藤寄駅(ふじよせえき)は、かつて新潟県豊栄市(現・新潟市北区)浦ノ入字用水溜にあった新潟臨海鉄道太郎代線の貨物駅(廃駅)である。新潟臨海鉄道の中枢駅として機能していたが、2002年(平成14年)10月1日に廃止された。ただし廃止後も施設自体は黒山駅分岐新潟東港専用線(通称:新潟東港鉄道)の終点として残っている。地上駅。廃止時は2階建ての駅舎や機関区、貨物ホームがあるのみで、貨物の発着はなくなっていた。貨物ホームには海上コンテナ荷役用のトップリフターが1台配備されていたが、有効活用されていなかった。1998年(平成10年)10月、駅から4kmほど北方の北蒲原郡聖籠町東港5丁目に新潟鐵工所新潟構機工場が新設された。同工場で製造された鉄道車両は工場から駅に持ち込まれた後、藤寄駅から甲種輸送列車として発送されることとなり、その第1号となる列車が1999年(平成11年)3月24日に出発した。新潟鐵工所は鉄道車両を新潟市内の大山工場で製造し、隣接するJR東新潟港駅から発送していたが、工場の統廃合に伴い藤寄駅からの発送に変わった。新潟鐵工所新潟機構工場は2003年(平成15年)以降新潟トランシス新潟事業所となっているが、新潟臨海鉄道の廃止後も旧藤寄駅から新造した車両を発送する体制を継承している。駅周辺は旧・豊栄市と北蒲原郡聖籠町の境界線に相当し、駅構内の大部分は聖篭町にあった。なお、駅名の「藤寄」は聖篭町側の地名である。駅の西側を線路に沿って新潟県道556号新潟東港線が通り、駅の北側を東西に国道7号(新新バイパス)が通っていた。
出典:wikipedia
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