スカートめくりとは着用中のスカートを不意・計画的にめくりあげて下着を露出させる行為である。1960年代から1980年代にかけて、幼稚園児から高校生までの児童・生徒の間で流行した。 スカートめくりを行う心理としては、性的欲求によるもの、気になる相手への悪戯心、果ては特定の個人に対するいじめなどが挙げられる。やり方は至って単純であり、着用中のスカートを手で引き上げ(めくり上げ)て下着を露出させるだけである。小学生低学年までは、過度でない限りは問題視すべきではないという意見もあるが、行為者の年齢がある程度高く、相手の合意がない場合には迷惑防止条例違反、場合によっては暴行罪に問われる場合もある。が、こうした事例(痴漢や有害行為等に解釈される事態)に発展するかしないかは、当事者同士の人間関係や心理状況、行為が行われた時と場合等、あくまで個別具体的な状況や事例を判断基準にせざるを得ない。男性が女性のめくれ上がるスカートに関心を寄せたのは1950年代のマリリン・モンローの時代からだと言われている。映画『七年目の浮気』の作中、地下鉄の風圧にマリリン・モンローのスカートが舞い上がり、それをモンローが押さえるシーンが登場する。後に多くのイラストなどで紹介される事となり、男性がスカートとその中身に対し興味を表す。またこの時代、ラインダンスに見られるような、劇中でスカートをめくり上げるシーンなどがあり、性的意識よりも文化的な意識が強かったため、問題視されることはほとんど無かった。 1970年代に入りメディアとして、永井豪の『ハレンチ学園』に代表されるお色気漫画で取り上げられることとなるが1950年代、1960年代における小学生以下の子供の遊びとは違い対象年齢が上がったため、より羞恥心に注目したものとして女性の側からすれば辟易させられる流行であった。この流行は1990年代に入ってほどなく消沈している。その一因として、早熟化、より赤裸々な行為への関心、男子の性衝動の潜在化などに加えて、予防策としてスカートまたはワンピースの下に見せパン・タイツ・スパッツ・レギンス・トレンカ・ブルマー・ジャージ・ハーフパンツのズボンなどを着用(2種類以上組み合わせて着用する場合もある)し、下着の露出または透けを防止する処置を行っている。未成年から幅広い年代層までの女性がこのような方法を行っており、夏場でも生足で見かけられるケースは大幅に減少している。男子のいたずら、いじめ、悪ふざけとはうらはらに、強風などによりスカートが捲りあがって下着が見えてしまうこともある。例をあげると、1990年代にテレビで放送された「チロルチョコ」のCMで少女3人が川岸で後ろ向きに踊り、途中で自らスカートを捲って白パンツを見せながら踊る設定のCMがテレビで放送されていた。小学校低学年までは、学校の教室で着替える時も男女一緒になるケースもあり、女子自らスカートをたくし上げて男子に下着またはブルマーを見せることもある。競技、応援などで活躍するチアリーダーもジャンプやハイキックで見せることもあれば、自らミニスカートの下に穿いているブルマー(もしくはコスパン)を見せながら直したり、または脱ぎ下ろすのにミニスカートをたくし上げて見せることもある。『ゴリラーマン』11巻では、高校の女子テニス部の部員5人が、白のポロシャツの上にジャンパーを着込み、白のスコート。白のソックスに運動靴の恰好で登場している。中には3人で会話している最中に部員のひとりがベンチから立ち上がり、白のスコートを前から捲り上げながら白のショーツを部員2人に見せている姿が描写されている。乃木坂46の楽曲『おいでシャンプー』のミュージック・ビデオでは、別の内容に変更された。
出典:wikipedia
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