオープンカーとしてモーターショー等にて出展された。2003年7月よりイギリスやオーストラリアなどへ輸出を開始した(660cc、アクティブトップのみ)。なお、日本車としては異例なことだが、右ハンドル仕様のみであるにもかかわらず、同時期にドイツ向けの輸出もなされていた。ダイハツ・コペンのドイツ公式サイトでは「Lenkung: Rechtslenker(ハンドル位置:右)」、という注意書きがなされていた。その後、2005年10月よりNA、1.3L、左ハンドル仕様が用意され輸出を開始した。2007年からは同右ハンドル仕様も輸出を開始したが、日本での1.3L普通車仕様の販売は行われなかった。輸出仕様の1.3Lエンジンはブーンなどに使用されているものと(表記方法の違いによる出力差はあるものの)基本的には同一のK3-VE型である。輸出仕様の1.3Lエンジン搭載モデルの一部には16インチ(国内モデルは15インチのみ)DAIHATSU純正アルミホイールを履いたモデルもあった。(タイヤサイズは195/40 R16)製造終了から1年10か月を経てショーでにて発表後フルモデルチェンジされた。2代目では新たな骨格構造「D-Frame」および脱着構造「Dress-Formation」が特徴である。外装は「ローブ」「エクスプレイ」「セロ」で全く異なるパーツを使用している。初代と異なり、ドアミラー・ルーフ・バックパネルはブラック(ブラックマイカメタリック〈X07〉ボディと同色)塗装、ドアアウターハンドルはシルバー(ブライトシルバーメタリック〈S28〉ボディと同色)塗装、Aピラーとフロントガラス上端のボディはエンジンルーム等と同様にソリッドのブラック塗装で統一されてある。ボディカラーは「ローブ」「エクスプレイ」がそれぞれに8色、「セロ」が9色の設定となっている。2016年4月現在、「エクスプレイ」専用色として「オフビートカーキメタリック」、「ローブ/セロ」専用色として「リキッドシルバーメタリック」、「セロ」専用色として「ブリティッシュグリーンマイカ」が設定されており、残りの7色は「ローブ」「エクスプレイ」「セロ」共通カラーとなっている。内装は、全車インパネ・トリム基調色を全車ブラックに統一され、それぞれの色を基調とした「ベージュインテリアパック」「ブラックインテリアパック」「レッドインテリアパック」無償のメーカーオプションとして選択することができる。メーターは、全車自発光式3眼メーターを採用するが、「ローブ」はブラックリングとシルバーヘアライン加飾を、「エクスプレイ」はシルバーリングとレッドグラフィック盤面を、「セロ」はシルバーリングとブラック盤面をそれぞれ採用。インパネガーニッシュもスタイル・グレードで異なり、「ローブ」はセンタークラスターと同じカーボン調を、「エクスプレイ」と「セロ」はシルバーをそれぞれ採用し、「セロ」はインパネガーニッシュの範囲を運転席まで広げている。また、エアコン吹き出し口の上にインパネオーディオクラスターがあり、それをステアリングスイッチとともに取り外すことのできる「純正ナビ・オーディオ装着用パックレス」をメーカーオプションとしている。エンジンは初代のJB-DET型から、DVVTを採用したKF型(KF-VET型)に変更となり、最大トルクがスペックダウンされたが、低排出ガス性能を高めたため「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」認定を取得。トランスミッションは7速スーパーアクティブシフト付CVTと5MTとなる。また、CVT車にはアイドリングストップシステム「eco IDLE(エコアイドル)」も装備されており、CVT車は「平成27年度燃費基準+20%」を、MT車も「平成27年度燃費基準」を達成している。安全面に関してはスマートアシストは非装備ながら、VSC&TRC、ブレーキオーバーライドシステム(アクセルペダルとブレーキペダルが同時に踏まれた場合にブレーキ作動を優先する機能)、エマージェンシーストップシグナル(60km/h以上で走行中に強くブレーキを踏むとブレーキランプの点灯と同時にハザードランプを高速点滅して後続車に注意を促す機能)などが装備される。ローブ("Robe"、2014年6月 - ) ローブS("Robe S"、2014年12月 - )エクスプレイ("XPLAY"、2014年11月 - )エクスプレイS("XPLAY S"、2015年6月 - )セロ("Cero"、2015年6月 - )セロS("Cero S"、2015年12月 - )
出典:wikipedia
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