波ダッシュ(なみダッシュ、wave dash)とは、日本語表記における約物のひとつで、波線(はせん、なみせん)を指している。ダッシュ記号(—)の波形であることからそう呼ばれる。日本語における用法の多くはダッシュ記号としての用法と長音符としての用法であり、中国語でも長音符などとして使われることがある。波ダッシュ「」は、日本語Windows XP等の環境下では、表示字形がではなく、右下がりから始まる表示字形に変わってしまうので、本稿を読む際にも注意が必要である。波ダッシュ「」は、音声記号等として用いられるチルダ(~、~)とは異なる文字記号である。しかし日本語Windowsなどでは波ダッシュの代用として全角チルダが不適切に使われるので混乱の元となっている。波ダッシュは、範囲を表すために用いられる。一般に、波ダッシュの前後の語を限界として含む(100人150人の場合は、100人および150人を含む)。日本語では、波ダッシュを「から」と読む。「……から……まで」のように、波ダッシュの後ろの語に「まで」を付けて読むこともある。本文の前に「」と示すような形で使用される。日本語では、この場合は波ダッシュを発音しない。「国技館」「フランス」などのように、発信元などを示す目的で使用される。日本語では、前に波ダッシュがついている場合も含めて、言葉の後ろに「から」とつけて読む。「する」「からの」のように前に記載されている言葉を省略する場合や、「寿限無寿限無」のように後ろが長いために省略する場合、「いつもいつも」などと同じ言葉が続く場合などで使用される。これらの用途はリーダーやダッシュでの用途とほぼ同じである。日本語で読む場合には前に付けて使用する場合は「なになに」や「ほにゃらら」、後ろにつけて使用する場合は「うんぬん」や「なんたらかんたら」、「なんとかかんとか」と読む。長音符(ー)の代わりに用い、滑稽さや口語調であることを表す。また、一般の長音符よりも長いことを示す。(例: ですよね)日本語では、長音符を表記した場合と同じ発音になる。「あ」と複数連続で記述することにより、長さを表現することがある。日本語以外でも日本語の長音に当たる表記を波ダッシュを用いて用いる。また、欧米言語での、日本語の翻訳物において長音を表現する手段として「マクロン」や「サーカムフレックス」を使用する代わりに波ダッシュを利用することがある。また、これと同じようなものに「」や「」などがあり、阿Q正伝などにも使われているが別物である。テレビなどの字幕放送などでは、「」と、BGMや音楽が流れていることを示す目的で使用される。たとえば、テレビ番組においてラジカセの電源を入れて音楽が流れたシーンにおいて使用される場合や、見えるラジオでラジオの番組上では音楽をかけているときに使用される場合がある。「」のような形で、罫線としての波線の代わりに、罫線素片のような使用法で用いられる。「」のような一点鎖線のような例もある。Unicode 7.0以前の仕様書では“下がって上がる” 形)で印刷されていた。。日本では下記に述べる事情により、やむを得ないとはいえ、波ダッシュ (U+301C, WAVE DASH) を使うべきところに全角チルダ (U+FF5E, FULLWIDTH TILDE) を使ってしまう事例が多い。また、波ダッシュ (U+301C, WAVE DASH) が環境によっては、や「?」などへ文字化けを起こす機種依存文字となってしまっている2014年8月の提案書にもとづきこの問題はUnicode 8.0にて訂正され、最新仕様書では、U+301C WAVE DASH(波ダッシュ)に、JIS X 0208の波ダッシュの例示字形と同じ正しい形(“上がって下がる” 形)が記載されている。Microsoft Windowsでは、上記の当時のUnicode仕様書をそのまま踏襲したため問題が生じている。WindowsにおいてWikipediaの項目をテキストソフトにコピー・アンド・ペーストして編集する場合の注意点として、標準で搭載されている「メモ帳」ソフトではUnicodeの波ダッシュ (U+301C, WAVE DASH) の文字「」が表示できるが、。なお、Wikipedia日本語版においては記事内における波ダッシュの使い方がに定められている。波ダッシュ表示用テンプレート
出典:wikipedia
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