阪神間(はんしんかん)は日本の兵庫県南東部に位置し、同県の県庁所在地である神戸市と大阪府の府庁所在地である大阪市に挟まれた地域。兵庫県の地域区分では尼崎市・西宮市・芦屋市の3市が阪神南県民センター(旧県民局)、伊丹市・宝塚市・川西市・三田市・川辺郡猪名川町の4市1町が阪神北県民局の管轄区域とされており両区域を合わせた7市1町が「阪神間」、もしくは「阪神地域」と定義されている。「間」を付けず「阪神」とする場合は阪神工業地帯のように神戸市および大阪市を含めた定義とされる場合があり、この場合は広義の「阪神」に当たる。最も狭い定義では阪神南県民センターの管轄区域である尼崎・西宮・芦屋の3市のみを指し、やや広く取る場合は阪神北県民局管内でも伊丹市・宝塚市・川西市(衆議院小選挙区の兵庫県第6区に相当)を含めて三田市と猪名川町(この1市1町は衆議院小選挙区で兵庫県第5区に含まれる)を除外する場合がある。なお、気象庁が発表する気象情報の二次細区分域では神戸市全域も含めた8市1町が「阪神」地域とされている。兵庫県の県庁所在地である神戸市を省略した「神」でなく大阪市を省略した「阪」が先に来る理由は、一般に「京都に近い順」だからとされている。「阪神」の順序が確立されたのは明治中期と見られ、阪神電気鉄道が1899年(明治32年)に「摂津電気鉄道株式会社」として設立される以前には社名を「神阪電気鉄道」とする案が存在していた。1929年(昭和4年)に武庫郡西郷町・西灘村・六甲村が、1950年(昭和25年)に御影町・住吉村・魚崎町・本庄村・本山村がそれぞれ神戸市へ編入されるまではこれらの地域も広義の「阪神間」に含まれていたが、現在は神戸市灘区および東灘区となっているため深江文化村など歴史的な文脈の場合を別にして現在の「阪神間」には含めないのが一般的である。同様に、現在は大阪市西淀川区となっている旧西成郡稗島町・千船町など阪神本線の沿線一帯も大阪市への編入までは「阪神間」に含まれる場合があった。阪神間と重複ないし関係する地域区分には以下のようなものがある。ここでは阪神南県民センター・阪神北県民局管内の7市1町に関係するものを挙げる。ナンバープレートは全域で「神戸」ナンバーが交付される。各路線の鉄道駅については個別の路線記事を参照のこと。大阪モノレールの大阪空港駅は敷地の一部が伊丹市に属するが、駅の住所は大阪府豊中市となっている。私立中学校・高等学校に関しては全国有数の密集地域となっている。県立高等学校の学区は長らく尼崎市・西宮市・宝塚市がそれぞれ1市単独、伊丹市・川西市・猪名川町が伊丹学区を形成し、三田市が丹有学区、芦屋市が神戸第一学区に含まれていたが2015年(平成27年)度より複数志願選抜が導入され、芦屋市のみ神戸市と同じ第1学区となる他は第2学区(旧丹有学区の篠山市・丹波市も含む)に統合された。阪神間には国立・公立大学は設置されていないため、以下はいずれも私立である。全市町の公立図書館が阪神地区公共図書館協議会を構成しており、阪神南県民センター・阪神北県民局管内の居住・通勤・通学者を対象に相互利用を実施している。
出典:wikipedia
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