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アイレス写真機製作所

アイレス写真機製作所(アイレスしゃしんきせいさくしょ)は日本の東京都新宿区西大久保1-437にかつて存在したカメラメーカーである。前身は1949年に設立され東京都港区芝新桜田町(現西新橋)6番地にあったヤルー光学("Yallu Optical Co. Ltd" )である。三橋剛は第二次世界大戦中陸軍造兵廠で兵技中尉として各種光学兵器の生産や修理の監督任務を担当し、戦後はその人脈から岡田光学製ワルタックスの販売等をしていた。ある時新橋のカメラ店で中古のコンタフレックスが10万円で販売されているのを見てこれと同等の製品を作れば売れると直感しすぐさま設計に着手、1947年には二眼レフカメラの設計に没頭していたところ、岡田光学精機(後の第一光学)社長の岡田至弘から金谷相吉という韓国人企業家を紹介されて資金を得、カメラ製造に乗り出すことになった。得た資金で中古旋盤を1台購入、部品の調達は造兵廠時代の人脈を生かしてレンズは小西六(後コニカを経て現コニカミノルタ)のヘキサー50mmF3.5、シャッターはセイコーシャを入手した。事務所は新橋田村町に置き、会社名はヤルー光学、カメラはヤルーフレックスと命名された。ヤルーは金谷相吉の故郷にある鴨緑江の中国名に由来する。1947年7月にはレントゲン用フィルムの生産を優先するため連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)からロールフィルム生産禁止命令が出て120フィルムや127フィルムを使用するカメラの需要が減退していたことも、このカメラの開発を後押しすることになった。1949年に発表され、アサヒカメラ復刊号となる1949年10月号から1950年4月号まで計7回の広告を出し、パンフレットまで用意したが、生産販売には移行しなかった。当時販売されていたどのカメラより構造が複雑で、資材インフレが進んでいた当時もし本格生産に移行していれば作っただけ赤字が増えただろうと萩谷剛は推測している。また1949年にはロールフィルムの生産禁止も解除されていた。会社は一旦整理された。三橋剛は機構がシンプルで製作が容易な6×6cm判二眼レフカメラこそが進むべき道だと考え、社員の小寺桂次が田村町の事務所でローライコードの部品を図面に写し、何度かの試作を経てアイレス写真機製作所を1950年8月に創立、1950年9月に最初のカメラとして6×6cm判二眼レフカメラのアイレスフレックスYIを発売した。折から日本では二眼レフカメラのブームが始まり、この波に乗ってアイレスフレックスシリーズの販売は好調なすべり出しをみせた。二眼レフカメラの売れ行きは好調だったが、三橋剛以下カメラ開発スタッフの決断で1954年6月にアイレス35を発売した。1954年4月のライカM3発表にあたり三橋剛は昔造兵廠で「11S」と呼ばれていた戦闘機機関砲用照準具と同じ機構であることに着目し、その光学系を利用したブライトフレームを持つ二重像合致式距離計ファインダーを設計してアイレス35IIとして発売、このファインダーは「トリミングファインダー」と呼ばれて好評を博し、35mmカメラの分野でもアイレスの地位が確立した。1956年2月カメラ組立部門であった第一工場で若い工員が溶剤を持ったままダルマストーブのそばで転倒し、火災となって第一工場は全焼した。すぐに代替地を検討し新宿区西大久保1丁目にあった4階建ての元倉庫兼工場に移転、1956年7月には落成式を行った。ベルトコンベアを導入して生産能力も完全に復活、幸いアイレス35シリーズの販売は好調であった。1957年2月に三橋剛と小寺桂次は次のステップとしてレンズ交換式カメラを考え、アイレス35Vの設計を始めた。萩谷剛はレチナが念頭にあったのではないかと推測している。当時のユーザーの要求をすべて具現化したが売れ行きは良くなく、その後次々新製品を出すが事業継続不能に陥り、1960年7月に倒産し会社更生法の適用を受けた。レンズブランドは当初はエクセルシオであった。またオリンパス光学工業(現オリンパス)のズイコーや日本光学工業(現ニコン)のニッコールも使用していた。昭和光機を傘下に入れてからは同社のコーラルを使用するようになった。コーラルレンズにはレンズ枚数記号がついているが、表記は日本光学のニッコールについているものとほぼ同じであり、Qが4枚、Pが5枚、Hが6枚、Sが7枚である。また無記号のものは3枚である。オリンパスのズイコーや日本光学(現ニコン)のニッコール等の優秀なレンズを装備し、1950年代の二眼レフカメラブームを表す言葉「AからZまでカメラメーカーの名前があった」の"A"を代表するカメラとなった。ニッコールクラブの会員数で。

出典:wikipedia

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