蘂取村(しべとろむら)は、北海道根室振興局蘂取郡に属する村。同じく北方領土に存在する留別村、紗那村、留夜別村に次いで日本で4番目に大きな面積を持つ村であり、日本最北端の村でもある。村名の由来は、アイヌ語のシ・ペッ・オロ(大きい川のところ)から。当該地域の領有権に関する詳細は千島列島及び北方領土問題の項目を、現状に関しては現在の択捉島の項目を参照のこと。択捉島東部にあり、択捉海峡に面している。地勢は留茶留原野(地峡)以東の高地(島に4ヶ所ある高地の東端)にあたり、地形は概ね険阻で活火山である茂世路岳および神威岳、ラッキベツ岳などが幾重にも連なり、標高は1200m程度だが、広い山麓にカモイワッカ岬(日本最北端)、ラッキベツ岬(島の東端)、さらに日本最大(最高落差140m以上)のラッキベツの滝を擁している。中心集落の蘂取は、郡内最大の蘂取川河口に位置し、島内第3の集落として賑わいを見せ、その他の集落も北西岸のオホーツク海側に集中していた。(1945年(昭和20年)8月15日現在)ソ連占領後の蘂取は、ロシア名スラヴノエ()集落となった。のち、島内の大部分が自然保護区に指定され、蘂取村も地元のロシア人さえも立ち入りを制限された地域となった。紗那村からの道路も廃道状態で、ヘリコプター以外で行く事は困難な、寂しい廃村となっている。2003年にはサケマス孵化場の事務所建家が残っていたが、その後倒壊または取り壊された。
出典:wikipedia
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