字幕(じまく)とは映画やテレビ等の映像メディアで、題名・配役・解説・会話等の情報を文字を用いて表示する画面、もしくは文の総称。字幕用語の場合、広義の字幕のうち、音声の内容を(必要なら翻訳して)文字にしたものを、サブタイトル(複数形でsubtitles) という。サブ (sub) と略す。同様に、無声映画で音声の内容を表す字幕である中間字幕が画面の中央に表示されるのに対し、画面の下辺部 (sub) に表示されることからこう呼ばれる。ただし、まれに上辺部や、(縦書きできる言語では)左右辺部に表示されることもある。本来の音声を何らかの理由で利用できない視聴者のために用意される。具体的な用途には以下のようなものがある。他言語の話者のために、翻訳して字幕にするものである。翻訳字幕を付ける場合は、音声の内容以外に、映像に元からあった説明などの字幕や、被写体に書かれた文字なども、内容を理解するために必要ならば翻訳して表示される。サブタイトルの表示に使われる技術は、メディアによって異なる。聴覚障害者のためにつけられる字幕である。聴者(健常者)のための字幕と異なり、必要があれば物音なども字幕として表示される。テレビ放送では、字幕は聴者にとって視聴の妨げとなるため、文字多重放送や、デジタル放送のストリームを使って字幕が送られる。対応していない受像機では字幕は表示されない。ただし、聴覚障害者を視聴者に想定した番組([手話放送など)では、通常の(隠れていない)字幕を表示することもある。また、2000年ころから、NHKのニュース(「NHKニュースおはよう日本」など)で、放送中の事前取材したニュース映像に映っている人の日本語による発言内容が、ほぼそのまま(省略部分を補い、方言や訛りなどを修正しながら)字幕表示される場合が多くなった。高齢者や聴覚障害者がテレビ放送から情報を得る時、音声情報のみであると聞き取れない場合があるため、テレビ放送画面で活字情報を提供(字幕放送)することで伝わる可能性が高くなる。現在では、テレビコマーシャル(花王の字幕付きテレビコマーシャルが2012年9月から、またライオンの字幕付きコマーシャルが2013年4月からトライアル放送が行われている。他にもパナソニックやキヤノンも実施したことがある)にも字幕を付ける試みが行われている。総務省において「デジタル放送時代の視聴覚障害者向け放送の充実に関する研究会」が2006年(平成18年)10月から実施されている。2009年10月、平成20年〜平成29年までの字幕放送・解説放送の普及目標を定めた「視聴覚障害者向け放送普及行政の指針」を策定、各放送局がスポンサーと共に推進中である。中国語は、地域によって発音の差が激しく、標準語(普通話)をリスニングできない者も多い。一方、書き言葉の差異は少なく、広い地域で標準語が理解される。このため、中国語圏の映像作品には、中国語の音声に対し中国語字幕が付いていることが多い。音楽番組(主に地上波テレビ)やカラオケでは、歌詞が字幕で表示される場合がある。語学学習者のために、字幕がつけられることもある。
出典:wikipedia
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