トミー・ゲレロ（Tommy Guerrero，1966年9月9日 - ）は、サンフランシスコ生まれのスケートボーダー、ミュージシャン。10代で「」の最も有名なメンバーのひとりとなる。ボーンズ・ブリゲードは社のプロスケートボードチームで、1980年代に一世を風靡した。故郷サンフランシスコの街並みを、ほとんどなんの苦もないかのように滑りぬけていくスタイルで有名である。その姿は、ボーンズ・ブリゲードのほとんどのビデオで見ることができる（『Future Primitive』『』『Public Domain』『Ban This』）。同社を退いた後は、同郷でチームメイトであったとともにスケートボードチーム「リアル」を立ち上げた。スケートボードでの成功ののち、ゲレロの関心は第2の分野に向かった。音楽である。バンド「」、実験音楽グループ「ジェット・ブラック・クレヨン」に所属したが、最も成功をおさめたのはソロアーティストとしてである。その作品はロック、ラップ、ファンク、ソウル、ジャズなど、さまざまなタイプの音楽をミックスしたスタイルのものである。ファンキーな外観とはうらはらに、ゲレロの音楽は極めてロマンティックであり、時にはある種の冷たさすら感じさせる。その音楽性はジャンルを超えてやトータスと共通するものがある。日本では、キユーピーのCMに楽曲を提供していることでも知られる。「It Gets Heavy」はもともとマヨネーズキユーピーハーフのCMのために書き下ろされた曲（CM曲としてのタイトルは「Mayo」）であったが、のちにミニアルバム『Junk Collector』に収録、日本で彼の名が知られるきっかけとなった（さらにのち、ボーカルを追加してアルバム『』に収録）。ゲレロがキユーピーに提供した楽曲は、このほか「Little Blue」などがある。別名義に「Fotraque」。

出典:wikipedia