宇高国道フエリー株式会社(うたかこくどうフェリー)は、現在サービス業を主軸としている日本の企業。本来は企業名の示す通り宇高航路を主軸とする海運会社だったが、2012年に航路運営を停止させているため海運業者としては休止状態にある。本社は香川県高松市北浜町1番1号。廃止されたJR四国(旧・国鉄)の宇高連絡船は「うこう」と呼称していたが、宇高国道フェリーは海上保安庁の呼称に従い「うたか」としている。国道30号の海上区間を成している岡山県玉野市の宇野港と香川県高松市にある高松港を結ぶ宇高航路を運航していたが、2008年4月から、国道フェリー株式会社に航路を全面移管し、船舶運航事業から撤退した。一方、同航路の移管を受けた国道フェリー株式会社は、「宇高国道フェリー」という航路名称をそのまま引き継いで運航をおこなっていた。同航路においては、瀬戸大橋との対抗上、乗用車については往復割引・回数券・コンビニエンスストアでの割引乗船券を発売するなどの様々なサービスが行われていたが、利用者の減少から2012年10月17日の運航を以って運休となった。以下は休止時点での運行概要である。※ りつりん丸・こうらく丸(初代)は同型船である。※ こんぴら丸から、船首密閉型になる。※ うたか丸の就航から、現行の空色ベースの塗装になり、それに合わせて同時に就航している船も関西汽船ベースの色から塗り直された。※ こくどう丸(初代)・うたか丸は同型船であるが、細部のデザインや装備などが若干異なる。瀬戸大橋開業後も橋の通行料金が高かったためトラックを中心に一定の需要があり、複数会社が競合する状況で20年以上終日等間隔の運行を維持していた。しかし、2008年4月以降は減便を実施し、さらに同年10月と2009年3月に高速道路の大幅な通行料金引き下げがおこなわれると車両輸送は大きく減少した。2010年に一度航路廃止を表明したがこのときは取り下げた。しかし、その後も抜本的な利用状況の好転が見込めないことから、2012年に航路の休止に至った。2013年9月、国道フェリーは10月17日までの運行休止期間を1年間延長することを四国運輸局に届け出た。会社によると、予定される瀬戸大橋通行料金の引き下げ後の水準を見てから運行再開の判断をする予定であるが、現時点では料金水準が示されていないため、休止を延長したという。しかしその後、報道や発表のないまま休止期間が終了となる2014年10月17日を過ぎており、再度の申請がなされていなければ航路廃止となる。なお、運航継続している四国フェリーは、瀬戸大橋のETC通行料金引き下げの影響により、2014年7月に早朝深夜運航の取りやめを含む減便を実施した。高松港乗場にはデイリーヤマザキ国道フェリー高松店と食堂、宇野港乗場にはヤマザキショップが併設されていた。デイリーヤマザキは航路休止後もしばらく営業を続けていたが、2013年8月に閉店した。2010年当時、高松港乗り場では徒歩の乗船客の改札はおこなわれておらず、下船の際に半券を渡すシステムであった。また、高松港・宇野港とも車両を伴わない乗客は2階のデッキの出入り口から乗下船できた(四国フェリーは車両甲板から階段を経由)。香川県がうどん県としてPR活動を始めたのに合わせ、利用拡大策として2012年5月2日から「宇高うどんフェリー」の愛称を使用。船内売店のうどんを値下げするほか、船とタイヤを模した社章のタイヤ部分をうどん県のマークと合わせたシンボルマークを作り、従来の社章との併用をおこなった。航路休止により、この愛称は5ヶ月間のみの使用で終わった。2010年より自社イメージキャラクターとして、岡山県赤磐市在住の漫画家八的暁のデザインによる、マリンルックに身を包んだサーファーの萌えキャラ少女「まりんちゃん」を制定。グッズも販売されていた。キャラクターはのちに長姉「うたか かれん」と次姉「うたか いおん」も加わり、まりんの名を「うたか まりん」と設定し直して「うたか三姉妹」となった。同社では保有していた3隻を就航順に長女「かれん」=こんぴら丸、次女「いおん」=たかまつ丸、三女「まりん」=こくどう丸の担当キャラクターとしてもPRした。2012年には前記の「宇高うどんフェリー」活動に伴い、うたか三姉妹にもうどんの丼を持ったイラストが追加作成された。また三姉妹のツイッターアカウントも開設。さらにフェリーの船内放送も三姉妹が担当するようになった。航路休止が決まると、キャラクターグッズを買い占める動きが出たため、会社側が購入制限を設定する事態になった。最終的に航路休止よりも前にグッズは完売した。
出典:wikipedia
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