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君塚信夫

君塚 信夫(きみづか のぶお、1960年3月 - )は福岡県出身の化学者。現在、九州大学大学院工学研究院応用化学部門の教授であり、同大学グローバルCOEプログラム「未来分子システム科学」拠点リーダー。また、科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業CREST「ナノ界面技術の基盤構築」の研究リーダーを兼任している。福岡県に生まれ、九州大学合成化学科に入学。大学4年時に国武豊喜教授の主催する研究室へと配属される。同大学大学院博士課程に進学するも中途退学、同大学助手に採用される。その後、マインツ大学への留学などを経て、国武教授退任後に同研究室を継承し、新しく君塚研究室を創建した。
初期には、脂質二分子膜形成に関する基礎研究および二分子膜中における色素会合体や、ハロゲン系・カルコゲナイド系半導体の構造制御とそれらの光学特性に関する研究に携わる。その後、超分子会合体の形成に関する基礎研究を展開し、超分子科学の発展に寄与した。自らの研究室を設立後は、金属錯体やナノ粒子を二分子膜でパッキングする手法を見出した。金属錯体については固体状態でしか発現できない特性を溶液中で展開させることや、ナノ粒子については溶液中で精密な1次元会合体を形成させることに成功した。現在は、錯体化学、超分子科学(分子組織化学)、金属・半導体ナノ材料(無機固体ナノ材料)を複合した新奇機能性材料など多彩な研究を展開している。

出典:wikipedia

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