TAM(、アルゼンチン製中戦車の意味)は、アルゼンチンの中戦車シリーズである。1970年代、M4 シャーマン中戦車の後継たる戦車とM9 ハーフトラックの後継たる歩兵戦闘車を求めていたアルゼンチン陸軍は、ドイツのティッセン・ヘンシェル社のマルダー歩兵戦闘車を基に、TAM中戦車シリーズを設計した。TAMは、1976年に試作車が完成し、1979年に就役した。輸出はエクアドルのみである。TAMは、戦後第二世代型の戦車である。主砲は、初期型がイギリス製105mm L7 ライフル砲、後期型がフランス製105mm ライフル砲を採用しているが、大半は西ドイツ製のラインメタル 105mm LTA2 ライフル砲である。車体構造については、イスラエルのメルカバと同様に、エンジンが車体前部に搭載されているのが最大の特徴である。ただし、メルカバは防御力向上を目的としているのに対して、TAMは歩兵戦闘車などの派生形の製作を容易にする目的でこの構造を採用した。また、TAMは、M60パットンやチーフテン、レオパルト1、AMX-30、T-62、74式戦車などの第二世代型主力戦車と比べても最軽量の部類に入る。TAMは、前述のようにファミリー化を前提に設計されているため、主要な装甲戦闘車両はほとんどこのTAMの派生型で製造可能である。
出典:wikipedia
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