デルフィ(現代ギリシャ語: / )は、ギリシャ共和国中央ギリシャ地方の地名。世界遺産に登録されている古代ギリシャの聖地デルポイの現代名である。現代のデルフィは、デルポイの遺跡の付近にある集落の名であり、フォキダ県所属の基礎自治体(ディモス)の名でもある。自治体としてのデルフィ市の中心地はアンフィサに置かれている。集落(キノティタ)としてのデルフィ()は、古代デルポイの遺跡のすぐ西に位置している。州都ラミアから南へ約47km、ナフパクトスから東北東へ約58km、ティーヴァから西北西へ約75km、首都アテネから西北へ122kmの距離にある。自治体としてのデルフィ市()は、フォキダ県に2つある自治体のうち東側に位置する。自治体の中心地は、デルフィの集落ではなく、北東へ11kmの距離にあるアンフィサに置かれている。アンフィサはフォキダ県都でもある。2011年に行われた自治体の統廃合により、デルフィ市の面積は旧デルフィ市の10倍以上に広がり、山岳部からコリンティアコス湾に面した海岸部までを含む広大な市域を持つことになった。デルフィ市には、遺跡に興味を持つ観光客以外にも、パルナソス・スキーセンターを訪れるスキー客や、海岸を訪れるリゾート客が訪れる。デルフィ市に隣接する自治体は以下の通り。市域に含まれる人口1000人以上の集落は以下の通り(人口統計は2001年国勢調査による)。人口の多くは市域中部・南部に暮らす。中心地区アンフィサから南東へ約11kmにあるデルフィの集落には、多くのホテルやゲストハウス、レストランなどが立ち並んでおり、デルポイ観光の拠点である。デルフィの集落の道は狭く、ときには一方通行でさえある。アンフィサから南南東へ11kmにあるイテアとそれに隣接するキラ、アンフィサから南へ17kmにあるガラヒディは市域南部に位置し、いずれもコリンティアコス湾に面した町である。デスフィナはデルフィ集落から南南東へ約8kmの盆地にある集落である。中世、デルフィの古代遺跡の上に町が建設され、Kastri と呼ばれた。住民たちは、間に合わせの住居の梁や屋根を支えるために大理石の柱や構造物を利用したが、これは破壊された都市を再建する場合の常である。とくにフォキスのいくつかの町が廃墟と化した1580年の大地震のあとではこうした状況がみられた。1893年、 からやってきた考古学者たちが古代デルポイの遺跡を発見し、住民たちの暮らす村は寺院の西の新しい場所に移転した。デルフィ考古学博物館は、主要遺跡地区の麓、集落の東、主要道路の北側に位置する。この博物館は、最古の楽譜といわれる『デルポイのアポロン賛歌』、『青銅の御者像』、「聖なる道」で発見された黄金の宝物、彫像の断片など、古代デルポイの印象的なコレクションを収蔵している。デルフィ市()は、フォキダ県にある2つの自治体の一つである。2010年に行われた地方制度改革(カリクラティス改革)にともない、2011年1月1日付で旧デルフィ市を含め7自治体が合併し、新たな自治体(ディモス)としてデルフィ市が発足した。旧自治体は新自治体を構成する行政区(ディモティキ・エノティタ)として位置づけられた。
出典:wikipedia
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