京急富岡駅(けいきゅうとみおかえき)は、神奈川県横浜市金沢区富岡西七丁目にある、京浜急行電鉄本線の駅。駅番号はKK47。高架線がほぼ南北に走り、その高架上にホームがある高架駅となっている。東側の下り線に単式ホーム1面1線、上り線に島式ホーム1面2線があり、あわせて2面3線の構造となる。かつて急行停車駅だったため、有効長はいずれも8両編成対応である。駅舎は高架の東側の高い位置にあり、内部には自動券売機や自動改札機などがある。駅舎から階段が地平に伸びて東口となっているほか、改築前の上りホームへの構内通路を転用した西口が設けられている。3番線は待避線となっており、平日朝ラッシュ時は、後続の特急・快特を通過待ちするための列車が発着する。
この待避線は1987年(昭和62年)4月に設置された。このため、上りホームには発車ブザー(電子電鈴装置)がある。2014年度の1日平均乗降人員は23,494人であり、京急線全72駅中26位。近年の1日平均乗降・乗車人員推移は下表のとおりである。市街地が駅を中心としてほぼ東西方向に開けている。駅の東側を京急本線とほぼ並行するかたちで国道16号が走っているが、当駅からは100mほど離れている。約2km東側に横浜新都市交通金沢シーサイドラインの並木中央駅がある。駅周辺からは主に近隣の住宅地へ向かう横浜京急バスの路線が発着している。西口から南に約100mのところに京急富岡駅停留所、東口から約300mの国道16号上に富岡停留所がある。かつては東口から約500m離れた富岡バスターミナルより、新杉田駅・なぎさ団地・金沢工業団地方面に路線バスが頻発しており当駅からの乗り換え需要もある程度あったが、その後大幅に減便・廃止され、バスターミナルとしては機能していない。1930年(昭和5年)4月1日、湘南電気鉄道が黄金町駅から浦賀駅までを開業させた際、屏風浦駅と金沢文庫駅との間に駅は設置されなかった。同年7月には夏季のみ海水浴客専用仮駅として湘南富岡駅(しょうなんとみおかえき)が開業し、翌1931年(昭和6年)5月に一般の駅に昇格したが、この駅は第二次世界大戦中に海軍横浜航空隊基地(現富岡総合公園)や日本兵器産業工場の社宅付近(現横浜市立富岡小学校付近)を狙った空襲により破壊され営業休止となり、1947年(昭和22年)1月に廃止された。しかし同年3月には元の位置から杉田方約900m、現在の鳥見塚バス停付近に再び湘南富岡駅(しょうなんとみおかえき)が開業した。GHQ専用駅で、一般客の利用は不可能であった。翌1948年(昭和23年)には一般客の利用も可能となり、列車も時間帯を問わず当駅に停車することとなった。その湘南富岡駅も京急の宅地開発に伴って1955年(昭和30年)12月に戦前と同じ位置に移転し、その後京浜富岡駅(けいひんとみおかえき)を経て1987年(昭和62年)6月に京急富岡駅となった。
出典:wikipedia
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