ゲイリー・レナード・オールドマン(Gary Leonard Oldman、、1958年3月21日 - )は、イギリスの俳優。ロンドンのニュークロス出身。姉は同じく女優のライラ・モース(Laila Morse)。近年の日本での報道では、ファーストネームについてギャリーの発音で表記されることもある。アイルランド生まれの母親と、溶接工の父親との間に生まれた。父親はアルコール依存症で、ゲイリーが7歳の時に家族を捨ててしまう。子供のころから歌やピアノの才能を発揮していたが、後に演技の道を進むようになる。1979年、俳優を志した頃、王立演劇学校への編入を拒否されたが、奨学金を勝ち取ってローズ・ブルフォード・カレッジで学び、演劇の学士号を得た。後に Greenwich Young People's Theatre でも演技を学び、『The Pope's Wedding』で舞台役者として活躍、この作品で Time Out's Fringe Award の最優秀新人俳優賞(1985年~1986年)に輝いた。更に1985年、British Theatre Association's Drama Magazine Award でも最優秀俳優賞を受賞している。映画初出演は1982年の『Remembrance』。1986年の『シド・アンド・ナンシー』では、セックス・ピストルズのベーシスト、シド・ヴィシャスを演じて注目を集めた。エキセントリックな役を演じさせたら当代随一であると評価され、多くの有名な役を演じてきた。例として『レオン』でのノーマン・スタンスフィールド、『ドラキュラ』でのドラキュラ、『不滅の恋/ベートーヴェン』でのベートーヴェン、『JFK』でのオズワルド、『バットマン』シリーズのゴードン、『ロスト・イン・スペース』でのドクター・スミス、『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』のローゼンクランツ、『ハンニバル』でのメイスン・ヴァージャー、『ハリー・ポッター』シリーズのシリウス・ブラック等が挙げられる。ロバート・デ・ニーロと同様に役作りには徹底した姿勢を貫き、オズワルドやベートーベンなどを演じるにあたり十分に役を研究して演技を行う。数々の作品で狂気を含んだ悪役を演じることが多いが、本人は役柄とは対照的に謙虚で子煩悩な性格で、オールドマン本人は「自分に悪役をオファーする連中は、想像力のかけらも無いのだろう」と述べている。悪役のイメージが付きまとっている事に悩んだ時期があり、自分の子供に出演作を見せられないことを気に病んだ。出演した『ロスト・イン・スペース』は、子供から「パパの気持ちは嬉しいけれど、あんな駄作に出ちゃダメだよ」と諭されたというエピソードがある。『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』出演以降から主人公を支えるサブキャラクターを演じることが多くなった。1997年には自分の経験を元に初監督作品『ニル・バイ・マウス』を完成させ、カンヌ国際映画祭パルムドールにノミネートされた。2001年、『ハンニバル』でハンニバル・レクターの宿敵メイスン・ヴァージャーを演じた。この役のために毎日メイクに6時間費やしたという。同年、人気テレビシリーズ『フレンズ』にゲスト出演し、エミー賞にノミネートされた。同業者の間で人気の高い俳優としても知られる。ゲイリー・オールドマンの影響を受けたと公言する俳優にブラッド・ピット、ダニエル・ラドクリフ、シャイア・ラブーフ、クリスチャン・ベール、ジョゼフ・ゴードン=レヴィット、 ジョニー・デップ、クリス・パイン、ジェイソン・アイザックス、ライアン・ゴズリングなどがいる。特にブラッド・ピットはオールドマンを「"GOD"(神)」と称えている。また著名な映画評論家のロジャー・イーバートは、ゲイリー・オールドマンが出ているとその作品のファンになってしまうと語っている。1991年に飲酒運転で逮捕されており、1993年にはアルコール依存症のリハビリセンターに入所したことがある。ユマ・サーマンを含め過去3回の離婚経験があり、3人の息子がいる。また、映画で共演したイザベラ・ロッセリーニと同棲していたこともある。2008年12月29日、19歳年下のジャズシンガー、アレクサンドラ・エデンボローと極秘で結婚式を挙げ、ロサンゼルスに暮らしていたが、2015年にアレクサンドラが離婚申請を申し立て、10月に離婚成立。日本語吹き替えは、佐古正人が最も多く担当していた。佐古が亡くなった後は、安原義人、山路和弘、山寺宏一、辻親八などが担当している。
出典:wikipedia
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