シルヴィオ・カトール （Sylvio または Silvio P. Cator、1900年10月9日-1952年7月21日または22日）は、ハイチの男子陸上競技選手。1928年アムステルダムオリンピックの銀メダリストである。カトールは、ハイチのラシン・クラブ・アイティアンに所属するサッカー選手であったが、1924年パリオリンピックでは陸上競技の選手として出場した。しかし、結果は走高跳で15位、走幅跳で12位という結果に終わる。カトールは、4年後の1928年アムステルダムオリンピックにも出場した。走幅跳で7m58を跳び、アメリカのエドワード・ハムに16cm及ばなかったものの、銀メダルを獲得した。ハイチの選手で金メダルを獲得した選手はおらず、カトールがアムステルダムで獲得した銀メダルがオリンピックにおけるハイチの最高の成績となっている。オリンピックの1か月後、カトールはパリにおいて、走幅跳で7m93の世界新記録を樹立。この記録は、79年たった2007年現在でもハイチ記録として残っている。カトールは、1932年ロサンゼルスオリンピックにも走幅跳に出場したが、9位に終わっている。カトールは、1946年にハイチの首都のポルトープランス市長に就任。彼の死後、ポルトープランスの多目的スタジアムはシルヴィオ・カトールスタジアムと名づけられた。1958年には、彼のオリンピックの銀メダルと世界記録30年を記念して7種類の切手が発行された。

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