火山雷(かざんらい、"Volcanic lightning"、"Dirty thunderstorm")とは、火山噴火によってもたらされる雷のことである。この雷は、火山という条件上とても近づきにくい条件で発生するため、詳しい諸量の観測はしにくい。火山が噴き上げる水蒸気、火山灰、火山岩などの摩擦電気により生じる。また、水蒸気が少ない場合でも発生できる。しかしながら流動性の高い高温なパホイホイ溶岩などの溶岩を吹き上げる火山の場合は、高温な溶岩が電気を通しやすい性質上、雷はほとんど発生しない。また、火山灰、火山岩などの固体による摩擦電気がもたらす雷であるので、通常の雷よりも静電エネルギー量は一般的に高いとされている。火山雷は古くから記述が見られ、『続日本紀』天平宝字8年(764年)12月に大隅国と薩摩国の境で3つの島が誕生した記述(桜島と関連するものと見られる)に、「煙のような雲が空を覆い、電光が度々走った」、「雷音に似ているようで雷ではない」といった記述がなされている。
出典:wikipedia
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