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豊川海軍工廠

豊川海軍工廠(とよかわかいぐんこうしょう)とは、愛知県豊川市にあった日本の海軍工廠。機銃、弾丸の製造を行った。東海地区では勿論、当時は東洋随一の規模とされた。1937年(昭和12年)3月ころに航空機用機銃の生産のため計画され、仮称「2A廠」として三重県鈴鹿と愛知県豊川が候補にあがった。鈴鹿は航空隊が近くにあり立地条件は良かったが土地に多少起伏があり、その点が嫌われて第2候補地の豊川に決定した。1938年(昭和13年)7月頃から土地の買収が始まり翌1939年(昭和14年)3月から造成が始まった。1939年(昭和14年)12月15日に、当時の宝飯郡豊川町、牛久保町、八幡村の2町1村にまたがる594,400坪(約200ヘクタール)の地に5番目の海軍工廠として開廠する。開廠当初は機銃部、火工部と総務部、会計部からなり従業員約1,500名であった。1940年(昭和15年)から南東側の土地を買収、敷地を更に拡張した。太平洋戦争では航空機が戦闘の主役の一つとなり、航空機用機銃と対空機銃の需要が高まり工廠は急速に発展した。1945年(昭和20年)2月時点での従業員は職員400名、工員10,000名、徴用工員40,000名、動員学徒6,000名、計56,400名となり東洋一の規模となった。また工廠周辺には電気、ガスの供給設備、男女工員寄宿舎をそれぞれ10カ所以上設置するなど、それらを含めると広さは330ヘクタールにも及んだ。工廠では主に機銃と弾丸、信管の製造を行い、工廠の南部2/5は機械工場が建てられ、北部3/5は火薬類の扱いや火工作業場とされた。1944年(昭和19年)度の生産実績は機銃が25mm17,602、13mm1,000、航空機用30mm510、20mm8,500、13mm8,250挺などとなっている。また機銃弾薬の生産量は1945年(昭和20年)4月頃で月産約450万発となっていた。道路については愛知県道5号(姫街道)が拡張され、豊橋市に抜ける愛知県道400号が築造された。また鉄道は工廠への専用引き込み線(豊川鉄道西豊川支線、後に国鉄に買収)が1942年(昭和17年)5月12日に開業、10月1日(推定)より工員輸送列車の運転を開始した。また工廠への通勤のために名古屋鉄道が1945年(昭和20年)1月27日(『鉄道要覧』によると2月18日)に国府、市役所(現諏訪町)間の鉄道を開通させた。正門前には自転車置き場も用意されていた。この工廠の発展により1943年(昭和18年)6月1日に国府町も含めた3町1村が合併して豊川市制が施行される契機となった。工廠への空襲は1944年(昭和19年)11月1日の偵察に始まり、1945年(昭和20年)に入り小規模なものが度々あったが大規模空襲は無かった。しかし1945年(昭和20年)8月7日10時30分、サイパン、テニアン、グアムから飛来したB-29爆撃機124機の爆撃を受け、30分間に500ポンド(250kg)爆弾3,256発(約800トン)が投下され工廠は壊滅した。この空襲により、およそ2,500名が犠牲となった。詳細な犠牲者数は文献により相違があり、『被爆四十周年 嗚呼豊川海軍工廠』によると2,544名、『豊川海軍工廠の記録』によると一般人141名も犠牲となり合計2,670名、大島信雄の調査によると2,818名という。豊川市史編纂室の調べによると上記人数には8月7日以外の犠牲者も含まれており、再度集計し直した結果、合計2,667名となっている。勤労動員されていた中学生、女学生、高等科生徒からも多数の犠牲者が出、男193名、女259名、計452名にのぼった。この空襲の際に空襲警報、総員待避の命令が出たかどうかが現在でも議論となっている。工廠は再建されることなくそのまま終戦を迎え、1945年(昭和20年)10月5日に廃止された。戦後の跡地は警察予備隊豊川駐屯地(現陸上自衛隊豊川駐屯地)、国鉄分工場(現日本車輌製造豊川製作所)、千代田光学(現コニカミノルタ瑞穂サイト)、豊川市役所、名古屋大学空電研究所(現名古屋大学太陽地球環境研究所)、熊谷組豊川工場(現テクノス株式会社)などになった。豊川稲荷公園内には空襲の犠牲者に対する供養塔があり、その他市内外の各地に数十の慰霊碑が建てられた。毎年8月7日には慰霊祭が行われている。毎年、夏には桜ヶ丘ミュージアムで豊川海軍工廠展が開催される。その他工廠外施設として豊川海軍共済病院、寄宿舎、海軍集会所などがあった。他年に2回見学会が行われており、豊川空襲があった8月7日の夏の部と、より奥まで見る事が出来る冬の部である(大抵2月の終わり頃の日曜日に行われる)。

出典:wikipedia

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