『金曜ロードSHOW!』(きんようロードショウ!)は、1985年10月4日から日本テレビ系列 (NNN) 29局(テレビ大分を除く)で毎週金曜日に放送されている映画番組。2012年3月30日まで『金曜ロードショー』だったが、4月6日の放送より冒頭タイトルに変更された。改題以降は、映画のみならず単発ドラマ・バラエティ枠としての機能も兼ね備えている(後述参照)。放送時間は21時台から22時台(JST。詳しくは後述参照)。新聞テレビ欄では、「金曜ロードSHOW」「金ロードSHOW」と表記される場合もあるが、現在でも「金曜ロードショー」と表記する新聞社も在る。本項では、改題以前についても併せて記述する。映画のラインナップは他局の映画番組と比べ、邦画・洋画、実写・アニメ、新作・旧作の一方に偏ることなく、バランスが取れている。また、多くの映画が土曜日に封切られることから、シリーズ物の映画の最新作公開に際して、前日の『金曜ロードSHOW!』で前作や関連作が放送されるケースが多い。テレビ初放送作または地上波初放送作も多い。アニメ映画に関しては、前身の『水曜ロードショー』時代から放送されていたが、日本テレビが独占放映権を持つスタジオジブリ作品はとりわけ定期的に放映されている。その他、1985年から1996年にかけて映画監督の藤田敏八や大森一樹(『法医学教室の午後』、『法医学教室の長い一日』)などを起用して、オリジナルのテレビ向け映画(テレフューチャー)を放送した実績があるほか、改名後はテレビドラマも扱っている。年末年始に加え、『日本アカデミー賞授賞式』(2月または3月)と『かぞくムービーAWARD』(5月)と『全国高等学校クイズ選手権』(8月または9月)と『最強の頭脳 日本一決定戦! 頭脳王』(11月または12月)が放送される際は番組が休止となる。※作品によって拡大・遅延の場合あり。60分以上拡大する場合は、20時台のバラエティ番組を休止して、20時台から前倒しで放送する。21:03からスタートしていた時代には、21:00から『今夜のロードショー』(こんやのロードショー)と題したプレ番組が放送されていた。2008年10月3日の日本テレビにおける、21時台の番組のフライングスタート化に伴い、同年9月26日で番組宣伝『今夜のロードショー』が廃止された。そして、10月3日から本編の放送開始が3分繰上がり21:00開始に拡大され、同時に関東地区(日本テレビ)においては、その前の20:54から21:00の時間(それまでの『NNNニューススポット』の枠)に『今夜の…』に替わるプレ番組『まもなく!金曜ロードショー』が新設され、事実上20:54開始となる(ただし『まもなく…』をネットするのは、日本テレビと中京テレビの2局のみ。2009年6月26日までは読売テレビでもネットしていたが、その後天気予報へと切り替えられた。それ以外の系列局はローカルニュースもしくは天気予報の枠に充当するためネットしない)。2011年9月30日の放送を以て『まもなく…』枠は終了した。『水曜ロードショー』が放送日を金曜日に移動する形で、『金曜ロードショー』として放送開始。金曜に番組が移動してからは、解説者水野晴郎の嗜好が反映された作品は世間の嗜好を反映して徐々に姿を消し、毎週の様にハリウッド映画の娯楽作品やアニメ作品などがラインナップされる様になっていった。2010年7月2日からの一時期には「○○月間」、「○○シリーズ」と題して、月ごとに関連性を統一する試みもあった(例:「ジブリ月間」、「日テレMOVIE月間」、「ラブ&ファンタジーシリーズ」など)。2004年12月10日より、地上デジタル放送において番組連動型データ放送を実施。放送作品の紹介や次回予告の案内を行うほか、2010年からは場面ごとの解説を表示する「シーンガイド」をアニメ映画を中心とした一部の作品で行っている。さらに2006年8月4日からは、HDリマスターを含むハイビジョン放送が開始。2010年10月1日からは他局同様、デジタル放送のみ洋画作品でもステレオ放送(2か国語放送・解説放送を含む。副音声は「ステレオ2」)を開始した。2010年10月1日から2012年3月30日までは、19時台から20時台に単発特別番組枠『金曜スーパープライム』が編成されており、2時間拡大放送する場合、本番組は休止となっていた。2012年3月30日の放送を以って『金曜ロードショー』としての放送を終了し、4月6日からタイトルを『金曜ロードSHOW!』に変更。映画のみならず年間4本程度のスペシャルドラマを制作・放送することとなり、その第1弾として同年7月27日に『家族、貸します 〜ファミリー・コンプレックス〜』(脚本:鴻上尚史)が放送された。2013年4月からはさらにリニューアルされ、映画・スペシャルドラマに加え、バラエティ番組も放送されることになった。バラエティの第1弾として同年5月3日に『池上彰くんに教えたいニュース』が放送された。しかし、依然として映画メインで現在に至る。2013年10月11日放送の『舞妓Haaaan!!!』では、番組初の試みとして主演の阿部サダヲと監督の水田伸生によるオーディオコメンタリーが副音声で放送された。2016年1月15日放送の『天空の城ラピュタ』では、『バルス』までのカウントダウンが表示され、シータとパズーが「バルス」と言った瞬間にデータ放送が崩壊する演出が行われた。本番組は他の映画番組と比べてアニメーション作品を放送する比率が極めて高い。2010年以降は毎年10本以上のアニメ映画(当番組用に制作されたテレビ映画を含む)を放送している。特に、スタジオジブリ作品の地上波での放映権を日本テレビが独占的に有している関係で、ジブリ最新作の公開時期になると、宣伝を兼ねて過去のジブリ作品を放送するのが恒例となっている。最新作の公開が無い年でも、夏休み期間を中心に年に5本程度が放送され、一度放送された作品はおよそ2・3年ごとに再放送される。ジブリ作品に関してはエンドロールを含め、ノーカット放送されるのが原則となっている。また、唯一のテレビスペシャルとして制作されながらも本放送以来一度も『金曜ロードショー』枠での放送実績が無かった『海がきこえる』が2011年7月15日に『コクリコ坂から』の公開に合わせて『ゲド戦記』と共に『金曜特別ロードショー』として2本立てで放送された。ジブリ作品以外では『ルパン三世』シリーズ、『名探偵コナン』シリーズ(2009年度以降)、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ(宣伝協力として日本テレビが関わっている)、細田守監督作品(スタジオ地図作品)などが放送されている。既存の公開作品に加え、『ルパン三世』については新作テレビスペシャルが1988年から2014年・2015年を除く毎年放送されている(かつては夏の放送が多かったが、2009年度以降は冬に放送している)。その他にテレビスペシャルを放送した作品は『タッチ』、『シティーハンター』、『はじめの一歩』、『DEATH NOTE』など。『タッチ』はフジテレビ系列で本放送されたが、フジテレビが再放送権を喪失したために、日本テレビでの再放送・テレビスペシャルの放送が行われていた。2014年12月26日には『名探偵コナン』のテレビアニメ2時間スペシャル企画『名探偵コナン 江戸川コナン失踪事件 〜史上最悪の2日間〜』が放送された。アニメ史上初めて原作漫画の原作者と出版社が異なる作品がひとつのアニメとして放映された『ルパン三世VS名探偵コナン』も、2009年3月27日に同枠で放送された。『水曜ロードショー』が『水曜特別ロードショー』と題した時と同様に『金曜ロードショー』時代にも、長時間映画を放送する場合や超大作映画を放送する場合、日本テレビ製作のヒット作を放送する場合、死去した名優の作品(主に追悼特別企画)を放送する場合、映画として公開されていない本番組のための撮り下ろし作品を放送する場合などは『金曜特別ロードショー』(きんようとくべつロードショー)というタイトルとして放送された。2011年2月11日には『沈まぬ太陽』を4時間本編ノーカットで放送。番組開始以来、邦画では最長時間作品となった。『金曜特別ロードショー』としてのタイトルでは、ジブリ作品のノーカット放送、『ハリー・ポッター』シリーズなどの長時間作品、『ルパン三世』などアニメ作品の新作テレビスペシャル、『太陽にほえろ!』、『あぶない刑事フォーエヴァーTV SPECIAL'98』といったドラマスペシャルなどがある。なお、2003年6月と2008年3月に放送された『タイタニック』は金曜日・土曜日の2日連続企画だったため、翌土曜日にも『2夜連続特別ロードショー』のタイトルで放送された。また、映画本編とセットでその作品と絡めた特別番組を放送する場合もあった。参考として、2010年2月5日には、19:56から「金曜特別ロードショー『崖の上のポニョ』テレビ初登場 直前スペシャル!!“ポニョはこうして生まれた”」と題した特番ののち21:00から23:04まで『崖の上のポニョ』本編が放送された。同年11月19日には、19:00からの『金曜スーパープライム』枠を吸収する形で『金曜特別ロードショー ハリー・ポッター4時間SP』を20:00までは第1部『ハリポタ好き芸能人VS「賢者の選択」フロリダ&ロンドン絶叫ツアーSP』として、22:54までは第2部『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』として放送された。なお、『金曜特別ロードショー』の場合は作品によってプレ番組の放送が無かったり、時間枠の拡大により19時台・20時台のバラエティ番組を休止とすることがある。これは『金曜ロードSHOW!』に改題されてからも継続されている。関東地区、ビデオリサーチ調べ。※出典「金曜ロードショー ベスト30ランキング」テーマ曲は有名アーティストに依頼しており、今までにピエール・ポルト、久石譲、岩代太郎、大野哲二が起用されている。テーマ曲「フライデー・ナイト・ファンタジー」をBGMに、夕日と海とヨットハーバーの2代目(フィルム映像。1985年10月4日 - 1997年3月28日。作曲&演奏はピエール・ポルト&ヒズ・オーケストラ。Tpのソロは、日本人トランペット演奏家である数原晋が日本で演奏した。当時、実際の演奏者のクレジットがきちんと記載されない事が多かった)製作:宮崎駿、作画・演出:近藤喜文(1997年4月4日 - 2009年3月20日)。テーマ曲は久石譲の「Cinema Nostalgia」「The Moon and The Rabbit」(2009年3月27日 - 2012年3月30日)アニメーション制作:Airside、テーマ曲:「スタンリーの週末」(作曲:岩代太郎)テーマ曲「TGIF(Thank God, It's Friday!)」(作曲:大野哲二)(2012年4月6日 - 2016年3月25日)2016年4月1日放送分以降はオープニングは放送されず、予告の後すぐに映画本編が始まる。『水曜ロードショー』時代から引き続き、水野晴郎が解説を担当していた当時は、当初は、21:03から番組の放送が始まり、オープニング(OP)映像の後、一旦CMを挟んで、水野本人によるその日の放映作品についての解説(基本的には「ご機嫌いかがですか。水野晴郎です」の挨拶の台詞からスタートした)があり、それから本編が開始する形になっていた。なお、『金曜特別ロードショー』として時間枠を拡大するなどして放送する場合には、水野による解説の後、再び一旦CMを挟んでから、本編の放送が始まることもあった。また、映画本編の終了後には、再び、水野本人によるその日の放映作品についての解説があり、その後、水野本人による次回放映作品の紹介(次回放映作品の紹介の後、時々、「水野晴郎の映画がいっぱい」コーナーなどを放送することもあった)を経て、最後は水野本人による「いやぁ、映画って本当にいいもんですね! それではまた、ご一緒に楽しみましょう」(時々、若干だけ変化することもあった。水野の最後の担当回となった97年3月28日放送では、いいもんですね!の後、「さて、私は金曜ロードショーを本日で卒業しますが、映画はこれからもいろいろなすばらしい傑作が出てきます!楽しみですね!では、またいつかお会いしましょう!それでは、ごきげんよう!」と締め括っている)という締めくくりの台詞で終わるのが基本的なパターンとなっていた。劇場公開版でタレント吹き替えを行った者は除外する。『金曜ロードSHOW!』に改題後放送されたスペシャルドラマをここに記する(アニメのテレビスペシャルを除く)。解説放送を実施している。
出典:wikipedia
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