エマニュエル・ギベール(Emmanuel Guibert、1964年 - )は、フランスのバンド・デシネ作家(漫画家)、漫画原作者である。一人っ子として生まれ育った彼は、パリの美術学校である(École Nationale Supérieure des Arts Décoratifs)に短期間通った後、まずイラストレーションの分野で活動し、1992年に刊行された『ブリュンヌ』でバンドデシネ作家としてデビューした。『ブリュンヌ』は1930年代のナチスの台頭をハイパーリアリズムの手法で描いた野心作で、ギベールはこの作品を7年の歳月をかけて一人で完成させている。この作品を描きあげた後、ギベールはダヴィッド・ベーと出会い、ベーのほかマット・コンチュール、ジョアン・スファール、クリストフ・ブランなどがいた共同アトリエに参加、彼らが共同設立したインディペンデント系出版社(L'Association)発行の雑誌『ラパン』(Lapin)に寄稿し、ベーやスファールとの共作も発表した。とりわけ、1997年に発表されたスファール原作の『教授の娘』は、1998年にアングレーム国際漫画祭で一目惚れ賞を受賞し、好評を博している。同時期には他の作家と共に、日本の漫画雑誌モーニングにいくつか短編作品を発表している。2000年から2008年にかけて全3巻で発表された『アランの戦争』では、アメリカ人の友人の戦争体験を基にして描いており、第3巻は2009年にアングレーム国際漫画祭のオフィシャルセレクションに選ばれている。また、2012年に書かれた続編『アランの少年時代』が、2013年にを受賞している。これ以外にも、友人の写真家ディディエ・ルフェーヴルによる、国境なき医師団への取材経験を基に80年代のアフガニスタンの情景を描いた『写真家』や、漫画原作者として漫画のシナリオを手掛けた『アリオル』や『宇宙のサーディン』などの児童向け作品がある。以下、ギベールがシナリオを手掛けた作品も含む。
出典:wikipedia
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