ドリームウェル ("Dream Well") はフランスの元競走馬、種牡馬である。半弟にスラマニがおり、兄弟ともにジョッケクルブ賞（フランスダービー）を制している。1998年4月に3歳で競走馬として遅くにデビューし、デビュー戦以降2戦連続2着だった。デビュー3戦目のフォルス賞 (G3) を制して初勝利を重賞で飾った。次のジョッケクルブ賞 (G1) ではクロコルージュをクビ差で下し、G1初勝利をダービーで決め、次のアイリッシュダービーも制し、2つのダービーを連勝した。以後の勝鞍は4歳時にゴントービロン賞 (G3) を制しただけにとどまったが、G1では2着2回、3着3回と好走し4歳限りで競走馬を引退した。ダービーを連勝した1998年にはカルティエ賞の年度代表馬と最優秀3歳牡馬を受賞している。また、1999年のサンクルー大賞ではエルコンドルパサーに敗れて3着となっている。2000年には日本に輸出されて社台スタリオンステーションで繋養された。そして2001年に初年度産駒が誕生し、2003年より競走馬デビューを果たした。2001年と2002年ははシャトル種牡馬としてニュージーランドでも供用され、ハウヌイファームで繋養されていた。2004年よりフランスのフレスネイ・ル・ビュファール牧場（Haras de Fresnay-le-Buffard）で繋養されている。2008年に産駒の重賞初勝利を初年度産駒のアドマイヤモナークが成し遂げた。サドラーズウェルズ系の種牡馬とあって、産駒は中・長距離で活躍することが多い。成長は遅めの産駒が多い。

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