加子母村(かしもむら)は、岐阜県恵那郡にあった村。東濃ひのきの主産地として知られる。2005年2月13日に中津川市に編入され「中津川市加子母」となった。岐阜県の東部、長野県との県境に位置し、木曽川水系白川沿いにある山間の村。村の北東部に連なる標高1,500mを超える阿寺山地と、西部に広がる東美濃高原に挟まれた南北に長い間地が村の中心であり、白川(通称・加子母川)が流れている。加子母川の流路を規定し阿寺山地を隆起させた活断層である阿寺断層が村の中心を通っている。村域の94%を山林が占め、東濃ひのきの主産地として有名である。村の東部は国有林である。主な産業は、農業、畜産、林業、木工業など。農業は7月から10月にかけて収穫される夏秋トマト、飛騨牛の肥育では県内有数の産地でもある。また村内に豊富にある木材は昭和後期まで刷毛の柄の原料として使用され、加子母村の刷毛生産は全国供給量の7割にも達する時期があった。村内で生産される質の良い檜は東濃ひのきとして建築材などで使用されている。この東濃ひのきを活用した建築業が盛んであり、村内の建築業者が県外へ出張し建築する産直住宅が有名である。また村内の国有林にある神宮備林は伊勢神宮の式年遷宮に使用される木材を供給してきたことで有名である。世界遺産でもある国宝姫路城で1956年(昭和31年)から8年間に渡って行われた解体修理の際にも、この国有林から切り出された心柱が使用された。恵那郡福岡町に岐阜県立恵那北高等学校が設立されるまでは岐阜県立中津高等学校加子母分校があった。※国鉄下呂線(中津川~下呂)が計画されたが、輸送量が見込めないため工事は凍結されその後計画廃止された。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。