マスター・オブ・リアリティ(Master of Reality)は、イギリスのヘヴィメタルバンド、ブラック・サバスが1971年にリリースした3rdアルバム。ギタリストのトニー・アイオミは、このアルバムからギターのチューニングを1音半下げることを試み始めた。弦のテンションを減らして、彼の傷ついた指(彼は、右手の中指と薬指の先端を事故で失っている)でも弾きやすくするためである。これによって、より低くドロドロとしたトーンが生まれ、このアルバムのトレードマークとなった。歌詞では、ドラッグ・孤独・戦争・神などがテーマとされた。「アフター・フォーエヴァー」では作詞にトニー・アイオミがクレジットされ(これまでのところ、彼が作詞した唯一のサバス作品である)、キリスト教的なテーマが歌われている。オリジナルのアメリカ盤では、いくつかの曲にサブタイトルがつけられ、実際よりも多くの曲が収録されているように見せかけられていた。「チルドレン・オブ・ザ・グレイヴ」のコーダ部分は「The Haunting」、「ロード・オブ・ジス・ワールド」のイントロ部分は「Step Up」、「イントゥ・ザ・ヴォイド」のイントロ部分は「Deathmask」というタイトルがそれぞれつけられていた(アメリカでは、これ以前の2枚のアルバムでもいくつかの曲に同様のサブタイトルがつけられていた)。また、オリジナルのアメリカ盤ではアルバムタイトルが「マスターズ・オブ・リアリティ」という風に誤って印刷されてもいた。イギリスではこのアルバムはチャート5位に達した。アメリカでは、ビルボードのポップアルバムチャートで8位となった。『ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・グレイテスト・アルバム500』に於いて、300位にランクイン。デビュー以来のブラック・サバスのプロデューサーであるロジャー・ベインは、このアルバムを最後に降板した。アルバムの多くの曲が「リユニオン・ツアー」で演奏された。
出典:wikipedia
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