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笑ゥせぇるすまん

『笑ゥせぇるすまん』(わらゥせぇるすまん)は、藤子不二雄Ⓐによる日本のブラックユーモア漫画作品。アニメ化、テレビドラマ化もされた。本項では原型となる『黒ィせぇるすまん』も解説する。『セールスマンの喪黒 福造(もぐろ ふくぞう)が現代人のちょっとした願望をかなえてやるが、約束を破ったり忠告を聞き入れなかった場合にその代償を負わせる』というプロットから成る一話完結のオムニバス形式。この作品の本質は単なるブラックジョークではなく、寓話的な意味合いを兼ねている。また、人間の本質であるいい加減さ、愚かさ、弱さが描かれた物語が多い。本作は、端的にいえば『ドラえもん』の大人版かつブラック・ユーモア版であり、喪黒がドラえもんに、毎回の一期一会の「お客様」が野比のび太に相当する。ただし、本作では客の方が実質的な主人公的な存在である場合もある。1999年6月時点で、単行本の発行部数は累計350万部を突破している。喪黒は「魔の巣」というバーに出入りすることと、小田急線沿線に在住していること以外の私生活すべてが謎の男性。一人称は「私」で、普段はです・ます調の敬語で話す。笑い声は「オーッホッホッホッホッ」。作者曰く、喪黒兄妹(弟もいる)は人間ではない存在だという。 また、喪黒のふてぶてしい容貌はタレントの大橋巨泉をモデルに描いたことを藤子不二雄A自身が明らかにしている。なお、この作品は後にアニメ化されるが、後述の通りモデルとなった大橋巨泉が司会のバラエティ番組『ギミア・ぶれいく』の枠内で放送された。喪黒は客のつかの間の夢や潜在願望を叶えてやるためのサービスを提供する。これには物品を伴うこともある。金銭は一切要求しない代わりに、客に守るべき条件を提示する(後から忠告を入れる場合もある)。「お客様」の対象になるのは、成人男性が多く高齢者も対象となることが多いが、時折女性も対象となり、一度だけ男子高校生が選ばれたこともある(アニメSP「大変愛」)。スペシャルでは小学生がお客様となった話が存在する(アニメSP「今仁見手郎の秘密復讐計画帳」、「ワニオの怪奇料理」)。セールスマンという名目上、常に敬語でしゃべり、にやにや笑っている(顔をしている)。口を開けて笑うことも多い。お客や読者をおどかす時は「バア」と叫ぶ。基本的に表情を変えることはないが、アニメ第59話「愛妻弁当」では主人公が捨てようとした弁当を口にしたところ、あまりのまずさに顔を青ざめ苦しがり、アニメ第65話「はしご酒」では主人公に無理やり酒に付き合わされ、目を回しながら倒れるという描写が見られた。しかし、すっぽ抜けたゴルフクラブが顔面に直撃しても、怪我一つ無かった。ただし「ザ・ガードマン」では客が当てた石により額を割ってしまい、血を流していた。黒ずくめだが、靴下は白を履いている。下着であるパンツは青と白の縦じま模様を着用している。客に対して「ココロのスキマ、お埋めします」というキャッチコピーが書かれた名刺を差し出し自己紹介する。キャッチコピーの「、」は後に「♡(ハートマーク)」に変わった(アニメでは第45話以降)。マンガでは「♡ココロのスキマお埋めします…」である。なお、『黒ィせぇるすまん』ではキャッチコピーの代わりに「友愛事業団 外務主任」という肩書きが記され、ドラマ版では原作の喪黒の顔が刷られている。名刺の材質はウォータープルーフであるが、アニメ第7話「ナマケモノ」ではサウナの湿気のせいで湿ってシワが寄っている。また、アニメスペシャル作品「今仁見手郎の秘密復讐計画帳」ではスチール製であり、これのおかげで喪黒は命拾いしている。客に対しては文字通りココロの隙間を埋める為サービスや商品を提供する場合も有れば、最初から破滅に追い込むために付き纏ったり、強引にサービスや商品を提供する場合もある。忠告や約束を破った客には容赦無く破滅に追い込むが、中には約束を破った客を可哀想と同情する場面も有ったりもする。喪黒は、「ドーン!!!!」という呪文を用いる。これは後述のように、最後に客を奈落の底に突き落とすために用いられることがほとんどである。多くは右手で客の顔面を指差して行っているが、2人の人間に対して行う場合は両手で行うこともあった。また、電話を通して行うケースもある。話の中盤・後半にて、決断を渋る客に対して用いられることも多い。また、呪文として使用する以外に、客に絡んできたチンピラをなぎ倒したりするなど護身用に用いられることもある。また、必ずしも面と向かって指を指さなくても効果がある。この呪文は後に喪黒の登場するCMでも用いられている。外伝、「喪黒福次郎の仕事」に登場する福造の弟の福次郎もこれによく似た呪文を使うことが出来る。こちらは「ズーン!」や「ドダーン!」と言う。客のほとんどは最後には喪黒に顔面を指差され、「ドーン!!!!」の呪文とともに悲劇的な結末を迎えることとなる。客が欲望や状況に負け、喪黒との約束を破ったがためにストーリーの最後で呪文を浴びて破滅するパターンが多い。また、「お金は一切頂きません」とボランティアをモットーとしているが、話によって金を取ったこともある。大半は以下のケースである。しかし、時折こんなケースもある。大抵は客が取り返しのつかない財産的・精神的・社会的な破滅に陥る。修羅場の始まりになる例もある。重大な例では、家庭崩壊したり、横領、傷害や殺人などの罪を犯して警察に連行されたり、さらには客本人が(時には関係者も巻き込んで)死亡してしまうこと(生死不明に描かれたケースもある)、動物や植物、物品等へ変化を遂げて人間ではなくなってしまう(本人の人間だった頃の意識はある)こと、極度に高齢化することもある。一方で、取り返しのつく軽い怪我や失敗、親や教員、上司からお叱りを受けるなどで済むこともある。破滅を客本人が自覚している場合と、周囲や世間一般からは奇異あるいは悲劇に見えるものの本人は自覚しておらず一人(あるいは家族や関係者を含め)幸せな気分になっている場合とがある。一見悲劇的に見えても本当に悪い結果であるとは言い切れず、客にとってはむしろ喜ばしい結果とも言える、と作者の藤子不二雄Ⓐがコメントしている。破滅パターンが多い中、少数だが物語の結末が他の悲劇的な話とは異なる作品がある。特に喪黒と関わり持ったが、危害を受けず現実世界で無事に生活している話を通称ハッピーエンドと言われている。最悪な結末を回避し現実世界で生活している。(ハッピーエンド)最悪な結末は回避出来たが現実世界から離別したり、肉体精神的に異常をきたしたりする。喪黒が関わらず、客自身や周囲が原因の場合物語の最後は、客の末路を見届けた喪黒の一言と「オーッホッホッホッホッ…」という高笑いで締めくくられる。また喪黒が去っていくときの背景はその話のメインとなったものの建築物や店舗の場合がある。喪黒と客とは一期一会の関係であるが、アニメ版の第2話「イージー・ドライバー」と第52話「安心カプセル」の2話においては同一人物が登場し(原作では別人)、喪黒によって2度も破滅してしまうという結末を迎えている。アニメSP「湯けむり哀歌」では、アニメ第1話「たのもしい顔」の頼母雄介を始め、他の話の主人公や登場人物たちが高校の同窓として次々と再登場しており、少なくとも家庭崩壊や失職等に陥った後もなんとか社会復帰している様子が描かれている。アニメSP「リストラの男」のラストでは公園で「今仁見手郎の秘密復讐計画帳」の今仁見手郎の子供時代と思われる人物が遊んでいる姿が見られる。また第18話「夢のあと」ではアニメ内で「笑ゥせぇるすまん」を見ている描写がある。初登場時のタイトルは『黒イせぇるすまん』あるいは『黒ィせぇるすまん』であったが、1980年代末のアニメ化にあたり『笑ゥせぇるすまん』に改題された。また、主人公の名字も始めは「もこく」と読ませていたが、アニメ化の際に「もぐろ」に変更された。原作・アニメ・ドラマによって、オチがそれぞれ異なる話がある。1989年10月17日 - 1990年9月25日、1991年3月12日 - 1992年3月24日、同年7月7日 - 9月29日放送。大人向け番組である『ギミア・ぶれいく』内で10分枠のとしてアニメ化され、それまで一般には児童漫画だと思われていた藤子不二雄作品に別の面があることが認知されるきっかけになった。TBS系列では1969年の『ウメ星デンカ』(藤子・F・不二雄作品)以来20年ぶりの藤子不二雄アニメである。真っ暗な画面奥から現れた喪黒が、画面に向かってゆっくり歩きながら迫り来る。背景には以下のセリフが流れる。「私の名は喪黒福造、人呼んで笑ゥせぇるすまん。ただのセールスマンじゃございません。私の取り扱う品物は心、人間の心でございます。ホーホッホッ…」。タイトルコールの後(単独番組化後はここで一旦CMに入る)、「この世は老いも若きも男も女も、心のさみしい人ばかり、そんな皆さんの心のスキマをお埋め致します。いいえ、お金は一銭もいただきません。お客様が満足されたらそれが何よりの報酬でございます。さて、今日のお客様は…」という喪黒の声が流れる導入部となる。そして、客の顔・氏名・年齢・職業が出た後にサブタイトルが表示され、喪黒の笑い声とともに物語は始まる。アニメはヒットし、『笑ゥせぇるすまん』の知名度を押し上げた。夜9時以降の放送に加えて、コーナードラマであるため放送時刻も一定ではないにもかかわらず、小中学生にも人気があったという。『漫画サンデー』連載分の原作がアニメ化し尽くされると、オリジナルストーリーのアニメを放送し(ストーリーのアイデアはすべて藤子が提供した)、その後も『中央公論』での連載分の原作を混ぜて放送を続けた。『中央公論』連載分はアニメ化にあたって一部内容が変更されたものもある。劇中の音楽は田中公平、シリーズ構成は梅野かおる、監督は米たにヨシトモ、アニメーション製作は藤子アニメでおなじみのシンエイ動画がそれぞれ担当。ビデオソフトの売上は1991年1月時点で9万本を記録した。『ギミア・ぶれいく』放送終了後もスペシャル版として特番が3回放送された他、1990年代後半まで主に週末の夕方を中心に再放送がたびたび行われた。この特番ならびに再放送から通常のアニメのようにオープニングとエンディングがつき、それぞれテーマソングや各種クレジット、アイキャッチが挿入されるようになった。オープニングとエンディングについては後に『ホワイトアウト』などの小説を書いた真保裕一が演出を手がけた。2015年5月22日、中居正広の金曜日のスマたちへでゴールデンとしては23年ぶりに放送され、さらにスタジオ内で原画が紹介された。なお、『ギミア・ぶれいく』では2回ほど喪黒が実写化して登場している。1回目は視聴者の質問に喪黒が答えるとして、視聴者と同等の姿(実写)になるというもので、この時は作者である藤子不二雄Ⓐが喪黒の目を描いた眼鏡をかけて出演した。2回目は特別編として放送された実写版『笑ゥせぇるすまん』で、この時はまずタモリにオファーを出し、本人は快諾したもののスケジュールの都合が付かず断念。その後は喪黒役を一般公募するも該当者がいなかったため着ぐるみでの登場となった。2013年に待望のDVD版が出たが、版権などがかなり複雑化していた為実現までにかなりの時間を要した。放送元がTBS、アニメ制作はシンエイ動画だが今はテレビ朝日の子会社、販売元のポニーキャニオンはフジテレビの系列会社、連載元の中央公論新社は読売新聞の関係会社とマスコミ各社が関係していると極めて珍しいケースだった題名の右は喪黒が関わった客の名前である。なお、客の名前は第4話からテロップが挿入された。★印は原作つき作品。◆印は第SP話「湯けむり哀歌」で再登場したお客。第10話にはメイキング・オブ・笑ゥせぇるすまん(アニメ制作裏側VTR)も放送されている。『漫画サンデー』連載分の原作のアニメ化は、第21話「空手道」が最後。『中央公論』連載分の原作のアニメ化は、第31話「途中下車」が最初。第37話「月下美人」は原作なしのオリジナルだが、原作での「月下美人」は第44話「月夜のオーキッド」として放送されている。1999年にテレビ朝日系でドラマ化され、同年6月26日から9月18日まで放送された。全10回、平均視聴率8.4%。喪黒役には伊東四朗を起用した。伊東は喪黒を演じるにあたって「この喪黒という男性は絶対に瞬きをしない人間だと思った」といい、収録中に瞬きをしてしまった伊東が自分でNGを申請し、周囲が不思議に思ったことが何度かあったという。各話の「お客様」には知名度の高い俳優を毎回起用した。なお、藤村俊二演じる「魔の巣」のマスターは当初は原作通り一切しゃべらず、喪黒と客のやり取りにも無関心であったが、後半ではしゃべるようになった。また、梨花演じるドラマオリジナルの「魔の巣」の助手も、当初は怪しいジェスチャーをとるだけであったが、後半にはマスター同様しゃべるようになった。ソフト化はされていない。藤子不二雄Ⓐは藤子・F・不二雄とは異なり、自身の作品のパチンコ機化には寛容である。2000年と2001年にはビジネス・ソフトウェア・アライアンス(BSA)と社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)の2団体が共同で行った「違法コピー撲滅キャンペーン」で、ソフトの違法コピーを貸し借りしていた会社員を喪黒が「ドーン!!!!」という呪文とともに奈落の底に突き落とし、最後に「コンピュータソフトの違法コピーは犯罪ですよ。ホーッホッホッホッホッホ」と警告するテレビCMが放送された。このほか、東京都の悪徳商法防止啓発のテレビCM(1991年)や東海旅客鉄道(JR東海)の「きっぷは必ず目的地まで」のポスター(2003年)、当時駅員への暴力が頻発していた東日本旅客鉄道(JR東日本)の犯罪防止啓発ポスター(1999年、管内各都県警察と合同)にも喪黒がPRキャラクターとして使われた。また、覚せい剤乱用防止啓発のビデオにもメインとして登場している。2009年には、千葉県警市川署で振り込め詐欺被害防止の啓発ポスターに起用された。ほかには、NECのファクシミリ「Speax5」や、石川県加賀市内にある温泉旅館のローカルCMなどにも出演している。2011年には、サントリーの黒烏龍茶にも出演。こちらはアニメ版ではなく、原作をアニメーション化した内容になっており、大平透の声で「脂肪にドーン」と唱える。客としてキャラクター化された榊原郁恵、彦摩呂、高橋英樹、山崎弘也(アンタッチャブル)、アントニオ猪木、哀川翔、加山雄三が登場する。CMは第7弾まで用意されており、黒烏龍茶の公式サイトにて視聴が可能になっている。そして2013年3月からは著名人キャラに代わって、主婦達のキャラクター(オリジナル)が登場し、「炭坑節」の替え歌に乗って登場する。2013年11月からパナソニック「テレビドアホン“家じゅうどこでもドアホン”」CMキャラクターに喪黒が起用された。本作の外伝として『喪黒福次郎の仕事』という作品がある。内容は、喪黒福造の弟の福次郎が「痴漢に間違えられた」「ゴルフ中の不正を部下に見られた」など困っている人を素直に助けるというもの。だが稀に人助けが行きすぎて後々お客が不幸になってしまうような話もある(福次郎によってホテルで女の子を振り向かせることに成功した男だったが一方下では男の妻が部屋を訪ねていたなど)。作者は『笑ゥせぇるすまん』を書いている時に「どうやって客を陥れようかという考えにばかり陥ってしまい、自分自身が喪黒福造になっていくような気がした」という。そんな時、本当に困っている人を助ける福次郎を思い付いた。文藝春秋『カピタン』で1997年から連載され、作者自身も「心と体にとてもいい仕事だった」と気に入っていたが、雑誌が廃刊になったため、1998年に全12話、単行本全1巻で終了した。

出典:wikipedia

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