清水商事株式会社(しみずしょうじ)は、新潟県新潟市中央区に本社を置き、同市を中心とした県内でスーパーマーケットチェーン「清水フードセンター」(しみずフードセンター)を展開する企業である。主に新潟県下越地方を中心に店舗を展開している(直営店は全16店中、15店舗が新潟市内)。1947年、新潟市古町通(現中央区)に食料品店「大和食品マート」を開業。1957年に本州日本海側初のセルフサービス型スーパーマーケット「清水フードセンター古町店」を開店するなど、県内のスーパー各社の中では老舗の一社であり、「清水フード」もしくは単に「清水」「シミフー」と呼ばれるなど市民に親しまれている。また県内他社に先駆け、店舗形態の多角化も進めた。1971年には大型店舗の展開を開始。スーパーを核店舗として、建物内に複数のテナントを配するショッピングセンターを新潟市近郊で展開した。また1972年からはフランチャイズチェーンによる小規模店舗の展開を開始し、加盟店は現在も新潟県内各地に所在する。なお、かつて佐藤食品工業(サトウ食品)が展開していたスーパーマーケット「パワーズフジミ」の前身である「フジミショッピングセンター」も、当初は清水フードと提携して起業されたものである(その後提携関係は解消し、サトウ食品の単独経営に。なおパワーズフジミの事業は2007年12月をもって宮城県のモリヤに譲渡されたが、2013年5月にパワーズフジミが自己破産を申請して経営破綻となったことで事業停止となり、営業していた店舗の一部は同業他社へ売却された)。しかし近年はアクシアル リテイリングやウオロクなど県内の同業各社に加え、イオン、ユニーなど県内へ進出した大手各社とも販売競争が激化。またフランチャイズチェーン各店も、業態が重複する大手コンビニエンスストアと競合するなどしたことから、業績は急速に悪化。2008年2月期の清水商事の単体決算は創業以来初の最終赤字に転落した。このため同社は、同年7月18日に記者会見を開き、現在の直営26店舗のうち、9月末までに採算が特に悪化している9店舗を閉鎖し、さらに三条市の100%子会社「フクヤ」が運営する6店舗を県内の同業企業へ譲渡して清算し、さらにフランチャイズチェーンについても運営方法を見直すことなどを柱とした経営合理化策を発表した。同社は今後これらの合理化策を進め、2010年2月期の黒字化を目指すとした。だが2009年2月期の単体売上高は約190億円で、2期連続の最終赤字を計上。メインバンクの大光銀行も含めた金融機関からの借入総額は60億円に上った。こうしたことから同年8月「さらに改革スピードを上げるため」(同社側談)、同行に対し8億円の債権放棄と経営陣への人材派遣を求めるなど経営支援を求め、同行常務の高野力三が顧問として入社し、8月28日付で代表取締役社長に就任した(以降2014年8月現在、4代連続で代表取締役社長に大光銀行出身者が就任)。また前年閉鎖した9店舗のうち自社物件4店舗の売却も進め、同年夏までに笹口店(笹口ショッピングセンター)を除く3店舗を売却した。その笹口店は築30年超と老朽化が著しかったこともあって売却の目途が立たず、9月から建物の撤去を行い更地化して売却することが決まった。笹口店の跡地は市内の不動産各社が共同で買収し、翌2010年に分譲住宅地「駅南まちなかニュータウン」が造成された他、三井ホームの新潟県および北陸地方3県の総代理店である北新越ホームの本社が新築移転した。この際、当面の間は新たな店舗閉鎖は行わない方針を示したが、2010年1月には青山店(青山ショッピングセンター)を全面改装のため一時閉店(4月再オープン)した他、新潟市東区山の下地区内で商圏が重複する2店のうち、秋葉店を2月28日をもって閉店し店舗統合を行う他、3月1日には清水商事と清水食品の経営統合を実施するなど、さらなる経営合理化が図られている。そして、2015年10月14日にイオンの子会社であるイオンリテールと出資引受契約を締結し、イオングループ入りしたことを発表した。イオングループ入り後も営業体制や営業基盤、屋号は維持される。また、グループ入り後の取り組みとして、2016年3月26日にイオンリテールがオープンしたイオン笹口店(元々は前述の「パワーズフジミ」として営業していた店舗の一つで、マックスバリュ東北へ譲渡されて「マックスバリュ」に改装・屋号変更後、イオンリテールが引き継いでSM業態の「イオン」として開業した店舗)のデリカデッセンコーナー(惣菜売場)に、当社が手掛ける手作りコロッケ、いかサラダ、ひじきの煮物、藤五郎弁当など20種類が提供される。当社ではイオングループ入りする前から独自のポイントカード「スマイルカード」やFC店・提携店向けの「カトレアカード」を発行している。税抜200円毎に1ポイントが付与され、250ポイントで「清水フードグループポイント券(以降、ポイント券)」と交換される(ポイント券には有効期限が無い)。ポイント券は3枚で1,000円分のお買物券に交換可能なほか、店頭に設置のカタログ掲載商品との交換や、提携施設での利用も可能である。また、「スマイルカード」は電子マネー機能も搭載されており、チャージ・支払ともにレジで行う(チャージは直営レジのみ可能)。イオングループ入りに伴って、グループ会社のイオン銀行が発行するクレジットカード「イオンカード」やイオンの電子マネーWAONの取り扱いを2016年春から順次開始し、同年6月17日に直営店全店舗で利用が可能となった。とやの店ではイオン銀行ATM(WAONチャージャー・WAONステーション機能を備える)も設置されている。また、「スマイルカード」を提示して電子マネーWAONで支払うことが可能で、ポイントは「スマイルカード」・電子マネーWAON両方に付与される。
出典:wikipedia
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