足立 亘（あだち わたる、1968年1月8日 - ）は、鳥取県米子市出身の元プロ野球選手（投手）。右投左打。境高校では1984年の夏の甲子園、法政一高に初被安打が本塁打となり敗れた試合に2年生（右翼手）で出場した。2年秋からエースとなり秋季県大会を制覇したが、中国大会では関西に0－1で敗れて、選抜を逃した。期待された3年夏は故障に苦しみ、鳥取商に4－7で敗れ、全国大会出場はならなかった。高校の1級先輩に松田和久がいる。1985年ドラフト5位で広島入団。ルーキーでウエスタンリーグで7連勝を記録した。1986年秋の教育リーグでボー・ジャクソンを3打席連続三振に切って取り注目された。1989年は1A・ペニンシュラ・パイロッツに野球留学した。1989年に一軍へ上がる。1991年にはローテーションの一角を担い、同年に行われた日本シリーズでも最終戦の8回裏で一イニングだけではあるが登板している。ちなみにこのシリーズ以降広島カープは日本シリーズに出場できてないため今のところ(2014年現在）広島カープの投手としてマウンドに上がった最後の投手である。1993年10月金銭トレードで日本ハムに移籍。翌年現役引退。オーバースローからスリークォーターと改造し、サイドスローに変更した90年代前半は一時、頭角を現した。ストレートはMAX145キロ程度。カーブ、シュート、スライダー、シンカー、チェンジアップ。引退後は故郷鳥取にて会社員となった。

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