テイン・セイン(、Thein Sein、1945年5月11日 - )は、ミャンマーの政治家、同国大統領(軍事政権後初代・国家元首通算第10代)、連邦団結発展党党首を歴任した。軍事政権内での序列は4位であった。同国首相などを歴任。就任時の階級は中将、後に政党結党前に軍籍を離れる。民族的には華人であり、中国語名は登盛(簡体字:)。貧しい家庭の出身であり、18歳で軍士官学校に入った。他の軍高官とは違い、利権や汚職などのスキャンダルに見舞われず、国民にはクリーンなイメージを持たれているとされる。また野心がなく、上官の命令に逆らうことはない官吏タイプとも評されている。このためタン・シュエの信頼が厚く、「忠実な部下」「典型的なイエスマン」とも評される。他、タン・シュエの後に大統領として指名されたのは、タン・シュエ自身が引退後に、「自らの安全」も考慮した結果ともされる。軍出身ではあるが基盤がなく、このため大統領就任前にはタン・シュエの意向に沿った政権運営がなされるとの指摘もあった。しかし、就任後はアウンサンスーチーの政治活動を容認するなど、民主化に一定の寄与をしていることも事実であり、タン・シュエが保守派と言われるのに対し、テイン・セインは改革派と称されることもある。アウンサンスーチー以外の政治犯も釈放しており、メディアの自由化の促進、国民の人権を脅かす法律の廃止なども実施している。特にミャンマー最大の反政府武装組織カレン民族同盟と停戦合意にこぎつけるなど、様々な改革を実行している。これらの改革は諸外国にも歓迎されており、これまで敵対的だった西側諸国との関係が改善している。2011年12月にはヒラリー・クリントン国務長官が、2012年11月にはバラク・オバマ大統領がミャンマーを訪問している。2012年4月には来日しており、当時の野田佳彦内閣総理大臣と会談している。2013年5月20日にはミャンマーの国家最高指導者として1966年以来47年振りとなるアメリカを公式訪問して、ホワイトハウスでバラク・オバマ大統領と首脳会談を行った 。心臓病のため、心臓ペースメーカーを使用している。2015年の毎日新聞の報道によると、ミャンマーにおいては占星術と結びついた呪術に使われるのを避けるため、テイン・セインに限らず要人は正確な誕生日を公表しないという。記事では関係者への取材から、実際にテイン・セインが生まれたのは1944年の可能性が高いと述べ、ある占星術師は1944年5月の金曜日の生まれと明かしたと記載されている。
出典:wikipedia
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