南西石油株式会社（なんせいせきゆ、"Nansei Sekiyu K.K."）は、沖縄県西原町に本拠を置く石油タンク運営会社。ブラジルの国営石油会社ペトロブラスの傘下に入る。2013年現在においては、沖縄県の石油消費量の約6割分を製造している。沖縄県内の最大手の石油販売企業。以前は、アメリカのエクソンモービル傘下の東燃ゼネラル石油の子会社（出資比率：東燃ゼネラル石油87.5%、住友商事12.5%）だったが、2006年9月よりブラジルの国営石油企業であるペトロブラスが買収の交渉を開始。その約1年後の2007年11月10日に両社が合意し、ペトロブラスの子会社であるペトロブラス・インターナショナル・ブラスペトロが全株式を55億円にて買収した。2008年4月にはサトウキビを使ったバイオ燃料をブラジルで生産、南西石油のプラントで貯蔵し、日本国内マーケットへ供給するとしている。また、石油精製量を現在の約3倍に増やすとも発表した。これらの計画は、世界的な景気減速などにより遅れが出ており計画通り進行はしていないが、2008年度の1日の平均生産量は2007年度に比べて約23%増えており、海外輸出量も増えている。さらに2008年9月には沖縄県内で初めてブラジルへの軽油輸出を行い、経営規模は拡大し続けている。2015年3月ペトロブラスが日本からの撤退に伴い、2015年4月に石油精製を停止し、2016年3月には石油製品販売も終了した。2016年10月18日太陽石油が約133億円で買収することを発表。2017年1月には太陽石油の傘下となる予定。施設老朽化のため石油精製は再開せず石油タンク運営と石油製品の販売を行う。NANSEI GREEN BELT PROJECTは、将来的に南西石油の製油所をグリーンベルトで囲むことを目的とした緑化事業プロジェクトである。グリーンベルトのサイト：http://www.nanseigreenbelt.jp/

出典:wikipedia