大槌町(おおつちちょう)は、日本の岩手県上閉伊郡に所在する町。縄文時代の遺跡が多く見られる、太平洋に面している町であり、現代では、振興山村、辺地、過疎地域の指定を受けている。1973年(昭和48年)4月には、東京大学海洋研究所国際沿岸海洋研究センターが開所している。北上山地に発してほぼ並行して南東方向へ流れ、太平洋に開けた大槌湾へと注ぐ2つの川である大槌川と小鎚川が形成する、沖積平野部が地域の中心をなす。大槌湾の北には船越湾もある。人口は大槌湾に面した海沿いに集まり、鉄道や主要道路も海岸に沿って走っている。北上山地の一端をなす西部は人口が少ない。戦国時代、当地は周辺地域の有力武将であった大槌氏の支配下であった。大槌氏は九戸政実の乱や岩崎合戦で南部方の武将として活躍した。大槌氏は特産の南部鮭の交易で財を成したが、中央集権化を進める南部利直によって謀反の嫌疑をかけられ、処罰された。大槌氏亡き後、この地は大槌城代が置かれて盛岡藩の管理下となり、その後は大槌代官所(南閉伊代官所)が置かれ、現在の山田町と釜石市の一部を含めた地域の行政を管轄した。2011年(平成23年)3月11日14時46分18秒、マグニチュード9.0の東北地方太平洋沖地震が発生し、大槌町も強い揺れに襲われた(同町では新町に地震計が設置されていたが、震度の観測記録は無し。隣接する市町村は、釜石市が6弱、宮古市と遠野市で5強、山田町は5弱であった)。加えて、この地震が引き起こした大津波とそれによって発生した火災により、町は壊滅的被害を受けた。復興に向けて「復興ヴィレッジプロジェクト」が進められている。地上一般放送局の免許を受け、49chによりワンセグエリア放送を実施している。郵便物等の集配業務は、本来は大槌郵便局の担当だが、東日本大震災で被災したことに伴い同局の集配業務が停止したため、釜石郵便局が代行して担当。県全体の平均所得が236万円なのに対し、大槌町では170万円と、格差が激しい。一方、国民健康保険料は、全国11番目に高額である。
出典:wikipedia
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