岡山中学校・高等学校（おかやまちゅうがっこう こうとうがっこう）は、岡山県岡山市南区箕島1500番地にある私立中高一貫校。男女共学。関西高等学校と姉妹校。灘高校の教育システムを取り入れた「姉妹校」という触れ込みで学校法人関西学園が1982年開校した。経営上の姉妹校は関西高等学校であったが、関西高等学校との交流は殆ど無いがスポーツ分野で成果を残す関西高等学校に対して、進学面での成果を狙うために新設された。当時の灘高校長が講演に訪れるなど、灘高との連携をアピールしていたが灘高と直接関係があった訳では無かった。その後灘高システムは次第にアピールされなくなる。開設当初の教育方針は「知・徳・体」とされ(その後現在の教区方針に変更された）、男子高であった。全校生徒のうち3/4が寮生であり、寮生の増加に伴い学校北側の山を切り崩して寮棟を増設した。寮棟の増設が間に合わず、市内当新田の朝日塾幼稚園の建物を借りて中学寮としてバス送迎で対応していた時期もあった。開校時はグランド・校舎・寮しか無かったが、その後体育館やテニスコート、購買部が整備される。1987年関西学園の創立100周年を記念して寮の敷地の一角にチャイム塔が建設される。1988年(昭和63年)、初の卒業生を送り出す。1994年に男女共学となる。当初は東京から沖縄まで幅広い入学者があったが、次第に岡山県内居住者の割合が増え、それにともない寮は段階的に縮小されて解体または転用された。なお、現在は東方面(岡山市・兵庫県・大阪府・京都府)の生徒が多く倉敷市以西からの通学者は少ない。共学化後に茶室などの設備が設けられた。2013年にはロビーに「イートンホール」が誕生した。これは、現在高校1年生が修学旅行の際に訪れるイギリスのイートン校を模倣した形になっており、生徒たちの両校の交流を深める目的で建設された。2015年4月からは、それまでスクールバスが中庄便しかなかったが、新たに、水島便・北長瀬便を新設。路線バスは岡電バス・下電バス共同運行路線があり、最寄りが「汗入」。毎朝、7時50分に岡山駅バスターミナル6番発の本校への直行便がある。

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