『未来ロボ ダルタニアス』(みらいロボ ダルタニアス)とは、東京12チャンネル(現・テレビ東京)の水曜日19:30 - 20:00枠において、1979年(昭和54年)3月21日から1980年(昭和55年)3月5日にかけて全47話が放送されたロボットアニメである。東映テレビ事業部が企画し、制作を日本サンライズに委託していた。「長浜ロマンロボット3部作」の延長線上に位置する作品である。前作に当たる『闘将ダイモス』はテレビ朝日系で放送されていたが、ダイモスの早期終了に伴う東映エージエンシーの機転(放送枠の交換)によって東京12チャンネルで放送された。物語は、アレクサンドル・デュマ作の小説『三銃士』がモチーフになっている。スタッフには、判りやすく「『てんとう虫の歌』のロボット版を創ろう」との説明もなされた。胸部にライオンの顔を備えた巨大ロボットの先駆けとなっており、その後のアニメや特撮作品におけるスーパーロボットのデザインに影響を与えている。日本サンライズとの提携は本作で終了。以後も東映テレビ事業部企画のロボットアニメ路線は、アニメーションの制作会社やキー局・広告代理店の変更を経て、1985年終了の『ビデオ戦士レザリオン』まで継続されて行く。なお、本作のスタッフ陣は放送終了後、『無敵ロボ トライダーG7』や『最強ロボ ダイオージャ』を制作した。コルピ・フェデリコによると本作はイタリアでは大人気番組だったそうで、本作の「戦時下でも明るくたくましく生きる」という雰囲気は戦時下のイタリアに似ているそうである。ストーリーの前半は、王道的な「亡国の王子のお家再興物語」の雰囲気だが、後半に進むに従って専制君主制の矛盾点に目を向ける物になっており、最終的には同じ悲劇を生み出さぬために予期せぬ展開を迎えることになる。放送開始から1週間後、同じ日本サンライズ制作の『機動戦士ガンダム』が始まった。それまで『ダイモス』まで支持していたアニメファンは、本作ではなくガンダムに流れる結果となった。メインスポンサーであるポピー(現・バンダイ)では、本作以前の商品は3,500円のDX超合金とジャンボマシンダー、1,500円のスタンダード超合金とポピニカというのが一般的だった。しかし、購買層が少子化と子供のテレビ離れで減少していたため「客数の落ち込みを単価アップでカバー」という方針を採り、「DX超合金 未来合体ダルタニアス」は5,800円と当時の物価としては高額なものとした。玩具業界ではあまりの高額に危ぶむ声もあったが成功、後の高額合体ロボット商法への転換点となった。もっともそれ以降もセット商品のみとしての販売だったわけではなく、本製品も各パーツ毎に分売されており、それぞれ個別の登録商標名(アトラウスであれば「ミライマン アトラウス」)や製品コード(アトラウスであれば「GB-01」)も与えられている(この製品傾向は『六神合体ゴッドマーズ』や『分身合体 闘士ゴーディアン』といった辺りから見られなくなってきている)。同時間帯の分売は『機甲艦隊ダイラガーXV』まで続けられた。翌年は競合他社も追随し、クローバーの完全変形合体、トミーの奇跡合体、野村トーイの戦闘合体などが発売され、「合体もの全盛時代」が現出する。また、本作の5.9%という平均視聴率は当時のゴールデンタイムのアニメとしてはかなりの低水準にも関わらず、商業的には成功したため、玩具業界およびアニメ業界では「玩具の売上と視聴率は関係ない」という見解が定着する。2011年にバンダイの超合金魂シリーズで販売された。西暦1995年、地球はザール星間帝国の急襲により全滅の危機に瀕していた。しかし、廃墟と化した日本で、助け合いながらたくましく生きる孤児たちがいた。楯剣人、柊弾児、白鳥早苗たちである。彼らはエリオスの忠臣だったアール博士と知り合い、アトラウスとガンパーという2つのメカを与えられた。巨大ロボット・ダルタニアスに合体するためには、3つのメカが必要なため、ザール帝国と戦いながら第三のメカ、意思を持つライオンメカ・ベラリオスを探すことになる。ついに揃った三大メカは合体、ザールから平和を取り戻すための心強い存在となる。その際、剣人は実は、過去にザール帝国に滅ぼされたエリオス星皇帝の遺児の息子ということが判明する。だが、この戦いの発端は、エリオス帝国の影の部分にあった。※放送日時は1980年3月終了時点、放送系列は放送当時のものとする。以下のゲームに登場している。テレビランド 1979年3月号 - 1980年3月号連載 作画:津原義明2002年8月から2003年1月まで、東映チャンネルの「スーパーロボット列伝」にて再放送された。放送当時に発売された「DX超合金(世界の超合金)ダルタニアス」のCM映像が、2004年刊行の「超合金クロニクル」のDVDに収録されている。2009年12月24日、『未来ロボ ダルタニアス・コンプリートDVD』がメディアネット ピクチャーズより発売された(販売元はソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)。本商品が本作の初DVD化であり、これまでビデオソフト化なども行われていなかったため、初の映像商品化ともなった。
出典:wikipedia
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