ワンダースワンカラー(WonderSwan Color)は、バンダイから発売された携帯型ゲーム機。WSCと略記される。2000年12月9日に定価6,800円(税別)で発売。ワンダースワンの互換機。カラー表示が出来るようになったことが最大の特徴。特記以外はワンダースワンと同様。大きさ、重さとも初代ワンダースワンとほとんど変わらないが、画面がやや大きくなり、横幅も若干伸びている。電池寿命はおよそ三分の二になっているが、それでも電池が1本であることを考えれば他機種より健闘しているといえる。基本的にワンダースワンと共通。カラー画面が売りの本機であるが、先行していたTFT液晶(シャープ製)のゲームボーイカラーやネオジオポケットカラーと違って、かつてのゲームギアと同じSTN液晶のため、スクロールゲームなどでは画面の残像が激しく、コントラストを調整しないと画面も暗い。液晶の残像の問題はTFT液晶(シチズン時計製)に変更されたスワンクリスタルの発売で解決されたが、市場にはソフト同梱版を含めた大量のワンダースワンカラー本体が残ってしまった。ワンダースワン用ソフトも使用できるが、表示はモノクロとなる。逆に、ワンダースワンカラー専用ソフトをワンダースワンで起動すると、そのソフトに内蔵されている警告メッセージ(例:「このソフトはワンダースワンカラー専用です」)がモノクロで表示される。発売当初は、スクウェアのファイナルファンタジーシリーズ初の携帯ゲーム機への移植など話題を呼んだ。その後ファイナルファンタジーIIやIVが発売されたものの、予定されていたファイナルファンタジーIIIが発売されず、大ヒットとはならないまま翌年に発売されたゲームボーイアドバンスに結局は大きく差をつけられることになり、そのまま市場は縮小していった。音楽再生もできるメモリーカードアダプタの企画や、GPSと連携する企画があったが、ワンダースワンカラーの販売不振の結果、頓挫してしまった。古くなると電源ボタンの電導ゴムの導通が悪くなり電源のON/OFF(特にOFF)が難しくなる。後継機のスワンクリスタルはカラーバリエーションを増やしたものの受注生産扱いとなり、最終的にバンダイは独自路線をやめている。ワンダースワンと共通のものが使用できる。
出典:wikipedia
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