エリオット・イングバー (Elliot Ingber) は、アメリカ合衆国のギタリストである。1965年、結成後間もないフランク・ザッパのマザーズ・オブ・インヴェンションに参加。メンバーの1人としてデビュー・アルバム『フリーク・アウト!』(1966年)で演奏した。アルバムの発売にともなうツアーの直後にザッパによってバンドから首にされたのち、イングバーはフラタニティ・オブ・マン () を結成。1968年にはメンバー間の不和によりイングバー以外のメンバーが一度に脱退してバンドは崩壊するが、同様にリーダーの脱退によって空中分解していたバンド、ファクトリーのメンバーを新加入させることで活動を継続し、2枚のアルバムをリリースすることができた。ファースト・アルバムからは "Don't Bogart Me" が映画『イージー・ライダー』で使用され、バンドにとって唯一のスマッシュ・ヒットとなった。なお、ファクトリーから脱退したリーダーは、イングバーより後にやはりマザーズへ参加したことのあるローウェル・ジョージである。のちにローウェル・ジョージは同じく元マザーズのロイ・エストラーダとリトル・フィートを結成しているが、フラタニティ・オブ・マンに参加した元ファクトリー・メンバーの1人リッチー・ヘイワードも結成に参加している。これが縁となってイングバーもリトル・フィートのいくつかの作品で共演することとなった。その後1971年から1972年にかけてキャプテン・ビーフハートのマジック・バンドに参加し、アルバム『スポットライト・キッド』でギタリストを務めた。この時期はビーフハートから与えられた「ウィングド・イール・フィンガーリング」(翼の生えたウナギのような指使い)なる芸名で活動している。マジック・バンドからはすぐに脱退しているが、1974年ごろ同バンドへ復帰し、『ブルージーンズ&ムーンビームズ』に参加した。1995年、イングバーはオリジナルのヴォーカリストであるローレンス・"スタッシュ"・ワグナーを擁してフラタニティ・オブ・マンを再結成し、マリブ・レコード・レーベルから3枚目のアルバム『X』をリリースした。2001年には、30年以上にわたるキャリアの中で録音された音源を集大成した初のソロ・アルバム "The The The The" を日本のレーベルからリリースした。
出典:wikipedia
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