


『RD 潜脳調査室』(アールディー せんのうちょうさしつ)は、プロダクションI.G・士郎正宗共同原作のテレビアニメ作品。なお、「RD」は「Real Drive」の略とされる。2061年、発達したネット社会において誕生したセキュリティ「メタリアル・ネットワーク」(Meta-Real Network、通称「メタル」)により発生する事件を調査する「電脳ダイバー」波留真理と仲間たちが様々な事件に挑む。プロダクションI.Gと士郎正宗による『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』シリーズと共通の設定が登場するが、少なくとも物語上の続編ではなく、『攻殻』の世界観の先にある未来の世界を見せる作品を目指す、言わば「姉妹編」的作品となっている。本編の後に次回予告は行われず、Cパートとして次回のキーとなる一場面、および解説コーナーである「あなたにリアルドライブ!」が放送される。漫画家、上山徹郎の手による精緻なキャラクターは作品のリアリティに深みを与えている。特に女性キャラクターのほとんどが、上山特有のいわゆる「ぽっちゃり体型」で描かれており、身体をひねった際のシワやたるみなど、細部にもこだわりの描写が見て取れる。監督の古橋一浩も、上山のキャラクター造形に格別の思い入れを持っていることをムック『MAKING BOX』(インプレス)のインタビューで明かしている。2012年、フリーダイバーの波留真理は、建設中の人工島沖合で観測実験の最中、「海が燃える」現象に遭遇し、49年間も昏睡状態に陥った。2061年、長い眠りから覚醒した波留は81歳の老人となり、車椅子生活を送らざるを得なくなった。そんな中、波留は旧友・久島永一郎によって、メタリアル・ネットワーク(通称:メタル)の情報を調査する、電理研外部委託調査員に任命される。メタルは、安全で人々の欲望を満たす一方、現実世界(リアル)の世界に歪みが生じたからだ。こうして、波留は蒼井ミナモとバディ(英語で『相棒』の意)を組み、メタルとリアルの間で起きる事件や謎を追うことになる。他に矢沢永吉作曲「回転扉」「YES MY LOVE」「TAKE IT TIME」をインストゥルメンタル化して起用。ただしDVD版では未収録。英語のサブタイトルは全てアルファベットの「i」もしくは「I」から始まっている。ミナモ役の沖佳苗がMCを務める本作の解説コーナー。内容についての解説よりは、携帯サイトの告知や関連商品の紹介が多い。ただし、放送が遅れている放送局へのフォローは無い。そのため、2008年10月以降に読売テレビで放送される分についてはこのコーナーが一部放送されていない。なお、DVDには収録されない模様。アニマックスでの再放送では流されている。
出典:wikipedia
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