特発性過眠症(とくはつせいかみんしょう)とは、持続性あるいは反復性の日中の過度の眠気の発作を主症状とする睡眠障害の一種である。そもそも特発性とは、原因が判明していないことを指す言葉であり、特発性過眠症の原因は判明していない。他の過眠症状を持つ睡眠障害と同様、一般への知名度が低いうえ、専門医が非常に少ないため、罹患者に対する正しい診断・治療が受けられないことや、まわりの人間からの理解が得られにくいなど、罹患者には大きな負担がかかっている。なお、他の過眠症状を持つ睡眠障害(ナルコレプシーや睡眠時無呼吸症候群など)と比べても、知名度は低い。ICSD-2では、特発性過眠症を、長時間睡眠を伴うものと伴わないものに細分化していたが、ICSD-3では2つの臨床検査所見には差が見られないため、単一の特発性過眠症として統合されることになった。『精神障害の診断と統計マニュアル』第4版(DSM-IV)における原発性過眠症は、『睡眠障害国際分類』(ICSD)の特発性過眠症に対応する。中枢神経系に原因があると推測されているが、明確な原因は判明していない。長時間睡眠を伴う特発性過眠症については、ヒスタミン神経系の伝達が低下している可能性についての研究報告がある。以下は、ICSDによる診断基準。但し、通常は「他の睡眠障害によって、過眠症状を説明できない」という診断基準を設ける場合が多い。他の過眠障害と区別するための診断基準としては、以下のようなものがある。ICSD-2では、特発性過眠症を、長時間睡眠を伴うものと伴わないものに細分化されているため、診断基準に主睡眠の睡眠時間の長さ(長時間睡眠を伴わないものは6~10時間、長時間睡眠を伴うものは10時間以上)や日中の睡眠エピソードの長さが付け加えられている。
出典:wikipedia
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