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オールレンジ攻撃

オールレンジ攻撃(オールレンジこうげき、英語:all range attack)は、アニメ『機動戦士ガンダム』をはじめとする『ガンダムシリーズ』に登場する、架空の兵器における攻撃手法の一種。また、他作品における同様の攻撃手法の俗称として使われる事もある。遠隔誘導攻撃端末を用いたビームやミサイルによる多角攻撃、すなわち複数の攻撃端末を同時に操作し、敵機に向けて全方位から攻撃する攻撃方法を意味する。この戦法は複数の敵を同時に攻撃、あるいは1つの標的に対して自機とは別の方向から攻撃を加えることが可能であり、死角が存在しない。敵にとってはあらゆる方向から攻撃されるため、被弾する確率は高い。しかし、この攻撃方法はサイコミュやフラッシュシステム等の特殊なシステムが不可欠であるため、これを使えるのは宇宙世紀及びアフターウォー作品では主にそれを操作できるニュータイプ用の武器に限られる。劇中では、主に主要キャラクターの中でも特別な異能者とその専用機の「一般将兵には対応さえできない、主要キャラクターをも圧倒する強力な必殺技」として登場する。宇宙世紀におけるファンネルミサイルは、ミノフスキー粒子の影響下でありながらミサイルに誘導性を持たせるためにサイコミュシステムを採用している。アフターウォーにおけるビットモビルスーツは、本体と同等の性能を有する遠隔操作を前提としたモビルスーツ (MS) であるため、本体が活動できる場所であれば使用する空間に左右されない兵器であるといえる。また、ラスヴェートのビットモビルスーツは本体と同じデザインであったため、本体がどれであるかをカムフラージュする効果もあった。ちなみに、シリーズの映像作品を通して「オールレンジ攻撃」という言葉が出てきたのは、最初にオールレンジ攻撃が行われた『機動戦士ガンダム』の第39話「ニュータイプ、シャリア・ブル」のみである。アニメーション映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』を最後にオールレンジ攻撃用兵器はあまり登場しなくなったが、これは元々、巨人同士が挌闘戦をするということを理由づけるためにミノフスキー粒子などの設定を作ったのに、アニメ『機動戦士Ζガンダム』以降の作品ではファンネルを使いすぎており、これでは本来の意図から外れてしまうため、監督の富野由悠季自身があえて使わないようにしたといわれている。これについては、富野自身がインタビューで「(ファンネルを)多用すると戦闘シーンがあまりにも単調になりすぎる」という発言をしている。ガンダムシリーズ第一作『機動戦士ガンダム』と世界観を共有する作品におけるオールレンジ攻撃は、主にニュータイプ及び強化人間がサイコミュ制御による複数の遠隔誘導攻撃端末を用いて行う手法が一般的である。歴史的には一年戦争時、ジオン公国のフラナガン機関にて開発されたニュータイプ専用モビルアーマー・ブラウ・ブロに搭載された有線式メガ粒子砲砲塔が最初である。その後、エルメスに搭載された無線制御の小型宇宙艇・ビットが開発され、さらにグリプス戦役時にはエネルギーCAPを用いたファンネルが開発され、一般化していく。戦後、地球連邦軍も接収した公国軍の施設等から得たサイコミュ及び周辺技術を基に独自の研究を続け、グリプス戦役後には飛躍的な発展を見せる事となる。ニュータイプ対応兵器による戦果は圧倒的なものではあったが、オールレンジ攻撃用兵器を操作可能なレベルのニュータイプはその絶対数が限られており、パイロットの調達が極めて困難であったため、当初は戦略的な決定打とは成り得なかった。しかし、それらは単独の機動兵器としては破格の戦果を達成しており、サイコミュが持つ潜在的な戦術的・戦略的価値は計り知れないものであった。このため、サイコミュ自体の高性能化はもとより、ニュータイプ能力を持たなくてもオールレンジ攻撃に近い戦法を実現する準サイコミュ技術や、人工的にニュータイプを養成、或いは能力を付与するクローニング、強化人間等の開発技術も進められていく。これらの技術はその後幾つかの戦乱を経てより洗練された技術として確立されていくが、人道的見地からの問題点も大きく、地球連邦にとっての仮想敵であったジオン公国残党系諸勢力の衰退と、それに伴う軍縮の動きと共に衰退していったようである。宇宙世紀0100年以後を描いた作品では、ファンネルをはじめとするオールレンジ兵器の登場は少なくなるが、漫画『機動戦士クロスボーンガンダム』シリーズには数種類登場している。その後年の『機動戦士Vガンダム』でもザンスカール帝国のスーパーサイコ研究所で開発された機体にはサイコミュ技術を用いた、オールレンジ攻撃可能な兵器が登場する。TVシリーズと異なる歴史を辿った作品だが、宇宙世紀0203年を描いた小説『ガイア・ギア』ではファンネル技術は大きく進化しており、多数の機体が搭載している。アニメ『機動戦士ガンダム』では、ビットのほかに有線制御式メガ粒子砲などの名称で呼ばれる有線式のオールレンジ兵器が登場する。最も初期のオールレンジ攻撃用兵器であり、ブラウ・ブロに初めて搭載された。有線ケーブルで脳波からの命令を伝達することにより、機体に搭載されているメガ粒子砲砲塔の一部を分離して数十キロメートル以上離れた別方向から攻撃する、それも複数の方向から同時に挟撃することを可能にしたものである。一年戦争末期には、ジオングなどのモビルスーツの腕部に同様の武器が搭載された。小型化は後のビットに比べて容易だったようで、ブラウ・ブロこそ60m超の大型モビルアーマーだったが、後発のジオングやサイコミュ試験用ザクなどでは一般のモビルスーツから逸脱しないレベルのサイズまで小型化され、おもに腕や手を伸ばすイメージを与えるタイプのサイコミュ兵器に搭載されている。なお、現実の有線制御方式は長いケーブルを巻き取った際の収納容積や重量が意外に多大で小型化への障害となるが、劇中においては考慮されていない。一年戦争後は無線式のファンネルが発展したために、有線式のものを搭載した兵器は少ないが、類似した武器がハンマ・ハンマ(未完成)やα・アジールなどに搭載されている。なお『機動戦士ガンダムF91』のラフレシアはテンタクラーロッド125本(25×5)を装備しているが、これは先端にメガ粒子砲とチェーンソーを備えた触手型ユニットでネオサイコミュによって制御される。目次へ移動するビット (Bit) は、アニメ『機動戦士ガンダム』より登場する、無線式のオールレンジ攻撃用兵器。キネティック弾頭型ミサイル兵器の一種である。サイコミュによって脳波で遠隔操作を行う自走式のビーム砲台で、ニュータイプおよび強化人間のみが扱える。ミノフスキー粒子が形成する立方格子の振動伝播を応用したミノフスキー通信を使うことで無線誘導が可能となり、ビットとして結実した。ジオン公国軍のエルメスなどに初めて搭載された。ジェネレーターを搭載していたために大型であったが、後にエネルギーCAPを搭載し小型化を実現したファンネル(ファンネル・ビット)へと発展した。ビットにはジェネレータが内蔵されていたためサイズが大きく、設定では全長8.4mもある(ただし映像ではそこまで大きく描かれていない)。母機のエルメスも全長85.4mもの大型機となっている。これはサイコミュ自体の小型化が難しかったためでもある。なお、アニメ『機動戦士ガンダム』企画段階での名称はドクであった。アムロは「とんがり帽子の付録」と呼んでいた。目次へ移動するファンネル (Funnel) は、アニメ『機動戦士Ζガンダム』より登場する、無線式のオールレンジ攻撃用兵器である。一年戦争に登場したエルメスに装備されていた「ビット」の発展型であり、正式にはファンネル・ビット (Funnel Bit) というが、単にファンネルと呼ぶのが一般的。サイコミュ(感応波によって機械を思考制御するためのシステム)を用いて、母機(モビルスーツ又はモビルアーマー)から分離して無線(正確には通常の電波による無線ではなくミノフスキー通信による)で遠隔操作され、搭載されているビーム砲を用いて攻撃を行う小型兵器である。ファンネル・ミサイルと呼ばれる、ミサイルをサイコミュでコントロールすることにより攻撃を行う兵器もある。最初に登場したファンネルは『機動戦士Ζガンダム』に登場したキュベレイに装備されたものである。名前はその形状が漏斗(ファンネル)に似ていたことに由来するが、これ以降、ファンネルは、この体系の兵器の一般名称となり、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』では漏斗型ではなく、円筒型(ヤクト・ドーガ及びサザビー)のファンネルや板状(νガンダム)のフィン・ファンネルと呼ばれる兵器が登場する。ファンネルはジェネレーターが内蔵されていないのがエルメスのビットとの大きな違いであった。エネルギーCAPの技術向上のため、ファンネル本体内に稼動に必要なエネルギーを蓄積する事が可能となり、そのためジェネレータをファンネル本体に搭載せず、母機(モビルスーツ等)にてエネルギーの充填を行う形で小型化が可能となった。エネルギーを母機にて再充填しながら使用する手間が増える事と活動時間がビットより短くなったのがデメリットであるが、量産化は容易となった。なお、多くの資料では「エネルギーCAPの大容量化」など、メガ粒子砲であることを示す資料も多く存在する。ただし『逆襲のシャア』や『ガンダムUC』映像上での描写は通常のビームと異なっている。しかしフィン・ファンネルのバリアによって防がれる描写もある。νガンダムに搭載されたフィン・ファンネルはジェネレータを搭載し、出力や機能を向上している。ジェネレーターを搭載という特徴は本来のファンネルではなく、元のビットのものだが、これが開発された時代では既にサイコミュ制御兵器の名称として「ファンネル」の方が普及していたため、これらもファンネルの名を付けられている。(ビットと呼ばれる兵器もごく少数ながら存在しているが、これら全てがジェネレーターを内蔵していたものかは不明。漫画『ダブルフェイク アンダー・ザ・ガンダム』に登場するピクセル・ビットはジェネレーターを搭載していたとは考えにくい)『逆襲のシャア』以降の作品では、当初ニュータイプ専用機の必殺の主兵装だったファンネルは、補助装備へとその位置づけが変化してゆく(上記「備考」を参照のこと)。勿論、ファンネルの高性能化は続けられたが、『機動戦士ガンダムUC』ではネオ・ジオン残党軍の物資・人材不足もあり、搭載機はクシャトリヤや前戦争時のヤクト・ドーガ等ごく少数であった。加えて連邦軍による「エネルギー充填のために最短コースで母機に帰還するところを読んでピンポイントで狙う」「サイコミュ兵器端末の装甲そのものは薄いので散弾やネットなどで広範囲に弾幕を張って迎撃、防衛する」「ファンネルにかまわず母機に吶喊して接近戦に持ち込み、パイロットの集中を乱す」といった対サイコミュ兵器戦術の研究が進んだこともあり、徐々に活躍の場は少なくなっていった。しかし、後の宇宙世紀0130年代頃、木星帝国のMAエレファンテなどがオールレンジ攻撃用兵器を搭載している。宇宙世紀0203年頃(小説『ガイア・ギア』)にはニュータイプがほとんど存在しなかったため、制約はあるもののオールドタイプにも使用可能なファンネルが開発されている。目次へ移動するフィン・ファンネル(Fin Funnel)は、アニメーション映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』より登場する、無線式のオールレンジ攻撃用兵器である。νガンダムに搭載された、アムロ・レイ考案のファンネルを指す。ネオ・ジオンのファンネルは小型化されてきた兵器だが、フィン・ファンネルは逆に大型化しジェネレーターを搭載する事で稼動時間を大幅に向上させている。フィン・ファンネルは小型ジェネレータと開放型のメガ粒子加速帯(メガ粒子偏向機)を搭載し、既存のビットなどのサイコミュ制御兵器より遥かに強力なビームで攻撃が可能となっているほか、発生するメガ粒子をファンネル同士の間に膜状に展開して防御障壁とするフィン・ファンネル・フィールドが使用できる。また、それ自体が3つのブロックからなる羽根状のAMBACユニットとして作用するため、これを搭載するモビルスーツの運動性と稼働時間の向上にも成功している上、ファンネルそのものにも高度な運動性と稼働時間を付与することとなった。劇中でギュネイ・ガスが、ファンネルが長時間使用できることに疑問を持っているが、これはフィン・ファンネルが既存のファンネル以上の稼働時間を誇っていることを表している。また、通常のファンネルとは大きく外見が違うため、当初はギュネイ・ガスが放熱板と誤認している。νガンダムに装備されたものは機体が急造だったこともあり、一度射出すると本体に戻すことが出来ない(諸説ある)が、設定上同一機体であるHi-νガンダムではエネルギーの再充電が可能となっている。出力は3MWで1チャージで装弾数7発となる。さらに後の機体であるゾーリン・ソールにはこれをより小型化させた「ゾーリン・ファンネル」が搭載されており、充電の際の母艦的存在となるシールドの裏に2基セットされている。目次へ移動するファンネルミサイル (Funnel Missile) は、小説『ガイア・ギア』『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』などで設定された無線式兵器である。脳波で操作できるファンネルそのものをミサイルとして命中させる武器で、ペーネロペー及びΞガンダムに装備されている。ファンネル・ミサイルとも呼称されている。後に、アニメ版『機動戦士ガンダムUC』で、クシャトリヤ・リペアードの武器としても登場している。これは現地で考案され改修された武器であるとしている。また、原作に於いても、エネルギー切れとなったファンネルや、サイコフレームが組み込まれたバインダーを切り落としミサイルの様に敵機に突撃させて使用する場面がある。初めて設定として言及されたのは『月刊ニュータイプ』1987年11月号に連載されたゾーリン・ソールの解説文であり、同時代(宇宙世紀0203年頃)に登場するマン・マシーンのニュータイプ専用機は、通常のビームタイプのファンネルと共にこのミサイルタイプも装備している機体が多い。富野由悠季の小説では、これ以前の作品でも、ビットやファンネルにビームタイプとミサイルタイプがあるかのような描写が存在している。目次へ移動するインコム(Incom)は、雑誌企画『ガンダム・センチネル』(設定上はアニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』)より登場する、有線式のオールレンジ攻撃用兵器である。準サイコミュ制御による誘導攻撃兵器の一種であり、代表的なものは平たい円盤型である。内部に誘導用のワイヤーが巻かれており、これを繰り出しつつ内蔵推進器によるパルス状のロケット推進を行う事で展開する。ワイヤーは弛みが発生しない様、常に一定の張力が掛けられており、方向変換の際にはリレーインコムと呼ばれる中継器をワイヤー上に射出し、本体のベクトル変更を行う。また、ユニットの回収はワイヤーの巻取りによって行われる。このデバイスの操作は主に前述の準サイコミュによって行われ、ファンネル兵器によるオールレンジ攻撃に近い戦法が実現可能となっている。しかし、コンピュータによるアシストを経てもインコムの制御は2次元的な、比較的単調で読みやすい挙動が限界であり、ファンネルほどの複雑な攻撃機動は不可能である。また、左右一対の二個のみを搭載・運用するのが基本であり、数量においてもファンネルに劣っている。この武器を初めて搭載したのが、地球連邦軍オーガスタ研究所にて開発されたガンダムMk-Vである。この機体は「ペズンの反乱」時に、反乱軍であるニューディサイズの手に渡り使用された。ガンダムMk-Vはニューディサイズが入手した個体の他に2機が存在し、ティターンズのローレン・ナカモトの手引きによって1機がネオ・ジオンに渡り、後に第一次ネオ・ジオン抗争にて運用されるドーベン・ウルフの雛形となった。この機体にも準サイコミュとインコムが搭載されている。また、オーガスタで開発されたインコムの技術はアナハイム・エレクトロニクス社にも伝えられており、同社製のSガンダムにも採用されている。第二次ネオ・ジオン抗争期においては、フィン・ファンネルとインコムの換装を可能とした量産型νガンダムが設計されているが、実戦配備された公式な記録はない。映像作品においては、演出的に普通の有線式サイコミュとの差別化が難しく、わざわざ別個のものとする意義が薄いためにあまり登場していないが、OVA『GUNDAM EVOLVE../10』ではドーベン・ウルフが、OVA『機動戦士ガンダムUC』ではローゼン・ズールやシルヴァ・バレトが登場し、インコムを使用して戦っている。目次へ移動するコンティオはショットクローという有線式の遠隔操作武器を装備している。これはファンネルやインコム等のサイコミュ兵器に類似する武器で、過去のサイコミュ兵器の技術に影響を受けている可能性が指摘されているが、映像でも設定でもサイコミュであることは示されておらず、実際はどのような技術に属するものか、どのように制御・通信を行っているのか明らかにされていない。他にもこの時代には技術の明らかでない有線式・無線式の遠隔操作兵器が複数存在する。(但し「ミノフスキーコントロール」など、一部の遠隔操作においてはミノフスキー粒子の光子振動を利用した無線通信であることが明らかになっている)。Gジェネレーションシリーズに登場するリグ・リング、ザン・スパインの装備している武器に関しては明確にサイコミュ制御と設定されている。オールレンジ攻撃用兵器は上記以外にも多種多様なものが開発された。目次へ移動する『機動武闘伝Gガンダム』におけるオールレンジ攻撃については、詳細は不明である。ガンダムローズに搭載されているローゼスビット (Roses Bit)等が存在する。ローゼスビット (Roses Bit) は、バラの花や蕾を模したビットである。有重力下でも自力で浮遊する能力を持ち、一機に一門のビーム砲を搭載している。ガンダムローズの左肩を覆う可動式シールド内に多数格納されている。宇宙世紀におけるファンネルと同等のようなものであり、脳波コントロールにより操作されるというが、具体的な技術は明らかになっていない。小説版では、直接敵機にぶつけるファンネルミサイルのような描写だった。なお、同系統のものだと思われる武装にジェスターガンダムの使用する「バルーンビット」が存在する。目次へ移動する『新機動戦記ガンダムW』及び関連作品では、オールレンジ攻撃の概念はほとんどないようだが、モビルドール(MD)の大軍を人間の意志で遠隔操作するシステムは存在する。また、無線遠隔操作により同時多数の敵弾の接近・命中を妨害する飛翔体「プラネイトディフェンサー」が存在し、MS「メリクリウス」、「ビルゴ」「ビルゴII」が装備する。外伝作品である「新機動戦記ガンダムW デュアルストーリー G-UNIT」に登場するハイドラガンダムは肩の可動式ビーム砲をワイヤー誘導式の遠隔攻撃端末として使用し、オールレンジ攻撃を仕掛けている。この機体独特のパイロットの精神と直接リンクさせたセンサーシステムの恩恵によるものであるようだが、詳細は明かされていない。目次へ移動する『機動新世紀ガンダムX』におけるオールレンジ攻撃は、主にニュータイプ及び人工ニュータイプがフラッシュシステムを用いて制御を行うのが一般的な手法であり、宇宙世紀における手法と何ら代わりはない。パトゥーリアに搭載されている有線ビーム砲(ゆうせんビームほう、 Wired Beam Cannon)は、宇宙世紀における有線式メガ粒子砲とほぼ同じものであり、またベルティゴに搭載されているビット (Bit) は、宇宙世紀におけるファンネルとほぼ同じものである(ただし重力下でも問題なく使用可能な点がファンネルと異なる)。また、この世界における特色はビットモビルスーツと呼ばれる多数の無人モビルスーツを攻撃端末として用いることが可能という点である。ビットモビルスーツ (Bit Mobile Suit) は、『機動新世紀ガンダムX』より登場した無人モビルスーツ。ニュータイプが母機となるモビルスーツよりフラッシュシステムによって遠隔操縦する。フラッシュシステムの性能により、ニュータイプならば「全ての機体に自分が乗っているように動かせる」という特徴があり、極めて強力無比な戦闘能力を発揮する。ガンダムタイプ各機にはそれぞれ専用の、母機とほぼ同様の能力や武装を有するビットモビルスーツが制作され、母機一機あたり12機のビットモビルスーツが割り当てられ一つの部隊を構成していた。これらのうちガンダムレオパルド用のGT-bit、ガンダムエアマスター用のGW-bitは第7次宇宙戦争でことごとく失われたようで、劇中に登場するのはガンダムX用のGX-bitのみである。親機と同等の性能を持つため、その他のビット(ファンネル)兵器が基本的に小型機動端末機(砲台・ミサイル・突撃端末)であるのに対して、格闘戦や射撃戦、戦略兵器の使用などMSと同等の戦闘が行えるという利点がある。ガンダムタイプ以外でも戦後製作されたラスヴェートのためにビットモビルスーツが制作されている。これは母機と外見が頭部含め全く同じという特徴を持つ。これは敢えて同じ外見にすることで母機の存在を隠匿し、集中攻撃を避ける目的があると思われる。月面基地には自衛用のビットモビルスーツが配備され、D.O.M.E.の意志によって動かされていた。月面基地を制圧しようとするものを退ける一方で、真実を知るべき人々に対してはこれを導く役目も果たした。目次へ移動する∀ガンダムにおけるオールレンジ攻撃は、ターンXが数回使用している。ターンXには宇宙世紀の技術の延長としてサイコミュによる操作系が組み込まれているとされ、機体を頭部・上下半身・両手足に分割し、制御のための頭部を除いた各部分をファンネルのように操ることができる。これはブラッディ・シージ(bloody siege)と呼ばれ、それぞれを小型ビーム砲台のようにして相手をかく乱しながら射撃する戦法で、ゲーム『SDガンダム GGENERATION』シリーズで命名された(過去のシリーズでは「ブラディ・シージ」と表記)。劇中、スモーや∀ガンダムに対して数回使用し、圧倒した。目次へ移動する『機動戦士ガンダムSEED』シリーズにおけるオールレンジ攻撃は、ガンバレルまたはドラグーン・システムと呼ばれる二種類の兵器が主に知られている。ガンバレルは、『機動戦士ガンダムSEED』シリーズに登場する架空の兵器。多数の攻撃端末(飛行砲台)を同時に制御しオールレンジ攻撃を行う広領域戦闘性に優れた兵装である。それぞれのガンバレルは個々に火砲と推進・姿勢制御用スラスターを備え、高い攻撃力と機動力を持つ。これに本体のモビルアーマー(モビルスーツ)が個別に移動・攻撃する事で変幻自在のオールレンジ射撃を行う。なお、具体的な操縦法は不明である。MSまたはMA本体に加え多数のガンバレルを指揮・誘導するには、パイロットには多大な情報処理能力を要求するだけでなく、傑出した特殊な「空間認識能力」を必要とするが、これは具体的にどのような能力かは明かされていない。この制約のため、ガンバレルを使えるパイロットは少ない。また、使用は宇宙空間においてのみであった。母機⇔攻撃端末間の通信方式は有線式のため、Nジャマーの影響はないが(ガンバレルの実用化は、量子通信の実用化以前)、その為攻撃端末の動きに制約がかかり、通信用ケーブルが切断されてしまうと操作不能となる。ガンバレルの主な搭載機は以下の通り。目次へ移動するドラグーン・システム(Disconnected Rapid Armament Group Overlook Operation Network・system:分離式統合制御高速機動兵装群ネットワーク・システム)とは、機動戦士ガンダムSEEDシリーズに登場する架空の兵器。多数の攻撃端末(飛行砲台)を同時に制御しオールレンジ攻撃を行う広領域戦闘性に優れた兵装である。各攻撃端末はドラグーンと呼ばれ、個々にビーム砲と多数の推進・姿勢制御用スラスターを備え、高い攻撃力と機動力を持つ(ドラグーンの稼動に必要なパワーは、母機に戻ることで補給される)。更に、より高い適性(空間認識能力)を持ったパイロットが使用した場合、ビーム砲から放たれる粒子線を再成形し全周囲ビームバリアとしての使用も可能。母機⇔攻撃端末間の通信方式は、大量の情報を遣り取り可能且つNジャマーの影響を受けない量子通信である為、無線での誘導を可能とし、個々の端末の動きに制約が少ない為ガンバレル・システムと比して、より複雑なオールレンジ攻撃を可能とする。一方で無重力の宇宙空間、もしくはそれに準ずる環境でなければ使用出来ないという弱点もあるが、例外も存在する(機動兵装ポッドを参照のこと)。ガンバレル同様その具体的な操縦方法は明らかにされていないが、機体のセンサーから送られる情報をパイロットの脳で処理し、各攻撃端末に送り込むとされる。目次へ移動する 『機動戦士ガンダム00』の舞台である西暦2300年初頭では、以下のようなオールレンジ攻撃用の装備が存在する。操作法はパイロットによる手動のものと、パイロット自身の脳量子波を用いるものの二種類がある。手動タイプのものは使用に特殊な才能は必要としないが、操縦の難易度は高く、やはり使える者は限られていた。後に登場するものは、これにハロなどの機体に搭載されたAIによる補助を受けることで、より複雑な操作を可能としている。脳量子波タイプのものを使用できるのは、脳量子波を操る力を持つイノベイターかイノベイド、超兵などに限られる。主にオリジナル太陽炉搭載機で運用されるオールレンジ兵器の総称。作中に「GNビット」という名の武装は登場せず、共通して「GN○○ビット」(○○はその武装を一言で表したもの)という名を持ち、それぞれの特性はその名に準ずる。以下のバリエーションが登場している。作中では擬似太陽炉搭載機のみに運用されるオールレンジ兵器、またはその総称。ほぼ全ての端末が射撃機能と格闘機能の両方を持っており、遠近・射撃格闘を問わない運用が可能なのが特徴。以下のバリエーションが登場する。ラファエルガンダムが装備している、無線誘導可能な2基の大型クロー。キャノン・クローの形態変化により、GNファング同様白兵戦にも対応可能。それぞれに擬似太陽炉が1基ついており、従来のビットに比べ絶大な破壊力を有する。ラファエルガンダムからバックパックごと分離・変形し、モビルスーツ(セラヴィーガンダムII)として遠隔操作することも可能。目次へ移動する『機動戦士ガンダムAGE』の舞台であるアドバンスド・ジェネレーション(A.G.)では、A.G.115年にヴェイガン側で開発されたXラウンダー専用機、ファルシアに遠隔誘導式のビーム端末「ファルシアビット」が、A.G.164年に出現したヴェイガン製Xラウンダー専用機、ギラーガとガンダムレギルスにそれぞれ「ギラーガビット」と「レギルスビット」が搭載されている。「ギラーガビット」「レギルスビット」はガンダムシリーズに一般的なビーム端末方式ではなく、球状のビームを発生させて遠隔操作する方式であり、ビット本体はそれらの制御ユニットとなる。また、同様のシステムなのかは不明だが、デシル・ガレットのゼダス、クロノスには他の機体を操る能力が搭載されており、特にゼダスはこれによりファルシアを操作しオールレンジ攻撃を行っている。地球連邦側もA.G.164年に登場するガンダムAGE-FXに「Cファンネル」が搭載される。Cファンネルは遠隔操作端末で目標を切断するものであり、遠隔操作だけでなく機体に装着した状態でも近接用の武器として機能する。更にはマニピュレーターに持った状態で実体剣として運用することも可能となっており、変則的かつ多彩な攻撃が可能となっている。また、連邦軍ではエースパイロット用機体のGバウンサーをベースにしたXラウンダー専用機ティエルヴァが開発されている。ティエルヴァの「Tビット」は、ビーム砲と突撃用のドリルブレードが装備されており、他のビーム端末も大型になっている。なお、これらの遠隔操作端末はXラウンダーでしか扱う事ができない。具体的な理由は未解説。目次へ移動する

出典:wikipedia

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