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キュー (ビリヤード)

キュー(Cue)は、ビリヤードにおいてプレーヤーが手球を撞くために用いられる棒状の用具のことである。ビリヤードのプレーにおいて、球を撞く棒状の道具をキュー・スティック(cue stick)、省略してキュー(cue)と呼ぶ。プレーヤーが手球の狙った点を撞きやすいように、大雑把な形状としては先になればなるほど細くなっており、手元の柄に近い部分ほど太くなっている。またキューは大抵の場合、持ち運びができるよう真ん中から2本に分かれるようになっていて、真ん中から先の部分をシャフト、柄の部分をバットと呼び、継ぎ目の部分をジョイントと呼ぶ。分割できないワンピースのキューもある。キューは長さ54〜58インチ(約137〜147センチメートル)、重さ16〜23オンス(約450〜650グラム)程度のものが用いられ、プレーヤーは自分の身長に適した長さのものを使用することが好ましいとされている。しかし、市販品では多様な長さのキューが取り揃えられているとはいえない。また、競技や種目、特定のショットによって、長さや重さが異なったものを使用する場合もある。ビリヤードの競技大会などへ出場する場合、ルールによりキューの長さや重さなど制限が課される場合がある。例えばポケットビリヤードの場合、BCA(Billiard Congress of America)や日本ビリヤード協会のルールではキューの長さが40インチ(約101センチメートル)以上のものを利用しなければならず、重さは25オンス(708.7グラム、日本ビリヤード協会)以下、ティップの直径が15mm以下(日本ビリヤード協会)という規定がなされている。またキューはメーカーごとに様々な装飾が施されたものが作製されており、これらを蒐集するコレクターもいる。キューはそれぞれの競技のボールの大きさ(重さ)に対して最適化されている。キューの太さはキャロム、ポケット、スヌーカーの順に細くなる。重いボールを撞くキャロム競技では、パワーのロスが少ない等の理由で太いキューを用いることが一般的である。原則的には各々の競技に最適化されたキューを用いてプレーするのが望ましいが、キューが本来の目的とする競技と異なる競技をプレーすることは不可能ではない。例として、日本のポケットビリヤードのトッププロだった奥村健は2008年にキャロム競技のプロ選手へ転向したが、ポケット競技から引退する数年前よりポケットビリヤードの大会においてキャロムキューで出場し、全日本選手権で優勝した。類例として日本スヌーカー連盟(JSA)の開催するトーナメントなどはポケット競技用のキューで参加することも認められている。但し、太いキューで小さいボールを撞こうとしても、物理的にあまり下を突くことができないためドローショットに制約が生じる等の様々なデメリットもある。スヌーカーキューは他と異なり先角に金属を使用しているため、ショットの衝撃がシャフトに直接伝わり木部を痛めてしまう可能性があるので他の競技での使用は推奨されていない。ポケット競技にはの3種類のキューが用いられる。また、ポケットキューは狭義ではプレーキューを指す。英Carom Cue。スリークッションに代表されるキャロム競技に用いられる。ボールが大きいため、太くて重量のあるキューが好まれる。ただし、ボールに対して細かい撞点の使い分けが容易なように先端が急速に細くなっているものが多い(キャロムテーパー)。通常のスリークッション等の通常の競技は1本のキューで行うが、アーティスティック・ビリヤードにおいてはマッセショット等のために短いキューを別に用意して用いることもある。スヌーカー競技用のキュー。通常は1本のキューのみを使って競技が行われる。シャフトが細く、軽量であることが最大の特徴である。シャフトの素材にはポケットやキャロムで一般的なメイプルよりもアッシュが使用されることが多く、このため硬い打球感がある。また、分割部がよりバットエンド寄りの3/4キュー(俗にスリークォーターと呼ぶ)や接続部分が存在しないワンピースキューといった、他競技のキューと異なり中央で2分割可能なセンタージョイントを採用しないキューを使うプレーヤーの割合が高い。テーブルがポケット競技より大きいため、通常のキュー及びフォームでは撞けない遠くの手球を撞くために、一時的にバットの後ろに装着してキューの長さを増すエクステンションと呼ばれる用具も存在する。これは、1980年代に6度の世界チャンピオンとなりイギリスにスヌーカー人気を定着させたスティーブ・デイビスが発明したとされ、彼のイニシャルから「SDジョイント」と呼ばれる。以降、先端部よりパーツごとに解説を加える。シャフトは真ん中より先の部分(2分割できるキューの場合はジョイントよりも先の部分)を指し、主にメイプルなどの堅い木でできており、先には破損防止のためにプラスチックや象牙、ベークライトなどのキャップ状のものが付いている。これは先角(さきづの、あるいはフェラル、俗にコツ)と呼ばれる。先角の先には革製のティップが取り付けられ、ルール上、手球に触れてよいのはティップ部分のみとされている。シャフトは大きく分けて、1本の材を削って作られるノーマルシャフトとハイテクシャフト(1つあるいは複数の木材から作成した複数のピースを貼り合わせて1本のシャフトにしたもの)がある。ハイテクシャフトは様々なメーカーから発売され、スピンをかける目的で手球の左や右を撞いた時の横方向のズレ(ディフレクション、トビ)を減少させ、プレーヤーがコースの変化を見越して撞くことの負担を軽減させる効果がある。シャフトはブリッジ(キューの先端を支える、利き腕とは逆の手のこと)をスムースに前後できなければならないため、ニスなどの塗装のないものが好まれるが、曲がりの原因になる湿気からキューを保護するためにFRPやガラス繊維などでコーティングされているものも存在する。新品のシャフトは湿気・汚れ防止の観点からニス塗装されていることもあるが、すべりをよくするために紙やすりなどで研磨し、ニスを剥がすのが一般的である。一方でFRP製のシャフトにおいてはそのような行為は推奨されておらず、滑りの良いビリヤード専用グローブをブリッジを組む手に装着することを推奨することがある。バットとはキューの真ん中より後の部分で柄にあたる。シャフトとは異なりブリッジを通過することはあまりないため、装飾を保護するため全体的にニスで塗装されているものが多い。またキューによってはキュー尻に、さらにエクステンションといわれるバットを継ぎ足すことができるものもある。またバットがさらに分割できるようになっているものもあり、これは分割したバットとシャフトを接続することでジャンプキューとして使用できるようにしたものである(前述のブレイク&ジャンプキュー)。キューはプロダクション・キューとカスタム・キューに大別される。プロダクション・キューは大量生産されているキューで、ビギナー、ライトプレーヤーを含めた一般のプレーヤーの多くが使用している。中でも廉価なものはハウスキューにもよく使われ、装飾も単色の塗装のみのものであったり、柄が入っていても塗装によるものであったりする場合が多いのに対し、比較的高価なプロダクション・キューやカスタム・キューはインレイ(貝殻などを埋め込んだ装飾)や、ハギ(木の組合せによる装飾)などが施されており、また同じような柄であってもその文様が微妙に異なっていたりする。カスタム・キューは吟味された材料を用いた手工品で、装飾も凝ったものが多い。メーカーによってはデザインや各部の仕様をゼロから注文して購入することも可能である。同じデザインのキューが1本しか作られていないようなキューを一本物(いっぽんもの)と呼び、そのようなキューのみを作ることをポリシーとする職人もいる。またカスタム・キューは値段もプロダクション・キューに比べ非常に高価であることが多い。一般にプロダクション・キューよりも良い木材を用いて製作させることから、性能も高いとされる。ビリヤード専門店には貸しキューがほぼ必ず用意されており、たいていの場合は無料で利用できる。これをハウスキュー、俗に芝キューと呼ぶ。これに対し、プレーヤーが自ら買い求め店に持参する私有のキューをマイキュー(和製英語)と呼ぶ。ビリヤード店がプレーヤーから預かっている私有の(private)キューは「プライベートキュー」との掲示され、一般プレイヤーが利用しないように区別される。キューの多くは木製であるためにプロダクション・キューの新品の同一商品においても、使用される木材の成長度合いや採取された年月、部位、また乾燥度合いなどが違うため一本ごとにシャフトやバットのしなり具合などが違う。そのため全く同じ性能のキューは存在しないともいえる。上級者の場合、それぞれのキューの個性を感じ、自分に合ったキューを見つけ、またそのキューの特性にあわせたプレーができるが、あるレベルに達しないプレーヤーは違いが分からないため自分に合うキューも分からず、またプレーのスタイルも確立していないためキューに合わせることもできない場合が多い。従って最初のマイキューなどは、デザインや重さ・振りやすさなどで好みのものを選ぶのが良いとされている。ビリヤードをプレーする時、ほとんどの店に貸し出し用のキューが用意されているため必ずしもマイキューを用意する必要はないが、上述のようにキューは一本一本個性が異なる上、ハウスキューは不特定多数の人間によって扱われるためメンテナンスが行き届いていないことも多い。

出典:wikipedia

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