阿智村(あちむら)は、長野県下伊那郡の西部に位置する村。1973年に、旧国鉄中津川線のボーリング調査中、突如お湯が湧きだし発見された昼神温泉がある。また、岐阜県と長野県の県境に位置する神坂峠の長野県側の入口に当たる園原地区には、日本天台宗の祖・伝教大師こと最澄が、東山道の神坂峠の急峻さに驚かれ、広拯院というお助け小屋を作られた。この縁で2005年に広拯院の跡地とされる「月見堂」が「信濃比叡根本中堂」として整備され、本山の根本中堂から「不滅の法灯」が分霊されることとなった。因みに、この広拯院の近くには、『源氏物語』の第2巻のタイトルにもなっている「帚木」の実物がある。南北朝時代には、後醍醐天皇の孫と言われる尹良親王が浪合地区で戦死したとされる。村の南部、平谷村との村境にある治部坂峠(じぶざかとうげ)の周辺は、古くから観光地化されており、東海地方からの観光客が多い。2016年1月25日に浪合アメダス(標高940m)において1978年の統計開始されて以来、最低気温(気象官署・アメダス)で、当日全国の最低気温(気象官署・アメダス)となる-17.4を記録した(過去の最低気温記録は昨日の1月24日の-16.9)。2006年、浪合地区もみじ平天文村で撮影された星空写真が、星の見え具合を報告する環境省主催の「全国星空継続観察」の2006年度夏期「一般参加団体による写真撮影結果において夜空の明るさが星の観測に適していた場所」において、夜空の明るさの等級23.7を記録し(数値が高いほど夜空が暗いことを示し、星の観測に適しているとされる)、観測した参加団体416団体のうちの最高点となった(同年冬期は20.98で4位、2010年度夏期は23.3で7位)。参加は任意であり、全国の星空を網羅的に調査したものではないが、阿智村では「星がもっとも輝いて見える場所」を謳い文句に「日本一の星空ナイトツアー」の実施や地域通貨「スターコイン」の発行、天体などの知識を問う「阿智村スターマイスター認定試験」の創設など、観光事業に役立てている。2015年には「日本一の星空」を商標登録した。2012年に始まった「日本一の星空ナイトツアー」は、初日の一般参加者は3名であったがその後は口コミで広がり初年度は6500人が訪れた。2015年には6万人が訪れ、地域活性化の一翼を担っている。地方債の残高地方債等の合計 115億8050万円過疎化の問題から、2011年度から平谷村の中学生を阿智村立阿智中学校に受け入れている。学校組合(一部事務組合)は設置せず、平谷村が中学校事務を当村に委託する形をとる。キクイモ、にんにく、ヤーコンなどがある。村内を通る鉄道路線は無い。
出典:wikipedia
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