ベロクロンは、特撮テレビ番組『ウルトラマンA』をはじめとする「ウルトラシリーズ」に登場する架空の怪獣(超獣)。別名「ミサイル超獣」。特撮テレビ番組『ウルトラマンA』第1話「輝け! ウルトラ五兄弟」に登場。異次元人ヤプールが送り込んだ地球侵略用超獣第1号。ヤプールの超獣製造機で宇宙怪獣と珊瑚が合体した超獣。手からは敵の動きを止める「テリブルハンドリング」や手裏剣のような光弾、レーザー光線を放射し、口からは一億度(百万度とする資料もある)の火炎を吐く。また、全身に見られる突起物はミサイル(ベロクロミサイル)の発射口になっており、口内にも2連装のミサイルランチャーを装備している。更に舌から出す唾液は強酸性であり、ビルなどもたやすく変質させる。口の中を攻撃されると、体内の高圧電気胃袋で自爆が起こり、しばらく動けなくなるのが弱点。第1話冒頭に大写しで登場し、その勢いのまま福山市を踏み潰す。そして地球防衛軍の戦闘機隊をまず火炎放射で迎撃、背後に回れば全身からのミサイル一斉発射、そしてミサイルが切れたと見せかけて油断させてから口からのミサイル乱射で全滅させるという知略を見せた。防衛軍の戦闘機隊を一掃した後、北斗星司のタンクローリー特攻でダメージを受けたこともあってか、撤退する。その後は、東京に現れ、東京タワーをへし折るなど破壊の限りを尽くし、TACやウルトラマンAと対決。エースとの戦いでは、ミサイル攻撃が全く通用せず劣勢だったが、口からの火炎放射攻撃で苦戦させ、テリブルハンドリングでエースの動きを止めてからのレーザー光線でエースを苦しめる。カラータイマー点滅まで追い込むが、口にパンチレーザーを受けてミサイルと火炎を封じられ、エースリフターで大きく放り投げられた後、メタリウム光線を受けて絶命した。第48話「ベロクロンの復讐」に登場。女ヤプールが操る二代目のベロクロン。初代との相違点は、カラーリングが黒から緑へ変わった点、体型がスマートで若干えらが少なくなった点、瞳のある白目(初代は赤一色)、真っ直ぐだった鼻の角が斜め向きになっている点、尻尾が生えている点、胸や腹に付いているイボ状の突起物の形が変わった点、鼻の角からの光線発射能力、および口から泡状の毒液(ベロクロ液)を吐けるようになった点。TACは前回の戦いを研究したうえで戦うが、初代の弱点だった口内への攻撃はあまり効果を上げられず、初代にはなかった能力である角からの光線に不意をつかれて全機とも撃墜される。Aとキャッチボールや相撲を取りながら戦うが、最期はAに鼻の角を折られて腹部に突き刺され、絶命した。亡骸は宇宙へと運ばれた。『ウルトラマンタロウ』第30話「逆襲! 怪獣軍団」に登場。ウルトラマンAに倒されたベロクロン二世がさらに改造・強化された超獣で、巨大ヤプール(改造)が操る怪獣軍団の1体。窮地に立たされたベムスター(改造)とサボテンダー(改造)の援護として巨大ヤプール(改造)が最後の手段として繰り出す。赤い球に乗って出現し、ヤプールの命令通りサボテンダー(改造)と交戦中のタロウを背後から襲撃しようとするが、ZATのスカイホエールの猛攻撃に妨害され、反撃対象をタロウからZATに変更する。しかし、無抵抗のままレーザービームを浴び続けてタロウと対決する前に絶命した。特撮テレビ番組『ウルトラマンメビウス』第26話「明日への飛翔」に登場。『ウルトラマンA』や『ウルトラマンタロウ』に登場したベロクロンの別個体。ドキュメントTACとドキュメントZATに出現記録が残されている。外見は初代とほぼ同一であるが、鼻先の角と足の棘が黒色から金色に変わっている。全身の赤い突起物からは無数の小型ミサイルを、口の中に隠し持った砲門からは強力な大型ミサイルと火炎を放つ(火炎については設定のみで未使用)。ヤプールの怨念に従い、異次元ゲートを開いて地上へ巨大なヤプールエネルギーを解き放つべく出現する。一度はGUYSのリージョン・リストリクターによってゲートを閉じられるも、1発のみ通過したミサイルによってサコミズ隊長に重傷を負わせた。その後、隊長の不在に浮き足立つGUYSの予想を上回る早さで再出現し、ヤプールの大攻勢の初陣として市街地へ進撃する。その圧倒的な火力によってGUYSの戦闘機群を苦しめ、巨大異次元ゲート封印のために飛翔したフェニックスネストも撃墜しようとするが、メビウスの妨害で失敗する。最期はディメンショナル・ディゾルバーによってゲートを半永久に塞がれたために援軍を失って動揺し、GUYSの皆が力を合わせたガンフェニックストライカーの「インビンシブル・フェニックス」とメビウスのメビュームシュートの連続攻撃を受け、爆死した。『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』第11話「ウルトラマン」に登場。ブルトンによって惑星ボリスへ呼び寄せられ、ヴィンセント島の結界を破って上陸し、ゴモラと対決する。その途中でドラゴリーが援軍として現れたうえ、ゴモラの援軍としてエレキングも現れたため、2対2の戦いに突入する。得意のミサイル攻撃でゴモラを追い詰めるが、ZAPの攻撃で口のミサイル発射口を破壊され、最期は超振動波を受けて倒される。だが、この戦いでレイたちZAPクルーは、家族を失ったために怪獣を嫌悪しているアトウから、ヴィンセント島に怪獣が出現した原因であると疑われてしまった。映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に登場。ウルトラマンベリアルのギガバトルナイザーの力で怪獣墓場から復活し、ベリアルが操る怪獣軍団の一体となる。怪獣墓場での決戦ではウルトラセブンやウルトラマンゼロと戦うが、最期はゼロスラッガーの攻撃を受け、爆死した。『ウルトラマンサーガ』ディレクターズカット版、及び『ウルトラマン列伝』第39話「超決戦!ウルトラヒーロー!!」(該当シーンを交えたスペシャル総集編)に登場。バット星人がハイパーゼットンのスフィア細胞で作り出した怪獣兵器の一体(ベロクロンの場合、正確には「超獣」)。首や胸にスフィアの発光器官が着いている。他の4体(アントラー、キングパンドン、ブラックキング、タイラント)と共に地球【フューチャーアース】に送り込まれ、ウルトラ兄弟の内のウルトラマンAと戦うが、最期はメタリウム光線で倒された。『ウルトラマンギンガS』第10話「未来への聖剣」に登場。ガッツ星人ボルスト(SD)が2人に分身し、ドラゴリー(SD)と共にモンスライブ。どちらにもボルスト自身がライブしているという特性を活かした一糸乱れぬ連携プレーを駆使し、ウルトラマンビクトリーを圧倒する。ドラゴリー(SD)が毒の牙でビクトリーを敗北に追いやった後はひとまず撤退し、再度現れた際にはウルトラマンギンガストリウムと対決する。こちらもドラゴリー(SD)とのタッグで翻弄し、さらにはUPGのハイパーレーザーも分身で難なくかわすと、無理を押して現れたビクトリーと彼を守るために現れたシェパードンに標的を変える。ビクトリーを庇おうとするシェパードンの攻撃に逆上し、2体分のゼンメストロアタックでシェパードンを殺害するが、その魂が作り出したシェパードンセイバーをビクトリーが手にしたことで、形勢は逆転する。最後はビクトリーへの援護に奮起したギンガストリウムのギンガスパークランス投擲攻撃を受けて身動きが取れなくなり、シェパードンセイバーフラッシュを受けてドラゴリー(SD)共々倒された。『ウルトラファイトビクトリー』に登場。ヤプールがレオ兄弟に差し向けるため、バキシムやドラゴリーと共に惑星グアに送り込まれる。バキシムと組んでウルトラマンレオと戦うが、その後に因縁のあるウルトラマンAとも戦いを繰り広げる。ベロクロミサイルでAを倒そうとするもかわされ、最期はAのバーチカル・ギロチンで倒された。『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS NEO』第14話「暴走! ヴィットリオ」に登場。惑星ハマーに大量にいるが、登場してすぐに暴走したヴィットリオの操るEXゴモラにほとんど倒され、実際にバトルで襲い掛かるのは一匹だけである。ストーリーモード以外にも、EXラウンドでヴィットリオが使役する超獣として登場する。ステータスはスピードにやや劣るものの、アタックとパワーが高く原作同様強力な超獣で、EXラウンドではかなりの強さを発揮する。必殺技は、両手から光弾を連射する「テリブルスラッシュ」、体表のミサイルを一斉発射する「ゼンメストロアタック」、口内のミサイルランチャー含む全てのミサイル発射器官から大量のミサイルを上空に放ち、雨のように降らせて敵を攻撃する「スコールミサイル」がある他、同じ超獣バキシムと組ませることによって、タッグ必殺技「超獣爆撃作戦」が発動できる。データカードダス及びそれを元にしたCGショートムービー『大怪獣ラッシュ ウルトラフロンティア』に登場。プラズマソウルを取りこんだプラズマ怪獣として、ゲーム本編では第3弾ボス怪獣として登場。劇場版ショートムービー「VEROKRON hunting」では全身からミサイルを放つ「歩く火薬庫」と呼ばれ、ラッシュハンターズが挑む。3人が容易に近づけないほどのミサイルを放ち続けるが、バルタンバトラー・バレルとガッツガンナー・ガルムによる援護を経て覚醒したマグママスター・マグナからミサイルを投げ返され、それが口内で爆発したことで爆発四散した。しかし、その爆発は惑星自体をも消滅させ、そこに眠っていた惑星規模の巨大怪獣プラズマキラーザウルスを復活させることになる。いずれも映像はそれぞれの初登場作品の流用。
出典:wikipedia
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