


森川 敏雄(もりかわ としお、1933年(昭和8年)3月3日 - )は、日本の実業家。三井住友銀行名誉顧問。住友銀行頭取、全国銀行協会連合会会長などを歴任した。1933年、樺太豊原市に生まれる。小学校4年の時、父を大洋丸撃沈事件で亡くしたことから、その後の生活は困窮を極めた。高校時代からアルバイトに精を出しつつ、向学に燃えるが、私立大学は無論のこと浪人できるような余裕はなく、背水の陣で東京大学法学部を受験、合格する。1955年4月、住友銀行入行。2店の支店長を歴任後、秘書役を務め、1976年国際管理部長に就任。その後、米国の現地法人であった加州住友銀行に副頭取として赴任。さらに香港支店長を経て、1980年6月取締役に昇格。以後副頭取在任時まで海外部門を担務した。1993年6月、巽外夫からの指名を受け、後継として頭取に就任。イトマン事件や金屏風事件で信用を失った住友銀の信頼回復のため、質実剛健の行風復活に取り組み、翌94年からは関西系としては初めて全銀協会長を務めた。1997年6月、全銀協会長時代在任時、一般委員長として森川を支えた西川善文に後事を託し会長に退いた。
出典:wikipedia
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