シュナイダー・クロイツナッハのレンズ製品一覧(シュナイダー・クロイツナッハのレンズせいひんいちらん)は、シュナイダー・クロイツナッハが製造したレンズの一覧である。大判カメラ用、中判カメラ用、ライカ判カメラ用、デジタルカメラ用を生産。またハッセルブラッド、ローライ、ライカ、ドイツ・コダック(レチナ)、アグフア・ゲバルト等に供給して来た。広角レンズについて以前は「逆望遠型がクルタゴン、対称型がアンギュロン」という使い分けがされていたが、最近では広角レンズは全てアンギュロンに統一されている。アーター("Artar" )は元々ゲルツの商標で、最近ではアポ・アーター("Apo-Artar" )として接写レンズに使われている。アートン("Arton" )はテレ・アートンとして望遠レンズに使われる。レチナレフレックスS等用交換レンズ。シネゴン("Cinegon" )は映画撮影用レンズ。シネルクス("Cinelux" )は映写用大口径レンズ。ESはアナモフィックレンズ。シネルクス・プレミエール("Cinelux-Première" )。VPはバリアブル・プライムの意。クラロン("Claron" )は等倍撮影に最適化された近接用レンズ。CクラロンのCはコピーの意。DクラロンのDはドキュメンテーション("Dokumentations" )の意でマイクロフィルム複写用。GクラロンのGはグラフィック("Grafik" )の意で1/5-5倍までの撮影も可能。Gクラロンは前期型(2群6枚構成 ダゴールタイプ)と後期型(4群6枚構成 オルソメタータイプ)の2種類が存在する。双方ともに前群と後群が対称設計で主に接写撮影用であるが、実効イメージサークルがメーカー仕様より大きいこともあり、大判の一般撮影(特に8x10以上)にも多く活用される。すでに製造は終了している。レンズシャッターに組み込まれたタイプと、絞り機構だけ備えたバレルタイプがあり、バレルタイプはジナーボードなど等に付けて撮影する場合、ジナーシャッターなどと併用して使用する。光学系は同一である。バレルタイプの製造後半では一部を除きレンズの取り付けねじのすぐ上にウォーターハウス型アタッチメント用のスロットが設けられたが、他社製のウォーターハウス型アタッチメント用のスロットと異なり、専用の差し込み式のスロットカバーがないとスロットは開いたままになる。バレルタイプの絞りはロットの古い製品は多数枚の絞り羽根を備え完全円形絞りだったが、新しいロットの製品は角が尖った5~7角形の絞りに変更されている。こうした部分の動向は引き伸ばしレンズと同様である。古い設計のレンズながら質感描写と解像力はとても高く遠景での描写は優れているが、反面彩度が他種のレンズよりかなり低く描写され、軸上色収差倍率色収差が色濃く残存し、カラーバランスに偏りがある個体も多い。近接撮影時に倍率色収差と軸上色収差が激しいので、ソフトウェアでの補正は困難。華やかな発色をする大判シートフィルムで撮影する場合、目視で短所は判別できないが、デジタルバックやデジタルカメラに取り付けて撮影すると素子が大判シートフィルムほど大きくないため上記の欠点がより拡大する。コンパロン("Comparon" )は中級版引伸用レンズ。現在はすでに全て製造中止されている。レンズの光学系はテッサー型である。コンポナー("Componar" )は1914年から販売されており、後に普及版となった引伸用レンズ。現在はすでに全て製造中止されている。レンズの光学系はトリプレット型である。絞って使用することが前提の光学系であり、絞り開放付近では収差が残存している。コンポノン("Componon" )は2-12倍用の拡大接写用や引伸用レンズ。引伸用レンズとして上級版でローデンシュトックのロダゴンと双璧をなす逸品として知られる。WAコンポノンは広角版。コンポノンSは高級版。Gコンポノンは20倍を超える高倍率用。ライカLマウントの製品が多いが、φ32.5ねじマウント、φ50ねじマウント、Tマウントの製品や、シュナイダー独自規格のマウントの製品なども過去にはあった。現在は、引伸用レンズとしての役目はほとんどなくなり、超高解像力を生かした、工業用7000万画素級ラインセンサーカメラ向けレンズとして、ヘリコイド接写リング、 ユニホック 58/76 ・ヘリカル・マウント・システム("Schneider-Kreuznach UNIFOC 58/76 Helical Focus Mount System" )での使用がメインになりつつある。高精度なコンポノンSやアポ・コンポノンHM の40mmから135mm あたりが主に利用されている。このユニホック 58/76 ・ヘリカル・マウント・システムは後部の鏡筒のすげ替えや、リングの継ぎ足しなどで工業用システムに柔軟な対応をするように、工業用で使用される主な各種マウントが用意されている。広角レンズについて以前は「逆望遠型がクルタゴン("Curtagon" )、対称型がアンギュロンという使い分けがされていたが、最近では広角レンズは全てアンギュロンに統一されている。PAは"Perspectivischer Ausgleich"の意でシフト可能レンズ。"アルパを参照のこと。"コンタレックス#交換レンズを参照のこと。"レチナレフレックスS等用交換レンズ。"エクサクタマウントレンズの一覧#シュナイダー・クロイツナッハを参照のこと。"ライカRマウントレンズの一覧#ライカカメラAG/エルンスト・ライツを参照のこと。"M42マウントレンズの一覧#シュナイダー・クロイツナッハを参照のこと。"ローライ#6000シリーズ用レンズを参照のこと。"ディジター("Digitar" )はデジタル写真用レンズ。原則φ32.5mmのネジでSKエレクトリックシャッターに取り付けて使用する。ファインアート("Fineart" )は20×24in判をカバーするように設計された超大判用レンズ。エルヴェター("Helvetar" )。"アルパを参照のこと。"イスコナー("Isconar" )はダブルガウス型。オプチバロン("Optivaron" )は映画用高倍率ズームレンズ。"ライカマウントレンズの一覧#シュナイダー・クロイツナッハを参照のこと。"プロルクス("Prolux" )は投影用大口径レンズ。ルビナー("Rubinar" )。ラジオゴン("Radiogon" )。スウィター("Switar" )は元々はケルン社の商標。"アルパを参照のこと。"ジンマーはオルソメター型のレンズ。バリオゴン("Variogon" )はズームレンズ。"アルパを参照のこと。"ハッセルブラッドのカメラ製品一覧#ハッセルブラッドVシステムを参照のこと。"ローライ#6000シリーズ用レンズを参照のこと。"クセナーまたはクスナーはテッサータイプのレンズ。クセノン("Xenon" )はアルブレヒト・ウィルヘルム・トロニエにより設計されたダブルガウス型レンズ。シネクセノン("Cine-Xenon" )は映画用で6枚構成。"アルパを参照のこと。"レチナレフレックスS等用交換レンズ。"ローライ#SL35/SL2000シリーズ用レンズを参照のこと。"ライカマウントレンズの一覧#シュナイダー・クロイツナッハを参照のこと。"クセノター("Xenotar" )はギュンター・クレムト("Günther Klemt" )が設計した大型の明るいレンズ。シュナイダー・クロイツナッハが公認したというレンズが使用されているNTTドコモ向けでLG電子製のL705iX(日本以外ではShine Phoneという呼称)が存在している。2009年NTTドコモの夏モデルとしてLG電子より発表されたL-04A/L-06Aにも搭載されている。最近では、韓国のサムスンテックウィンが、自社製品のレンズにシュナイダー・クロイツナッハのブランドを冠している。このうち、ペンタックスKマウントを持つデジタル一眼レフカメラ向けの交換レンズは、ペンタックスのレンズと外見・スペックが同じであり、同社からOEMを受けたものと推測される。他に、一部コンパクトデジタルカメラのレンズにもシュナイダーブランドを名乗るものがある。カラースライドをカラーボックス上で見、またはビューカメラのピントをピントグラス上で見るためのルーペでこの分野ではリファレンスとされている。6×6cm判用まで対応する3倍、ライカ判に対応する4倍、スライドの一部を高倍率で見るための6倍、8倍、10倍等がある。3倍モデルにはハッセルブラッドの高倍率ウェストレベルファインダーとして使用するためのアダプターがオプションとして存在した。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。