マリアは、椎名高志の漫画作品に登場する架空の人造人間。作中ではマリアを製造したドクター・カオスが、13世紀に生きていた知人のマリア姫にちなんで名づけた。作者がこの名前を付けた由来は不明である。「ヨーロッパの魔王」と称されるほどの高名かつ優秀な錬金術師であるドクター・カオスが、その全盛期に創った中でも最高傑作であるとされる人造人間。その魂は、世界初の人工霊魂である。現在ではドクター・カオスは年老いて物忘れが激しくなっているため、マリアの製法は他の多くの技術とともに失われた。と思われていたが、あるときカオスにトイレットペーパーの代用とされそうになった蔵書の中から設計図が発見される。これを元にカオスと厄珍は、マリアの「妹」テレサを製造するが、彼女はマリアとは似ても似つかない、凶暴な性格であった(同稿および量産型を参照)。性格としては、天然ボケにまわることが多い。しかし誕生から数百年経った現代の武器でもその体に傷一つ付けることはできないなど、高度な技術が使われた優秀な人造人間であることが確認できる(ただし、何故か大家のばーさんには何度か倒されている)。厄珍もその技術には目をつけている。カオスがテレサを製作するために借金をする際に担保になったり、美神と横島を月に運ぶ宇宙船のメインコンピューターになったりと(美神はカオスにその対価を支払っていた)、カオスの都合でその存在意義すらも変更され、便利に扱われている。誤ってホレ薬をかぶり、横島に恋愛感情を持った事件以降から、人造人間ながらも横島に好意を持っているかのような描写がなされており、何度か身を挺して彼を庇っている。中世(13世紀)に製造される。カオスとプロフェッサー・ヌルの戦闘時(美神と横島がタイムスリップして訪れたころ)には、ボディーまでが完成しており、その後カオスの仕えていたマリア姫の死後に起動させられた。(ちなみに、タイムスリップでまだその機械が建造中の過去へ行くという構想は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のパロディであり、その回では同作のパロディが多く使用されていた)。1874年、『GSホームズ 極楽大作戦!!』作中において、ケンブリッジにてドクター・カオスのラテン語の講義を受けていたシャーロック・ホームズと知り合う。当初は彼の簡単なデータを保持するのみであったが、科学捜査を行うホームズの優秀さに目を付けたカオスの命令によって、その助手として近付くこととなる。その際、ホームズはマリアのことをカオスの娘として聞かされていた。大量の土壌サンプルなどの収集に役立ち、チェスでホームズに勝てるほどの実力を持つ知的なマリアに、ホームズは恋愛感情に近い好意を抱くこととなった。しかし、それはホームズの若く優秀な肉体と頭脳を奪うための、ドクターカオスの計画の一部であった。音楽会に行った夜、マリアは、カオスの命令に従い、ホームズを麻酔で眠らせてしまう。カオスは、人格交換機により、一時的にホームズの肉体を奪うことに成功した。しかし、マリアの放った銃弾が音楽会で彼女がホームズにプレゼントした精霊石に当たったことで、人格交換の効果が解け、カオスの計画は失敗した。それがホームズを助けるために、マリアが計算して行ったことなのかどうかは、ホームズにもわからなかった。1890年、知恵の神に襲われたカオスを助けるため、ロンドンのベーカー街221Bにいるホームズと再会する。初対面のジョン・H・ワトソンは、彼女に目移りするも、壁に「V.R.」の弾痕を見せることで理解させている。ホームズの手助けによりカオスは助けられるものの、その一件により、一度笑顔のプログラムを削除している。現在、『GS美神 極楽大作戦!!』作中で、人格交換によって強力な霊能力を持つ肉体を奪うために、優秀なゴースト・スィーパーの多いとされる日本に向かったカオスに同行する。美神令子と人格交換しようとするカオスのために、まず横島忠夫をとらえ、カオスは横島との人格交換に成功した。しかし、以前はホームズとカオスが人格交換したことを理解していたマリアが、何故か今回は横島とカオスの人格交換を理解していないというボケをかまし、(外見は横島である)カオスを拘束、(外見はカオスである)横島の逃走を許すという失態を演じた。開放されたカオスは美神の事務所への侵入に成功するも、人格交換に気づいた美神に撃退され、カオスの計画は頓挫した。以後は、美神への復讐を誓ったカオスに付き合い、日本で貧乏暮らしをしていくこととなる。カオスが魔法薬「時空消滅内服液」によって美神を暗殺しようとした際には、魔法薬入りのケーキを届ける役目を担ったが、計画自体は失敗した。その後は劇中でカオスの復讐が描かれることはなくなり、カオスに従って美神達GSの仲間・準レギュラーとなる。カオスに頻繁に強化を加えられている描写があり(その中には失敗もあるが)、メドーサやアシュタロスなど魔族との戦闘時にも、「普通の戦闘向きでない」主人のカオスを尻目に、第一線で活躍していくこととなる。本編の最終話で美神と横島の見た予知夢によれば、未来の世界ではカオスによって大量のマリアの量産型が作られている。オリジナルのマリアは、年老いたカオスの看病をしている模様。どちらも、ミソッカスとの共演作であり、テレサも登場するも、主人公はミソッカスが務めている。
出典:wikipedia
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