『欲望の翼』(原題:"阿飛正傳"、英題:"Days of Being Wild")は、1990年制作の香港映画。1960年代の香港を舞台に、若者たちの恋愛模様を描いた群像劇。“時”を象徴する時計や、“内面”を映し出す鏡、モノローグを多用するウォン・カーウァイ監督のスタイルはこの作品から生まれた。もともと前後篇二部構成の予定で、ラストに九龍城砦の一室で唐突にトニー・レオンが登場し、当時は続編の可能性が取りざたされたが、アイドル時代のトップスターたち多数が集結して共演しており、再集結は予算的に不可能とされていた。結局、物語を踏襲する続編は製作されず、2000年の『花様年華』と2004年の『2046』に役名や設定が一部受け継がれており、この2作が実質的な続編ともいわれる。レスリー・チャン演じる主人公が口にする、「脚のない鳥は飛び続け、疲れたら風の中で眠り、生涯で1度だけ地上に降りる。それが最後の時」は、テネシー・ウィリアムズ作『地獄のオルフェウス』の一節。第10回香港電影金像奨で最優秀作品賞・最優秀監督賞・最優秀主演男優賞(レスリー・チャン)を、第28回金馬奨で最優秀監督賞を受賞した。日本では、1991年の第4回東京国際映画祭で、『デイズ・オブ・ビーイング・ワイルド』の邦題で上映された後、1992年に『欲望の翼』の邦題で劇場公開された。1960年の香港。サッカー競技場の売店の売り子スー・リーチェン(マギー・チャン)は、ある日ヨディ(レスリー・チャン)という青年に口説かれる。1度は断ったスーだったが、やがてヨディに惹かれ始める。だが、結婚を望むスーに対してヨディにはそのつもりはなく、傷ついたスーはヨディの元を去る。やがてヨディはクラブのダンサーのミミ(カリーナ・ラウ)と付き合い始めるが、ヨディの親友(ジャッキー・チュン)はミミに恋心を抱き、傷ついたスーを慰めた警官(アンディ・ラウ)は彼女に惹かれていく……。
出典:wikipedia
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