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黒革の手帖

『黒革の手帖』(くろかわのてちょう)は、松本清張の長編小説。巨額の金を横領し、銀座のクラブのママに転身した女性銀行員を、魑魅魍魎とした世界を背景に描く、著者のピカレスク・サスペンスの代表的長編。『週刊新潮』に「禁忌の連歌」第4話として連載され(1978年11月16日号 - 1980年2月14日号、連載中の挿絵は濱野彰親)、1980年6月、新潮社から単行本として刊行された。 後に電子書籍版も発売されている。過去5回テレビドラマ化されている。原口元子は、銀行の支店に勤務する地味なOLだった。しかし彼女は、その地位を利用して、銀行から7568万円の大金を横領、それを元手に、銀座のクラブのママとなる。競争や葛藤が渦巻く夜の銀座で、さらなる野望へ向け彼女が狙う次の獲物は…。『松本清張の黒革の手帖』は、1982年1月4日より2月8日まで毎週月曜日22:00 - 22:54に、テレビ朝日系列で放送された。主演は山本陽子。1984年1月5日より2月24日まで平日13:00 - 13:30に、TBS系列の「花王 愛の劇場」枠で放送された。主演は大谷直子。『松本清張特別企画・黒革の手帖』は、テレビ朝日系列の2時間ドラマ「土曜ワイド劇場」(土曜日21:00 - 23:21)で1996年12月7日に放送された。主演は浅野ゆう子。視聴率は18.1%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ)2004年10月14日より12月9日まで毎週木曜日21:00 - 21:54に、テレビ朝日系列の「木曜ドラマ」枠で放送された。主演は米倉涼子。テレビ朝日開局45周年企画。第22回ATP賞最優秀賞(ドラマ部門)受賞作品。現在はDVD化されている。原作から脚色がなされている。この2004年版は米倉涼子、釈由美子ら個性的なタレントも多数出演している。なお、10月21日に放送される予定だった第2回の放送分は、プロ野球日本選手権シリーズ(西武×中日)の中継が「報道ステーション」の放送時間帯まで食い込んでしまい、次の週に順延されたが、この措置に視聴者からのクレームが殺到した。平均視聴率は15%前後、最終回視聴率は17.7%(瞬間最高視聴率は23.2%)を記録した。また、ラストは原作とは異なる。初回視聴率はこの枠の中では「歴代4位」の高視聴率。当初は黒木瞳・深田恭子の主演で、2時間の単発ドラマとして企画されていたが、テレビ朝日側からの要請でキャスティングを変更しての連続ドラマとなった。このドラマが好調だったことから、放映が始まってほどなく「米倉と松本清張の3部作」という企画が持ち上がり、同じ枠で「松本清張 けものみち」「松本清張・最終章 わるいやつら」が制作されることになる。銀行員・原口元子は勤務先の銀行から1億2000万円を横領する。元子は架空名義預金者のリストが記された黒革の手帖と引き換えに、銀行に横領を不問に付させることに成功する。やがて、銀座の老舗クラブ「燭台」のママ・岩村叡子のもとで銀座での生き方のイロハを学んだ元子は横領した金を元手に、銀座に「カルネ」(仏:carnet 手帖)という名のクラブを開く。カルネには、男に捨てられ、途方にくれているところを元子が拾った、山田波子などをホステスとして加え、カルネの経営は順調な滑り出しを見せる。しかし、波子はカルネの常連客の楢林譲治と深い仲になり、楢林から金を引き出して、「カルネと同じビルに自分も店を出す」と言い出す。波子の裏切りに激怒した元子は、写しをとっておいた黒革の手帖を使って、楢林から大金をゆすりとる。そのため、楢林から波子への援助は停止され、波子の開店計画はご破算になる。波子の放逐に成功した元子は、銀座一の名店「ロダン」が売りに出されていることを知り、ロダン買収のために、新たなターゲットを探し始める。そのころ、カルネには陰のある代議士秘書・安島富夫が顔を出すようになる。男に依存し、挙句の果てに捨てられた母の姿を見て育った元子は、どの男にも頼らず生きていこうと決意していたが、安島に惹かれて行く。元子の噂は銀座中にとどろき、その噂を聞きつけて、総会屋の長谷川庄司もカルネに顔を出す。そこで、元子と安島が惹かれあっていることを知った長谷川は、元子に安島に近づかないよう警告する。安島への恋を忘れ、ロダン買収に邁進する元子だったが、長谷川は元子に周到な罠を仕掛けていた……。※以下、カッコ内は出演話数『黒革の手帖スペシャル〜白い闇』は、テレビ朝日系列の2時間ドラマ「土曜ワイド劇場・特別企画」(土曜日21:00 - 23:21)で2005年7月2日に放送された。主演は米倉涼子。松本清張の短編小説「白い闇」を「黒革の手帖」風にアレンジした内容。また「白い闇」は過去に何度かドラマ化されたことがある(詳しくは白い闇を参照)。「白い闇」を下敷きに、銀座を追われ、復権を目指す元子に接近する大手ホテルチェーンの社長兄弟との愛憎劇を描く。視聴率は関東で16.4%、関西で18.8%。現在はDVD化されている。山田波子の告発によって、銀座を追われた原口元子は、京都のクラブ「千扇」のママをつとめながら、復権の機会をうかがっていた。大手ホテルチェーンの尾崎ホテルチェーンの社長・尾崎清一に目をつけた元子は、株主総会に出席し、清一の不正を糾弾する。元子に興味を持った清一は、元子に接近し、その度量に惚れる。そして、清一は元子に求婚し、元子を婚約者として周囲に紹介するのだった。やがて、清一は仕事のために、東北へ旅立つが、そこで行方不明になってしまう。清一の腹違いの弟である高瀬俊吉から、十和田湖の近くに清一の愛人の田所常子が住んでいることを聞き出した元子は早速、常子を訪ねるが、常子は「清一さんを返して!」と泣きじゃくるばかりで、らちがあかず、元子は腹をたてて、常子のもとを去る。しかし、その直後、常子の死体が十和田湖で発見され、地元の警察は元子に疑いの目を向ける。警察署に連行された元子に対して、警察官・北見和行は元子の旧悪をまくしたてて、元子を追及していく。そのころ、京都では俊吉が尾関ホテルの経営権を手にいれていた。そして、俊吉は、釈放され京都に戻った元子に接近し……。2006年10月、明治座の1ヶ月公演として行われた。全38場。2009年5月に「松本清張生誕100周年記念」として同じ明治座で再演された。

出典:wikipedia

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