アレッサンドロ・マエストリ(Alessandro Maestri , 1985年6月1日 - )は、イタリア・エミリア=ロマーニャ州フォルリ=チェゼーナ県チェゼーナ出身のプロ野球選手(投手)。右投げ右打ち。マイナーリーグ時代の登録名は、アレックス・マエストリ(Alex Maestri)だった。に、イタリアンベースボールリーグのT&Aサンマリノでプレー。の第1回WBCには、イタリア代表の一員として、主にクローザーを務めた。第1回WBCの終了後に、シカゴ・カブス傘下のチームとマイナー契約を果たした。9月に第30回ヨーロッパ野球選手権大会のイタリア代表に選出された。11月に第37回IBAFワールドカップのイタリア代表に選出された。同大会ではアメリカ合衆国戦に登板し、チームも勝利している。は先発投手としてデイトナ・カブスでプレー。5勝3敗、防御率3.69の成績を残し、フロリダ・ステートリーグのオールスター戦にも出場した。その後、AAに昇格を決めた。純粋なイタリア生まれイタリア育ちのイタリア人選手のAA級でのプレーはマエストリが史上初である。に第2回WBCのイタリア代表に選出され2大会連続2度目の選出となった。同大会では後にオリックスでチームメイトとなるヴィニー・ロッティーノともバッテリーを組んだ。4月にカブスを解雇される。2011年は独立リーグであるアメリカン・アソシエーションのリンカーン・ソルトドッグスでプレーした。オフには、オーストラリア連邦のウィンターリーグであるオーストラリアン・ベースボールリーグに参加し、ブリスベン・バンディッツでプレーした。3月26日、四国アイランドリーグplusの香川オリーブガイナーズに入団した。前期優勝したチームにおいて、前期は30試合(47回2/3)に登板、2勝0敗12セーブ、防御率1.32の成績(前期終了時点でセーブ・防御率はリーグ首位)を残した。リーグではこのあとマエストリを上回るセーブを記録した選手が現れなかったため、途中退団にもかかわらず、最多セーブのタイトルを手にすることになった。2012年7月4日に、オリックス・バファローズがマエストリの獲得を発表。史上初めてイタリア生まれ・イタリア育ちの選手が誕生した。日本国内において、独立リーグの球団からシーズン途中でNPBの球団に移籍する選手は、前年までオリックスに在籍したフランシスコ・カラバイヨに次いで2人目である。なお、香川での登板は、入団発表直後(7月7日)の徳島インディゴソックス戦が最後になった。オリックスへの入団後は、ウエスタン・リーグの公式戦5試合に登板。通算14イニングで自責点2と好投したため、8月12日の対千葉ロッテマリーンズ戦(QVCマリンフィールド)で、先発投手として一軍デビューを果たした。さらに、この試合では、6回1/3を1失点で凌いで初勝利。イタリア出身投手として歴史的な1勝を挙げた。8月26日の対西武戦では、9回4安打1失点11奪三振で入団後初の完投勝利。シーズン通算では、一軍公式戦8試合の先発で、4勝3敗、防御率2.17という好成績を残した。開幕前に第3回WBCのイタリア代表に選出され3大会連続3度目の選出となった。シーズンでは4月4日にこの年初めて一軍へ昇格すると、7月30日の対福岡ソフトバンクホークス戦までに先発で4勝を挙げた。しかし、3度の二軍降格を経験するほど投球内容が不安定だったことから、北海道日本ハムファイターズ打線を相手に3回1/3で4失点を喫した8月13日の先発登板を最後に中継ぎへ転向。シーズン通算の防御率こそ5点台だったものの、中継ぎ転向後の9月に1ヶ月で3勝を稼いだ。球団では、ロングリリーフでの起用や先発への復帰を見据えて、同月中にマエストリの残留を決めた。には、先発投手が崩れた局面からのロングリリーフを中心に、安定した投球で一軍のパシフィック・リーグ優勝争いに貢献。公式戦36試合の登板で、3勝1敗1ホールド、防御率1.97を記録した。2月17日に、「GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表」の欧州代表に選出されたことが発表された。3月10日の第1戦に2番手として登板している。シーズンの公式戦にも、開幕直後の4月3日から一軍に合流すると、同月22日の対ロッテ戦(QVCマリンフィールド)で一軍初セーブを挙げた。ただし、チームの外国人枠との兼ね合いなどから、5月上旬以降は一軍と二軍を往復。28試合に登板した一軍公式戦では、防御率3.19、1セーブ、1ホールドを記録した一方で、入団後初めて未勝利に終わった。オフの10月23日に、第1回WBSCプレミア12のイタリア代表選手28名に選出されたことが発表された。大会終了後、球団が翌の保留選手名簿にマエストリを記載しなかったため、12月2日付でNPBから自由契約選手として公示された。2月10日にベースボール・チャレンジ・リーグの群馬ダイヤモンドペガサスがマエストリの獲得を発表した。だが3月15日に韓国プロ野球のハンファ・イーグルスと契約し群馬では試合に出場せず、韓国プロ野球初のイタリア出身の選手となった。ハンファでは2勝を記録し、同年6月20日にウェーバー公示され退団した。7月12日、同年最初に契約したベースボール・チャレンジ・リーグの群馬ダイヤモンドペガサスと契約しなおした。過去にイタリア系アメリカ人のプレーヤーはいたが、イタリア生まれイタリア育ちのイタリア人プレーヤーはNPB史上初。NPBの一軍公式戦では、オリックスに在籍した4シーズン通算で、14勝11敗1セーブ2ホールドを記録した。強いインステップから投げ込む平均球速142km/h、最速153km/hの速球(フォーシーム、ツーシーム)に加え、変化球はスライダーが武器で、他にもチェンジアップ・フォークを投げる。独立リーグ以前ではクローザー、オリックスに入ってからは先発やロングリリーフも経験しており、起用法を問わずに投げることができる。NPB初登板、初勝利を上げた時のグラブは、2010年のイタリア代表の台湾遠征時に購入した5000円のもの(ZETT社製)を使用しており、一生懸命と刺繍されている。母語のイタリア語に加え、マイナーリーグでの生活が長かったため英語やスペイン語の技能に優れている。日本球界入りして以降は、日本語も少し話せるようになった。ガイナーズ退団後も香川県には思い入れがある。
出典:wikipedia
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