郴州（ちんしゅう）は中華人民共和国湖南省にかつて設置された州。現在の郴州市に相当する。589年（開皇9年）、隋朝が南朝陳を滅ぼすと新に郴州を設置し、当時は湖南省永興県以南の耒水流域を管轄していた五代十国時代になると州西部に桂陽監が設置され管轄範囲は縮小されている。元代には郴州路、明代には1368年（洪武元年）に郴州府に昇格、1378年（洪武9年）には直隸州とされ、州治の郴陽県が廃止となり省に統合されている。中華民国が成立すると1913年（民国2年）、州制廃止に伴い郴県に改編され、郴州は消滅した。

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