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七瀬ふたたび

『七瀬ふたたび』(ななせふたたび)は、筒井康隆のSF小説。1972年10月から1974年10月にかけて『別冊小説新潮』『小説新潮』に連作の形で発表された。「邂逅」(初出時は「七瀬ふたたび」)「邪悪の視線」「七瀬 時をのぼる」「ヘニーデ姫」「七瀬 森を走る」の5編からなる。読心能力を持つ火田七瀬の様々な超能力を持つ仲間との交流や敵対者からの逃亡を描く。第7回星雲賞を受賞した。『家族八景』から続く「七瀬シリーズ」「七瀬三部作」の一つである。1979年のNHK『少年ドラマシリーズ』など、5回映像化され、2001年に山崎さやか(現山崎紗也夏)によりコミカライズされている(詳細は後述)。七瀬の家政婦時代を描いた『家族八景』(1972年)、『七瀬ふたたび』(1975年)、本作の後日談にあたる『エディプスの恋人』(1977年)があり、これらを合わせて、七瀬シリーズ、七瀬三部作、七瀬ものと呼ばれることがある。ただし趣は3作で全く異なり、『家族八景』が家庭に篭もる心理ドラマであったのに対して、『七瀬ふたたび』は一転して超能力サスペンスものとなっている。人の心を読む能力を持つ20歳の火田七瀬は、超能力者であることを悟られることを恐れ、家政婦の仕事をやめて母の実家へ帰ることにする。その途中、夜行列車内で同じ人の心を読める能力を持つ幼い少年ノリオと出会い、さらに予知能力を持つ青年恒夫に出会う。恒夫は列車が事故に遭うことを予言し、七瀬らは途中の駅で降りる。その後、他にも超能力者と出会って仲間に加えたり、時には対決する。超能力者たちは迫害されることを恐れ、その能力をみな隠している。北海道でノリオと念動力を持つ黒人青年ヘンリーと生活を始めるようになった頃、超能力者抹殺をもくろむ刑事たちの集団に存在を知られる。NHK少年ドラマシリーズの一作品として、1979年8月6日から18日、18:00 - 18:29に放送された。全13話。半年前にTBS日曜劇場『芝生は緑』(「家族八景」のドラマ化)で七瀬を演じた多岐川裕美の主演。基本的に原作に準じた内容。第8話「家族」は家政婦として七瀬が働くという前作『家族八景』を彷彿とさせるドラマオリジナルエピソードである。本作を収録したマスターテープは、放映終了後、消去あるいは廃棄され、NHKに映像は残されなかったが、一般視聴者が家庭用ビデオで録画した映像が寄贈され、1990年より再び視聴することが可能になった。1990年にはVHSとレーザーディスクで全話が4巻で、2001年からは全集収録のDVD版が3巻で市販されている。本作は「少年ドラマシリーズ」末期の傑作として熱烈に支持された。ヒロイン・火田七瀬を演じた多岐川裕美は、お嬢さん風の雰囲気に、時どきクールな憂いと妖艶さがあり、稀代の当たり役となった。多岐川はSFとの相性の良さを買われて1980年、小松左京原作による角川映画のSF大作『復活の日#映画』のヒロインに起用された。また、石堂淑朗脚本は、七瀬と彼女を慕うエスパーの一行の逃避行の中から、少数民族への抑圧の哀しみをエッセンスとして抽出して評価される。木曜の怪談#七瀬ふたたびを参照主演・渡辺由紀、谷原章介ほか。「七瀬ふたたび 超能力者・完全抹殺」のタイトルで、1998年4月6日から7月6日まで、月曜日24:45 - 25:15に放送された。全13話。監督として、舞原賢三や七里圭、山崎貴らが参加している。原作にある列車事故を六本木のクラブの爆弾事件に置き換えるなど、アクティブでスタイリッシュな映像で、東京都心を舞台に描かれた。1998年にM3エンタテインメントからビデオ化、2009年にメダリオンメディア発売、オルスタックピクチャーズ販売でDVD化されている。2008年10月9日から放送(連続10回)。七瀬の姓の火田の読みは「ひた」ではなく「ひだ」となっており、職業は老人介護施設で働くヘルパー。恒夫の名前は恒介に変更して職業はマジシャン、藤子は大学の研究員、ノリオの名前が朗に、ヘンリーは日本人として登場している。「超能力」は「未知能力」と呼ぶ。NHKのテレビドラマ『ハゲタカ』では劇中に大空電機の商品(パソコンなど)が登場する。『七瀬ふたたび』は、「筒井康隆作家生活50周年記念映画」と題し、原作に忠実に描くことを重視した初の劇場作品。ただし脚本自体は映画化の10年前に完成していた。原作の連載が開始された1972年との時代背景の違いを理由に、結末は大きく異なっている。監督は小中和哉。映画化が難航した一因だった七瀬役は、原作の印象に近いクールビューティが買われて芦名星が抜擢された。原作の筒井はもっとも七瀬らしい七瀬と評している。映画公開を記念し、2010年9月19日にニコニコ動画で秋山眞人による生放送超能力開発講座『超能力ちゃんねる』を配信した。キャッチコピーは「彼女はテレパス 人の心の中を読む」。『七瀬ふたたび プロローグ』は、本編前に上映される10分間の短編映画。映画の前日談にあたり、筒井康隆の大ファンであった中川翔子の初監督作品。主演の芦名星のほか、多岐川裕美が母親役で登場する。『NANASE』のタイトルで漫画化された。『別冊ヤングマガジン』(講談社)で連載された。単行本は講談社ヤンマガKCから全4巻が刊行されている。

出典:wikipedia

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