第二六五海軍航空隊(だい265かいぐんこうくうたい)は、日本海軍の部隊の一つ。絶対国防圏防衛の主力戦闘機隊として、太平洋戦争終盤に最前線で護衛・迎撃・戦闘行動に従事した。通称「狼部隊」。基地航空隊として整備完成を急いでいた第一航空艦隊の一翼を担う戦闘機隊の一つとして整備され、鹿児島飛行場で編制された。当初はフィリピン投入が検討されたが、マリアナ諸島進出をもくろんでいた第三四一海軍航空隊が搭乗機紫電の調達不足のために出撃できなくなったため、急遽これに代わってマリアナ諸島に進出した。以後、マリアナ諸島・パラオ諸島での防空戦に投入された。12月より笠之原飛行場で練成開始。「あ号作戦」発動。ロタ島に基地設営隊上陸、駐留準備に着手。増援隊のみサイパンに残留し、当日の空中戦で壊滅(生還1機)。香取で練成を完了した再増援隊が硫黄島に向かうが、到着直前の空中戦で壊滅。以後、ペリリューの本隊とヤップの分遣隊で航空戦に従事。増援隊の壊滅により、本隊はペリリューに取り残されることとなった。ペリリューに駐留する各航空隊はミンダナオ島ダバオ飛行場に撤退し、再編作業によってフィリピン防衛航空隊に組み込まれた。二六五空は第二〇一海軍航空隊に編入され、特攻作戦にも従事した。なお、ロタ島に派遣された設営隊は孤立化し、自活しながら終戦を待った。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。