株式会社オリエントコーポレーション()は、東京都千代田区に本社を置く日本の大手信販会社(ショッピングクレジット・オートローン・クレジットカード)である。略称は「オリコ」。なお、千葉県浦安市で「東京ディズニーリゾート」を運営するオリエンタルランドとは関係ない。信販業界大手4社の一角を成し、ショッピングクレジット・オートローンは業界トップである。特にオートローンでは、他社に1歩抜きん出たシェアを有する。2007年11月には楽天KCからオートローン事業やショッピングローン事業等を譲受した。クレジットカードの有効会員数は、2006年3月末時点で1,062万人である。第一勧業銀行との結びつきが強く、同行のみずほフィナンシャルグループ(みずほFG)への再編後には、2010年9月には同FGが筆頭株主となり、持分法適用関連会社とされた。またみずほFGは2015年9月末までに、出資比率(議決権ベース)を現行の約22%から49%までに引き上げ、ビッグデータの共同活用等を行い、新たにカード事業を中心とした決済事業分野での連携を強化する方針を執った。みずほ銀行のATMに掲示されている使用可能クレジットカードの表記では、みずほと資本的結びつきが強いユーシーカード(UC)とクレディセゾン(セゾンカード)と並び、他のカード会社と比較して大きく表記されている。オリックスの前身・オリエントリース株式会社(1989年4月の社名変更まで使用)と関連性があるように誤解されることがあったが、オリックスは関連会社ではない。2006年度は同業他社が早期に改革に乗り出す中、ギリギリまで黒字を計上する見通しであったが、貸金業法改正によるグレーゾーン金利廃止などの要因から2007年3月期決算で4579億円の赤字に陥る見通しとなっている。これにより大幅な改革に乗り出す構えであり、債務超過回避と経営改革の資金調達の為、みずほグループにグループ会社化を前提として同グループを中心に総額2,900億円の資本増強の実施を要請している。また、経営体質を強化する為に今後5年間で営業拠点を半減させると共に社員を1,300人削減し、本社ビルも売却する。経営改革は同業の三菱UFJニコスやアプラスも乗り出すことを発表しており、みずほグループ入りを踏まえた今後の改革に期待されるが発表された経営改革が割賦販売中心で新味に欠けているとの批判も多い。2007年3月期に債務超過に陥ったことから、上場について東証1部から2部に指定替えとなった。そして、資本欠損の填補のために、2007年5月2日に、資本金の減少を行った上で、債務の株式化とみずほグループ・伊藤忠商事等を割当先とする第三者割当増資を実施した。それに伴い、株式併合と単元株式数の変更を行なった。同年6月28日に、減資と増資によって生じた資本準備金と剰余金を欠損填補に充当する措置を実施した。2008年からみずほ銀行による支援が開始されたが経営再建を果たせず、2010年9月にはみずほフィナンシャルグループが持ち株比率を27%に引き上げ、筆頭株主となった。オリエントコーポレーションの社長、会長には、歴代旧第一勧業銀行出身者が就いていた。2003年3月に暴力団構成員が元社員に顧客リストを持ち出させ、オリコ側に金銭要求した恐喝未遂事件が発覚した。2012年12月から開始された金融庁の調査により、みずほ銀行暴力団融資事件が明らかとなった。これは、みずほ銀行とオリエントコーポレーションの提携ローンで、230件、融資額2億9千万円に上る暴力団に対する不正融資があったとされるもので、2013年9月27日みずほ銀行に対し金融庁から業務改善命令が出された。問題となった融資のうち147件、計約1億8000万円を、オリエントコーポレーションがみずほ銀行に対し代位弁済していた。同年10月15日斎藤雅之社長を委員長とする反社態勢強化委員会及び特別調査部会が設置され、16日には、みずほ銀行とデータベース強化のためシステムを接続するなどの再発防止策をまとめた報告書を経済産業省に提出した。また2014年1月には、同省から割賦販売法に基づき業務改善命令が発動された。クレジットカードなどの信用審査を行うために、以下の信用情報機関に加盟している。MasterCardのプリンシパルメンバーであり、MasterCardブランドを主力にすると共にMasterCard Worldwideの国際理事として重要な役割を担っている。また、VISAに関してはユーシーカード株式会社の発行権を利用していたが、現在は発行権を取得している。さらに株式会社ジェーシービーとブランド開放提携によるJCBのクレジットカードも発行している。一時期一般カードはMasterCardブランドのみ募集していたが、2014年現在はVISA・JCBブランドの募集も再開されている。また、シティカードジャパン株式会社が発行する提携カードである「オリコダイナースカード」も存在するが、表立つ新規募集はなされていない。国際ブランド付きオリコカード(提携カードを含む)には、「海外旅行傷害保険」・「国内旅行傷害保険」・「紛失・盗難保障」・「シートベルト傷害保険」・「ショッピングガード」の各種保障・保険サービスが付帯する。ゴールドカードでは保障内容が拡充されている。 現在発行している主な提携カードは以下の種類である。詳細は、公式サイトを参照のこと。
出典:wikipedia
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