『人間の條件』(にんげんのじょうけん)は、日本映画。全6部構成で、1959年から1961年にかけて公開された。五味川純平の同名小説の映画化作品である。主人公の梶を通して戦争における人間性を描いた作品。当時の多くのスター俳優や女優をキャスティングした大作であり、特に主演の仲代達矢は監督・小林正樹も感服する演技を見せ、本作以降は黒澤明をはじめとするさまざまな名監督たちと組んで活動することになる。9時間31分に及ぶ全6部の総上映時間は、製作当時の商業用映画としては最長の長さであり、ギネスブックにも掲載されていた(邦訳版では1980年版まで)。また、本作の全6部を一挙に上映したことが、日本の映画館でのオールナイト興行の走りといわれている。テレビでは、1979年1月2日に東京12チャンネル(現・テレビ東京)が開局15年記念事業として全6部を12時間ノーカット(途中ミニ番組による中断をはさむ)で一挙に放送した。これが12時間超ワイドドラマ開始(1981年)の嚆矢にもなった。旧満州帝国を舞台としているが、当時の国際情勢と日中間の国交が無いゆえに、本来の舞台である中華人民共和国でのロケは不可能だったため、主に北海道のサロベツ原野周辺で撮影が行われている。戦闘シーンは陸上自衛隊の協力を受け、北海道内の自衛隊演習地内で撮影された。劇中に登場する九九式短小銃には、分解清掃や戦闘の場面では同自衛隊から貸し出された実銃が使用され、射撃の場面では空包を使用している。第4部の戦闘シーンでは同じく自衛隊の協力でブローニングM1919重機関銃が登場する。ソ連軍との戦闘シーンでは、草で擬装されて輪郭を隠したM4中戦車がソ連軍戦車として登場している。ソ連兵が装備するPPSh-41の小道具が登場するが、第4部では弾倉が逆に付いている。第5部の射撃シーンでは実物に近い形の物が登場するが、寸法は大きい。基本情報に含まれないスタッフは以下の通り。
出典:wikipedia
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